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M:Iシリーズ最新作『ゴースト・プロトコル』!

先週、ミッションインャVブル4を見に行った。
待ちに待ったシリーズ最新作で、2006年に公開された
前作『M:i:III』から実に5年ぶりの新作ということで
新たなイーサン・ハントの活躍を楽しみにしていた。



このM:Iシリーズは、毎回“旬”な映画監督を起用してきた。
1996年公開の第一作は、サスペンスの神様で、
僕の大好きな映画監督の一人である、
あのアルフレッド・ヒッチコックのことを
尊敬してやまないブライアン・デ・パルマ監督を起用。
昔アメリカで大ヒットした『スパイ大作戦』を、
007とはまた違った見事なまでの知的なスパイアクションに仕立てた。
映画の撮影方法やカメラアングルなど随所に
ブライアン・デ・パルマらしさが散りばめられた
作品となっていたことにも、当時感激したものである。



そして、その4年後の2000年に公開された
シリーズ第二作『M:I:2』はこれまた旬な映画監督のジョン・ウー
監督を起用。前作とは大きく異なり、ジョン・ウー監督らしい
白い鳩が舞うシーンや、2丁拳銃を空中で撃ちまくるあの
ド派手なアクションでまた違ったイーサン・ハント像を
見事に確立した。そして、シリーズ中最もイーサンの
甘いラブストーリーとしての要素が強い。

2006年の『M:i:III』では、当時テレビドラマの新鋭監督として
有名になっていたJJエイブラムズを起用。彼の初映画監督作品
となった。『M:i:2』とは違い、やや第一作に立ち戻ったかのような
スパイアクションが繰り広げられた。また、シリーズ中で
イーサンの結婚が描かれたり、最も残忍な敵が登場したりと、
これまた新たな試みが魅力であった。

そして今回のシリーズ第4弾は『M:i:4』とは呼ばず、
ゴースト・プロトコルという副題が付けられた。
ロケ地はドバイ、プラハ、インドのムンバイ、バンクーバーなどが
選ばれ、中でもドバイにある世界で最も高いビル、
ブルジュ・ハリーファでの撮影で、
トムが自らスタントをこなしたことは大きな宣伝効果をもたらした。



出演陣は、今回もなかなか味のあるメンバー。
知名度的には低いかもしれないが、『ハートロッカー』で
注目を集めたジェレミー・レナーが抜群の存在感を
放ち、サイモン・ペグがミッションに欠かせないハッカーとして
活躍。冒頭部分で死んでしまうIMF仲間には
人気俳優のジョシュ・ホロウェイ。女優陣はやや物足りないが、
今回のミッションチームの一員で紅一点のメ[ラ・パットン、
敵の殺し屋役にはタランティーノ監督の
『イングロリアス・バスターズ』にも出演していた
レア・セドゥーが登場している。



今回トムとJJエイブラムズによるプロデュースの元、
監督に起用されたのはブラッド・バード。
これまでは『Mr.インクレディブル』や
『レミーのおいしいレストラン』などのアニメ映画監督として知られており、
実写映画の監督としては本作が初めてというから驚きである。



そして、今回BMWの次世代スーパーEVコンセプトカーである
i8が登場するのも今回の魅力だ。



また、映画で流れないのが残念だが、
布袋寅泰があのM:Iのテーマを演奏しており、
シングルとしてリリースされているが、如何にも布袋らしい
ギターサウンドが炸裂する。トムが来日した際にも
トムの前で演奏を披露していた。



今回、あまり魅力的な女優が登場しないのはやや残念ではあり、
またストーリーは相変わらずやや複雑な展開を見せるところ
なども一部不完全燃焼なところが残る。また、トム・クルーズも
来年はいよいよ50歳となるが、やはり以前に比べれば
彼の肉体に衰えがみられるのは仕方のないことだ。
しかし、それでも様々な新しい趣向を凝らしており、
期待されていたミッションインャVブルシリーズの
最新作としては充分合格点となる完成度であった。
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