3月30日。
いい天気でした。
街は花盛り。柔らかな風が吹いていました。
息子が巣立ちました。
荷物を載せた台車をゴロゴロ押しながら、背筋を伸ばし
独身寮の奥へ消えて行きました。
振り向かず、まっすぐに。
別れ際、握手しました。お互い指先だけの握手でした。
大きな柔らかな手。
私は何を伝えたか思い出せません。
ただ、泣くまいと我慢する事で精一杯。
助手席に乗り込み
溢れ出す涙を流れるままに・・・・・
それから、遠州灘。ぼんやりと春の風に吹かれて来ました。
いい天気でした。
街は花盛り。柔らかな風が吹いていました。
息子が巣立ちました。
荷物を載せた台車をゴロゴロ押しながら、背筋を伸ばし
独身寮の奥へ消えて行きました。
振り向かず、まっすぐに。
別れ際、握手しました。お互い指先だけの握手でした。
大きな柔らかな手。
私は何を伝えたか思い出せません。
ただ、泣くまいと我慢する事で精一杯。
助手席に乗り込み
溢れ出す涙を流れるままに・・・・・
それから、遠州灘。ぼんやりと春の風に吹かれて来ました。