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最近メディアを賑わす、ブルース・リー?!

とても嬉しいことに、最近メディアで何かとブルース・リーに関する話題が多い。



ここ数ヶ月で立て続けにブルース・リーに関する本が3冊も出版された。

まず最初は四方田犬彦著の伝記もの、『ブルース・リー 李小龍の栄光と孤独』。こちらは2005年に刊行された本の文庫本化が今年7月に初めて実現したものなので、一応購入したが、中身自体は既に昔読んでいるものだ。



続いては先週発売された、マシュー・ャ梶[著、棚橋志行訳の新しい伝記もの『Bruce Lee A Life(ブルース・リー伝)』。かなり分厚いハードカバー仕様で、定価が5,400円もするのが少々高いが、コアファンとしては一応買わざるを得ない。ブルース・リーの伝記ものはこれまでにもかなり読んでいるので、今回の伝記自体もその中身は特に真新しい内容はなかった。しかし、唯一ブルース・リーが亡くなった際の死因調査や関係者へのインタビューなどがかなり生々しく記載されていた点は注目して読んでみた。また、幾つか巻頭に掲載されていた写真の中に、初めて見るものが数枚あったのは収穫だったと言える。



更に8/26に、文藝別冊『生きつづける魂 ブルース・リー』が突然発売されたのも驚いた。鋳?シ人やみうらじゅんなど、ブルース・リーを愛して止まない人たちによるエッセイ集のような内容で、こちらも特に真新しい内容があるわけでも無いが、最新のエッセイとしてはなかなか面白いものがあったし、改めてブルース・リー師匠の勇姿が纏めて紹介されているのはファンとしては嬉しいものだ。



この3冊の出版に加え、テレビメディアでもブルース・リーの話題が出ることが幾つかあった。まずは、横浜流星が先日出演した『アナザースカイ』。横浜流星は学生時代極真空手をやっていて、全国大会で優勝した経験もある実力者。その関係もあり、番組では香港を訪れたが、案の定ブルース・リー所縁の場所を周った。お約束の九龍のウォーターフロントに立つ有名な銅像へ。



そしてブルース・リーが良く通っていたと言う中華料理店。また、あの『燃えよドラゴン』の映画史上に残る名セリフにしてブルース・リーの有名過ぎる格言、”Don’t Think, Feel!”(考えるな、感じろ!)が生まれた香港郊外の寺院、”青山禅寺”も訪問していた。久しぶりに現場を見てとても懐かしくなったが、観光客も多いらしく、今では現場には映画のシーンを再現するブルース・リーのパネルがあるようだ。




横浜流星は女子に今一番人気の俳優だが、空手をやってて、ブルース・リー師匠が好きとわかってなんだが勝手に親近感を覚えたのと、なかなか骨太で魅力的な俳優であることを改めて認識した。



また最近連日ニュースで香港の大規模なデモが取り上げられているが、このデモを自制する言葉として、ブルース・リー哲学で必ず出てくる言葉、”Be Water”(水のようであれ)がメディアでも取り上げられていた。これは水の強さと柔軟性に例えて、ブルース・リーが生前良く語っていた言葉だ。



最後に残念なニュースもあった。昔ブルース・リーが住んでいた香港の九龍の家が長年壊されずに残っていて、今度ブルース・リーミュージアムとしてリノベーションする計画もあったようだが、この度どうやら資金の手当てが出来なかったようで、ついに取り壊されるとのニュースがつい先週報道された。ブルース・リーの当時の家は貴重な歴史遺産だと思っていたので、重要文化財としてぜひ保存して欲しかったので、とても残念である。もし僕が資産家なら買い取ってミュージアムを建設して館長になるところだが。。。



来年はついにブルース・リー生誕80年を迎える。生きていれば80歳。亡くなって伝説となったブルース・リーがもし今でも生きていればどんな老人になっていたのか想像もつかないが、何とか来年にはまた墓参りにシアトルを訪れたい。


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