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人生初の歌舞伎座!海老蔵改め、団十郎白猿襲名披露参戦!

週末、東銀座の歌舞伎座で、人生初の歌舞伎を観賞した。チケット2枚を入手したので、父が亡くなったばかりで気落ちしている母の親孝行になればと思い、母を誘って2人で観賞することに。

歌舞伎と言えば、江戸時代のスーパーエンターテインメントであり、今の時代で言えばジャニーズのようにみんな推しの歌舞伎役者を作って歌舞伎を楽しんでいたのだ。江戸風俗などにも興味のある僕としては、いつもどこかで気になっていたので、機会があればぜひ観たいと思ってきたが、自分でチケットを購入するところまではいかなかったし、チケットも割と高いのでこれまで本当に縁がなかった。しかし、今回仕事上のお客様から、観賞チケットを2枚頂く機会があり、チケットを見てみると、なんとあの市川海老蔵改め、十三代目 市川団十郎白猿襲名披露公演!貴重なプレミアチケットではないかとびっくり!しかも、海老蔵の息子、勧玄くんの八代目 市川新之助としての初舞台でもある。11月7日が初日だったようだが、28日までの約3週間のみの公演である。

このプレミアチケットは23,000円の席で、しかも座席は1階1等席の前から4列目。花道にも近い最高のロケーションで、最高に素晴らしい座席であった。

歌舞伎の予備知識が全くないまま観賞したのだが、演目のパンフ(歌舞伎ではパンフではなく、”筋書き”という)を購入。

昼の部の3演目。最初に『祝 成田櫓賑』という襲名の幕開けを祝う賑やかな舞踊。そして次に勧玄くんの新之助襲名初舞台、早口の言い立てが見所の華やかな一幕『外郎売』。そして最後に市川団十郎による歌舞伎十八番屈指の人気作と言われる『勧進帳』で、これは武蔵坊弁慶の演目だ。多少事前にあらすじを予習して臨んだが、結構思っていたよりわかりやすく、とても見やすかった。

この3演目の合間に“幕間”という30分のインターバルが2回入るが、このタイミングで座席にてお弁当が食べられるということで、開演前に地下のお弁当売り場で、“穴子弁当”を購入。一見小さいと思ったが、開けてみると実は穴子ぎっしりでボリューム感たっぷりのお弁当で、かなり美味しかった。幕の内弁当というのも歌舞伎から産まれたお弁当だが、お弁当を楽しみながら、歌舞伎を観賞するというのは何ともオツである。

どの演目も衣装や舞台セットが華やかで、とても賑やかで楽しい舞台であった。中でも感動したのは、『外郎売』での新之助のパフォーマンス。実に見事で、あの勧玄くんも立派に成長して新之助として独り立ちしたなあ、としみじみ感じながら、思わず母、小林真央のこともダブらせてしまい、親の目線で見てしまって泣きそうになってしまった。

そしてクライマックスの『勧進帳』は、海老蔵改め団十郎の独壇場で、大迫力の舞台ですっかり圧倒されてしまった。間近で見る海老蔵はとてもカッコ良かったし、共演も市川猿之助や松本幸之助などで、何とも豪華な顔ぶれ。普段テレビで見ているような歌舞伎スターが一同に集まって、生で見ることが出来ただけでも本当に貴重な機会で、思わず感動してしまった。

今回、初めて歌舞伎を観賞して、すっかり気に入ってしまった。思ったよりも親しみやすかったし、演目なども知れば知るほど深みがあって、日本の伝統エンタメに触れるという意味でもかなり刺激的であった。こんないい席での観賞は難しいかもしれないが、また機会があればぜひ観賞にチャレンジしてみたいと強く思った。そして、今回は母への親孝行が出来たのも嬉しかったので、チケットを頂いたお客様には本当に感謝感謝である。

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