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『笑っていいとも!』終了の意味

3月31日、ついにあのギネスにも乗った
長寿番組である『笑っていいとも!』が放送を終えた。
1982年開始から32年。実に8054回の放送とは
途轍もない金字塔である。
夜にはグランドフィナーレとして3時間の
生放送スペシャルが放送された。



1982年と言えば僕はちょうど中学生になったばかりの頃。
B&Bがやっていた『笑ってる場合ですよ』に変わり、
当時はもっとマニアックでアングラなイメージだった
タモリが司会となる新しいお昼のエンタメ番組が
始まると言うことで話題になったのを今でも良く覚えている。

みんな、僕と同世代の人は笑っていいともに対して
似たような思い出を持っている筈だ。まさに青春時代に、
常に笑っていいともは空気のようにそこにあり、
共に年月を重ねてきた同志のようである。



タモリ、たけし、さんまをみんなはビッグ3と呼ぶが、
この3人はみなそれぞれタイプが違い、
それぞれ違う形で人を惹きつける。
その中でもタモリは淡々として、一見オーラや威圧感は無く、
変な邪念のようなギラギラ感も無く、どこか安心する、
人間として懐が広くてホッと出来るような空気感が漂う存在だ。
時には子供のようにはしゃぎ、時には誰も追従出来ない
マニアックな世界を披露し、時には実に大人らしい知性を見せ、
その博識で見識の広さに圧唐ウれるのだ。

夜のグランドフィナーレでは、タモリが憧れる
あの吉永小百合が中継で参加し、タモリも照れ照れ。
僕も吉永小百合は好きなので、この登場を楽しみにしていたが、
あの年齢であの美しさ、可愛らしさは驚くばかりである。




昼の最終回ではたけしがテレフォンショッキングに
登場して花を添え、グランドフィナーレでは、
タモリとさんまのトーク、更にはダウンタウン、
ウッチャンナンチャン、とんねるず、ナイナイ、爆笑問題、
スマップ中居たちが登場し、グダグダだったが、
何とも豪華な共演であった。タモリだからみんな
集められる顔ぶれで、タモリの人望がなせる技だ。



またいいともの元レギュラーが客席に勢ぞろいし、
同窓会さながら。大勢のメンバーがスピーチをしたが、
スマップ香取慎吾や中居くんは涙を見せ、
ローラや柳沢加奈子も号泣。みんなタモリ、
そしていいともへの思い出を語ってタモリを送別した。
この中で鶴瓶のスピーチが実に的確にタモリの特徴を
言い当てていた気がした。タモリは若手倹lの"港"だと。
フジテレビもタモリを港とする新しい番組を考えんとあかんで、と。

笑っていいともは実に多くのお笑い倹lやタレントを
輩出、育成してきた。言わば笑っていいともの
レギュラーになることは、人気のバロメーターでもあった。
その意味でこの育成所が無くなって
しまうのはやはり物足りないのだ。
『笑っていいとも!』が終わるのはとても残念である。

タモリが司会などを務めた番組は、『トリビアの泉』、
『ボキャブラ天国』、今でも司会をする
『ミュージックステーション』、『タモリ倶楽部』、
『世にも奇妙な物語』など色々な番組があったが、
やっぱり笑っていいともが終了すると言うことは
他とは違うインパクトと喪失感がある。
単に青春時代を共にした一番組が終了すると言う事実以上に、
日本の券\界にとって大きな損失だと感じた。



最後はタモリの胴上げでついにフィナーレ迎えた。
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