まずは先日ブログでも紹介した「白い春」が8話までの放映で平均視聴率12.15%と全体の中ではまずまずの数字。地味なタイプのドラマのわりには健闘していると言えるが、個人的には今クールでイチオシのドラマである。続いてこれまた前回ブログで紹介した「アイシテル」が8話終了までで平均視聴率14.02%と大健闘。「白い春」同様、かなり暗い内容ながらもまずまずの数字であろう。昨日放映された9話も感動的で、子供を持つ親としては胸に刺さる思いだ。
「BOSS」がかなりの好成績を叩き出している。初回18.1%でスタートしたものの、２回目は15%台に下落。しかし7話、8話共に17%台に上げてきており、平均視聴率はここまでで16.59%。後発のキムタクドラマ「Mr. Brain」を除けば、今クールで視聴率No.1である。カッコいい刑事を演じる天海祐希の好演により、女性の支持をかなり受けていることが、高い視聴率を支えていると見ている。
そしてやはりキムタク人気と華やかなレギュラー陣、更に毎回変わる豪華なゲスト陣によってトップに躍り出たのが「Mr. Brain」。まだ3話までの放映だが、現在のところ平均視聴率は21.79%でトップ。キムタク主演ドラマとしてはやや物足りない数字ではあるが、一応"視聴率男"の面目は保った。しかし、３話は20%台を割っており、今後の展開次第では平均視聴率が下がってくる可能性もあるので予断を許さないだろう。僕の好きなVan Halenの名曲、「Jump」がテーマ曲となっているのも80'sファンとしては嬉しい限りだ。
意外にも相当健闘しているのが、僕も楽しみにして見ている「臨場」。これこそ地味なドラマだが、内容のある骨太な検死官の物語で、恐らく幅広い層に支持されていると推測する。内野聖陽と松下由樹の演技も素晴らしい。視聴率は8話までで現在平均14.46%で、何と全ドラマの第３位。
思ったように視聴率が伸びないのが、フジの看板ドラマ月9の「婚カツ！」とTBSの「スマイル」。「婚カツ！」は中居正広と上戸彩を投入して臨んだが、平均視聴率11.03%という物足りない数字に留まっている。また松潤とガッキーという２大人気タレント主演で話題となった「スマイル」だが、辛い内容のドラマに、本来のターゲットである嵐 & 松潤ファンからもやや敬遠され、平均視聴率10.12%とこちらも期待のわりには数字が予想外に低迷。
個人的には中井貴一の演技も見ごたえ有り、またガッキーのファンなので毎回楽しみに見ているが、確かに日本に生まれ育ったフィリピン人役の松潤が偏見による辛い差別を受ける姿は、見る方として辛いものがあるのは確かで、松潤ファンなら尚更である。椎名林檎の歌う主題歌はかなり気に入っているのだが。
同じ嵐のメンバーが主演するドラマでも、櫻井翔主演の「ザ・クイズショウ」は８回までで11.63%とまずまずの健闘。嵐ファンによると、「スマイル」よりも、こちらの方が楽しく見られるので気に入っているらしい。掘北真希主演のイケメン系ドラマの血をひく「アタシんちの男子」は、実にくだらなくてありえない物語設定ながらも、一応平均視聴率11.22%を叩き出しており、わりと頑張っている方である。
かなりこけてしまったのが、TBS日曜劇場の「ぼくの妹」。この枠はこれまで幅広い層に支持されたドラマが多く、比較的視聴率もこれまで高い枠だったが、既に全国区となっている長澤まさみと人気俳優のオダギリジョーを今回投入したにも関らず、平均視聴率は8.20%と極度の不振。初回こそ12%だったが、その後6%台なども２話有り、終盤の巻き返しは難しいだろう。僕も一応このドラマを見ていたが、最近はちょっと興味が薄れて息切れしてしまった(長澤まさみはやっぱり最高に可愛いのだが)。
これから6月末に向け、いよいよどのドラマもクライマックスに突入していくが、ドラマの展開も去ることながら、データ好きな僕としては、最終的な平均視聴率も気になるところである。
