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シュタイフ社の可愛いアニメーション!

僕はドイツ/シュタイフ社製のテディベアが大好きで、一部お気に入りのモデルをコレクションしていることは何度かこれまでにも取り上げてきたが、そのシュタイフ社が2005年に手がけた公認オリジナルアニメーションのDVDを先日入手した。あの可愛いくまのぬいぐるみが実際に動画となっているということでとても興味が湧き、思わずDVDを購入してしまった。

DVDは18分ほどの短編で、シュタイフのテディベアをはじめとした、あの耳に黄色いタグを付けたシュタイフアニマルたちがストップモーションとCGによって動く映像となっている。タイトルは『Teddy at the Window~テディの窓辺のお話』。シュタイフテディがとある家に住んでいて、この家の窓辺で毎日を過ごしているが、この窓辺での出来事を春夏秋冬を通して全4話構成で描いている内容。まさに絵本を見ているかのようなキュートな内容である。音楽は、村治奏一氏によるクラシックギターの演奏が物語をよりほのぼのな空気感にしている。

第一話/Spring: 春は窓から見る景色が新緑の森。暖かな日差しが差し込む窓辺からウサギくんと一緒に外の形式を眺めていたら、ひらひらと舞う蝶々が飛んできたので、テディは思わず窓を開けてしまい、蝶々との楽しいひと時を過ごすお話。

第二話/Summer: 夏の日の午後、突然部屋が暗くなり、激しい夕立がやってくる。稲妻が走り、大粒の雨が降ってくるが、そこに小鳥がビショビショになって窓辺まで雨宿りにやってくる。テディとウサギくんはこの小鳥を部屋の中に入れてあげて暫く雨をしのぐが、雨が止み、また眩しい日が差し込む中で小鳥が森に帰っていくというお話。

第三話/Autumn: 秋の夕暮れ、テディとハツカネズミは窓辺で落ち葉掃除をしていたが、その夜、窓から外を覗いてみるとたくさんの光が。良く見るとフクロウたちがたくさんこっちを見ていた。そしてテディはウサギくん、猫ちゃんたち仲間を集めて家のリビングで映画の上映会をして楽しむというお話。

第四話/Winter: 雪が舞う冬の季節。テディとウサギくんは雪が積もる外の景色を見ていると、なんとたくさんのペンギンくんたちが行進していた。そして窓辺から外に出ると、頭には雪が落ちてきて、テディとウサギくんはお互いの姿を見て笑いあうというお話。

どれも本当にたわいもない話ではあるが、この短いキュートな映像を見て妙に癒されてしまった。また全てのぬいぐるみがそうであるように、ぬいぐるみだけの意思や力では自由に動いたり、外に出ることはできない。しかし、もしぬいぐるみたちにも自由度が多少あったら、こんな風に窓辺で四季を楽しむのかもしれないなあ、と純粋に思ってしまい、何だか我が家のシュタイフぬいぐるみたちのことを思い出しながら少し感動してしまった(笑)。またおおげさに言うと、人生においてふと立ち止まり、窓辺からの四季を感じる、四季を楽しむことの大切さみたいなことも、この映像から改めて教えて貰ったような気がした。

DVDには特典映像として、列車に乗ったテディの映像が最後に収録されていた。これは『世界の車窓から』ばりに、車窓から流れる外の形式を見ながら、ひたすら車内のテディを見るだけのシンプルな映像なのだが、そこには景色や天候の移り変わりや、テディの表情・顔の角度の変化などが楽しめ、地味ながらちょっとした可愛い映像になっており、不覚にもかなり癒されてしまった週末であった(笑)。

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