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2009年のまとめ

2009-12-30 | music : various


今年も残すところあと一日。ここらで、例年の如く一年間のまとめなどを・・・。(記事にしたものはリンク付き)


★2009年アルバム BEST 5★ (2009年リリースのみ)

 1.『Journal For Plague Lovers』 Manic Street Preachers

 2.『The Boy Who Never』 Landon Pigg

 3.『Which Bitch?』 the view

 4.『Raditude』 weezer

 5.『Changing Horses』 Ben Kweller


★2009年ライヴ BEST 10★


1. The Wonder Stuff  @LIQUIDROOM, Tokyo (9/10)
2. Keane @STUDIO COAST, Tokyo (4/24)
3. Ben Kweller @Club Quattro, Shibuya (4/7)
4. James Morrison @SECC, Glasgow (12/3)
5. Teenage Fanclub @Summer Sonic 09, Tokyo (8/9) 
6. The Enemy @Club Quattro, Shibuya (5/21)
7. Jason Mraz @C.C. Lemon Hall, Shibuya (2/24)
8. Levellers @Shepherds Bush Empire, London (11/27)
9. Rod Stewart @Nippon Budokan, Tokyo (3/12)
10. Farrah @Thumbs Up, Yokohama (9/3)


★2009年シネマ BEST 5★


1. パイレーツ・ロック (英/独)
2. スラムドッグ$ミリオネア (英/米)
3. ホルテンさんのはじめての冒険 (ノルウェー)
4. MILK (米)
5. 英国王 給仕人に乾杯! (チェコ/スロヴァキア)
  ※カテゴリー [cinema & drama] に全記事あり


アルバムに関しては、新譜はあんまり買っていないので、今年は5枚の選出しかできなかった。なので、ちょっと苦渋の5枚と言った感じ。
ライヴは例年になくたくさん行けたので、10本選ぶことができた。何と言っても、去年はたったの2本だったのだから。
サマソニやNANO-MUGEN Fesにも行くことができて楽しかったが、NANO-MUGENのマニックスのキャンセルは痛かったな~。早く単独来日してくれー!
そしてやはり圧巻だったのは、ダントツ1位のThe Wonder Stuff(ワンダー・スタッフ)。本当に楽しかった~! HUPツアーで早く戻ってきてね!
BenちゃんとKeane(キーン)は、年に2度も見ることができたので、今回の記事のタイトル写真は彼等に決まり。(笑)
今年期待していたSplitsville(スピリッツヴィル)の来日は、結局実現しなかった。そして、The Redwalls(レッドウォールズ)は年初めにメンバーがどんどん抜けて結局兄弟だけになってしまい、アルバム制作中とのことだが殆んど休止状態。
今年のサプライズはThe Wonder Stuffだったが、来年のサプライズは何かなぁ・・・あるかなぁ・・・。

他にも今年は、映画を劇場に観に行く回数が増えた。DVDだといつでも観れるやっていう気持ちが優先してしまい、結局観ずに過ごしてしまうことが多いが、あの臨場感のある音と迫力ある映像は、当然のことだがやっぱり劇場でしか味わえないので、一度行くとクセになる。
そして、ほぼ定着してきた年2回の海外短期逃亡。いつも似たような時期に行くのは、仕事の関係上まとまった休暇が取れる時期が限られているから。
一昨年、円高だった時にごっそりドルに両替して蓄えていたが、それ以降すっかりUSから遠ざかってしまった。ヨーロッパは歴史も古く、奥が深いので、行く度にいろいろ魅せられてしまう。これは当分続きそうだ。
UKの旅行記はまだ3日目が終わったばかりで当分続くことになるが、旅行記は自分にとっての記録みたいなもの。これが、読んで頂いている方たちにとっての何らかの参考になるかどうかはわからないが、長ったらしくならないように、今回は写真をたくさん使ってなるべく簡潔にしている(つもり・・・)。


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というわけで、今年も一年、ご訪問&つたない文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。
みなさま、よいお年をお迎え下さい。

Thank you for your support, and the New Year will be another happy and prosperous one for you all...

top 10 albums of 2008

2009-01-02 | music : various


明けましておめでとうございます。
今年もたくさんのいい音楽に触れ、感動と刺激をたくさん吸収できればいいなと思います。
そして音楽だけにこだわらず、好きなものを取り上げていろいろ語って行きたいと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いします。


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さて、例年の一年間のアルバムTOP 10をまとめておこう。
旅行記を優先していたのでアルバム・レビューは投稿できていないのだが、9月以降の後半に、特にいいアルバムに出会うことができた。
そして、毎年ライヴのTOP 10も挙げているのだが、2008年に行ったライヴは、The Fratellis(フラテリス)とweezer(ウィーザー)の2本だけという有り得ない少なさだったので、今回はアルバムのみのまとめになる。(記事にしたものはリンク付き)


★2008年アルバム TOP 10 (2008年リリースのみ)★

  1.『We Sing, We Dance, We Steal Things』 Jason Mraz

  2.『Here We Stand』 The Fratellis

  3.『Songs for You, Truths for Me』 James Morrison

  4.『Big Bad World』 Plain White T's

  5.『Kingdom Underground』 Matt Duke

  6.『Warpaint』 The Black Crowes

  7.『Slipway Fires』 Razorlight

  8.『Raise The Dead』 Phantom Planet

  9.『weezer (Red Album)』 weezer

  10.『Perfect Symmetry』 Keane


今回、選出にめちゃくちゃ悩み、予めリスト・アップしていたメモを見ながら位置づけをするのにひと苦労した。
特に上位を選択するのに困り、最終的にこの順番に落ち着いたが、1~4位は甲乙付け難く、同点1位なのだ。それでも悩みに悩んでいちばんTOPに持ってきたのが、Jason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)の3rd。このアルバムに、どれだけ癒されたことだろう・・・。先日このアルバムに、アコースティック・トラックを集めたCDとライヴDVD付の “Expanded Edition” というのが出て、それも購入したのだが、アコースティック・ヴァージョンでのムラーズさんの歌声に、更に癒されている。
そして、これもつい先日リリースされたばかりだが、James Morrison(ジェイムス・モリソン)の2ndが本当に素晴らしく、彼のハスキー・ヴォイスに酔いしれている。
The FratellisとPlain White T's(プレイン・ホワイト・ティーズ)は、とにかく楽曲が良かった。
Razorlight(レイザーライト)とKeane(キーン)の新譜も最近リリースされたばかりだが、両者共さほど期待していなかったのだが、予想以上に良かった。
TOP 10からは漏れたが、Ben Folds(ベン・フォールズ)、Jack's Mannequin(ジャックス・マネキン)、Leeland(リーランド)の新譜、The Red Button(レッド・ボタン)のデビュー作も捨て難い。
そうそう、oasis(オアシス)の新譜も、全く期待せずに聴いたら、これがなかなかの出来だった。

今年は去年よりはライヴに行く回数が増えるだろうか・・・。現時点で行くことが決まっているのは、今月のJack's Mannequin。2年前のライヴが本当に楽しくて、今でも忘れられないし、今回も期待大だ。
Razorlightのアルバムが良かったのでライヴも行きたかったが、仕事のシフトが合わず断念。そして、ムラーズさんとThe Fratellisはもの凄く行きたいのだが、今のところ予定が立たず、チケットは買っていないという状況。

今年は、The Redwalls(レッドウォールズ)の初来日が実現するかも知れないという密かな期待がある。
そしてもうひとつ、ここでは “special” のカテゴリに属する1994年からず~っと大好きなバンドの来日が実現しそうなのである。
そのバンドというのは、当時の名がThe Greenberry Woods(グリーンベリー・ウッズ)で、今はSplitsville(スピリッツヴィル)という、永遠のパワー・ポップ・バンド。
今年新作をリリースし、それに合わせて東京でライヴをやる予定だと、彼らから直接メッセージをもらった。まだいつのことになるかは未定だが、こんな嬉しいサプライズはない。どうか、幻で終わりませんように・・・。

2007年 あれこれベスト

2007-12-30 | music : various


2007年も残すとこあと2日。
The Redwallsのライヴ・レポはまだ続くのだが、年を越しそうなので、その前に恒例の今年のベストをピック・アップ。
(記事にしたものはリンク付き、去年のベストはこちら


★2007年アルバム BEST 10 (2007年リリースのもの)★


1. 『The Redwalls』 The Redwalls
    文句なしの第一位。このアルバム以外に考えられない。
    The Redwalls、2年ぶりの通算3枚目のアルバム。
    メロディの素晴らしさ、“Simple is best” を実感させる傑作。
    今や、私にとってかけがえのないバンドとなった。

2. 『Calling The World』 Rooney
3. 『Fractured Life』 Air Traffic.
4. 『Exile On Mainstream』 Matchbox Twenty
5. 『Traffic And Weather』 Fountains of Wayne  
6. 『Ripe』 Ben Lee
7. 『Voxtrot』 Voxtrot
8. 『Send Away The Tigers』 Manic Street Preachers
9. 『Hats Off To The Busker』 The View
10.『Ga Ga Ga Ga Ga』 Spoon



★2007年ヘヴィ・ローテーション・アルバム BEST 10★


1. 『The Redwalls』 The Redwalls
    もう数え切れないほど聴き、聴けば聴くほど深みにはまっている。
    新しくCDを購入してもこれを聴いてしまい、未聴のCDが溜まってしまっている。
    今月に入ってまたその回数が増えたことは、言うまでもない。
    
2. 『de nova』 The Redwalls
3. 『Calling The World』 Rooney
4. 『Ben Kweller』 Ben Kweller
5. 『Every Second Counts』 Plain White T's
6. 『Fractured Life』 Air Traffic.
7. 『Traffic And Weather』 Fountains of Wayne
8. 『Universal Blues』 The Redwalls
9. 『Sha Sha』 Ben Kweller
10.『Rooney』 Rooney


★2007年ニュー・カマー BEST 5★


1. Air Traffic.
    弾けるピアノ・ロックと乾いたギターのカッティング。
    UKの香り溢れる彼らのサウンドに魅了され、かなりのお気に入り。
    
2. The View
3. Voxtrot
4. The Enemy
5. dbClifford


★2007年ライヴ BEST 5★


1. The Redwalls @Metro, Chicago 12/8 
    今年初めて見たThe Redwallsのライヴ。
    合計で7回見ることができたが、中でもこの日のライヴは圧巻。
    最高に素晴らしかった。レポは後ほど・・・。

2. Jack's Mannequin @渋谷DUO -Music Exchange 1/13
3. Fountains of Wayne @LIQUIDROOM 10/16
4. The View @渋谷クラブ・クアトロ 5/28
5. Leeland @原宿アストロ・ホール 2/6


相変わらずの感情丸出しの選出だが、今年私を最も熱くしてくれたのは、やはりThe Redwallsを置いて他にない。
ずっと読んでいてくれてる方の中には、“あれ?Soul Asylumはどうした?” なんて思っている方もいらっしゃるかも知れないが、大丈夫、彼らはずっと私の心の中に根をはやしている。(笑)
ベスト・ライヴで惜しくもベスト5から漏れてしまったが、The Fratellisの一夜限りの単独ライヴもとても良かった。
まだ記事にしていないのもあるので、追って書いて行きたいと思っているが、来年もたくさんのいい音楽に出会えることを期待。
All the best for the New Year!

LIVE EARTH

2007-07-08 | music : various


昨日、Londonの友達からのメールの、「今日は地球温暖化のコンサートやってる」 というのを読んで、“LIVE EARTH” のことをすっかり忘れていたことに気付き、慌ててネットの無料配信を見た。
しかし、タイミングが悪いのか時間が悪いのか・・・、なかなか目ぼしいアーティストに遭遇せず、ずっと見続けていることもできなかったので、深夜から明け方に放送されたフジテレビのダイジェストを見た。
幸い、翌日の今日が休みだったので最後まで見ることができた。ちなみにCSでは生で放送していたが、うちはCSが見れない。(苦笑)
日本からはLinkin Parkのライヴだけが流れ、その後はLondonとSydneyからのライヴだけだった。
まあ、フジテレビはLondon支局が以前から頑張っていて、かつて 「Beat UK」 という番組も毎週放送されていて当時のブリット・ポップが旬で見ることができた。
だからなのか、放送の殆んどはLondonからのライヴで、NYからのライヴがないのが残念だったが、The Police、スマパン、Bon Joviはちょっと見たかったかも・・・。
でもまだネット配信はやっているので、タイミングが合えば見れるかな・・・。
で、TV放送で嬉しかったのがSydneyでのCrowded Houseと、LonodonからのRazorlightとKeane。
今年再結成したCrowded Houseは名曲中の名曲、「Don't Dream It's Over」 を披露し、かなりおじさんになっていたNeil Finnのあの声は、少し高音が苦しそうだったけど、甘く切ない歌声は変わらず、サビの “へな~、へ~なぁ”(笑) は場内大合唱だった。
Razorlightは 「In The Morning」。さすが本国では絶大なる人気バンド、それはそれは堂々としたパフォーマンスだった。
実はKeaneのパフォーマンスを見るのは初めて。大好きな曲 「Somewhere Only We Know」 が流れたので、寝そべって見ていた私は思わず起き上がった。(笑)
ギターレスのサウンドで、スタジアムでの演奏をあそこまでドラマティックに持って行けることに、たった1曲だけだったが彼らの凄さを垣間見たような気がした。
その他、Duran DuranやSnow Patrol、レッチリも見ることができた。DuranのJohn Taylorは、今も変わらず美しかった!
今回のラインナップは、個人的にはLondonに軍配が上がる。やはりこういうイベンドは、Band Aidの元祖UKが強いのかな・・・。

新譜情報

2007-03-23 | music : various
これからリリースされる新譜を、忘れないように書き留めておこうと思う。(発売順)


★Fountains Of Wayne 『Traffic & Weather』 4月3日(国内盤は3月28日)
  3年半ぶり。最高にPOPなことに違いなし。楽しみ♪


★Limbeck 『Limbeck』 4月10日
  3枚目にしてセルフ・タイトル。ジャケがとってもキュート! こっちも楽しみ♪


★Until June 『Until June』 4月17日
  待望のデビュー・アルバム! 期待大!

★Golden Smog 『Blood On The Slacks』 4月24日
  去年、8年ぶりにリリースしたのに、こんなに早く新作出しちゃっていいの?って感じ。
  でもうれしい。


★Rooney 『Calling The World』 春というだけでまだ日程未定
  アルバム・タイトル曲が泣ける! あ~~~早く聴きたい!!!

★BMX Bandits 『Bee Stings』 5月3日(日本先行発売)
  前作から約1年。早い!でもうれしい。そしてまた来日してほしい。


★Vinyl Candy 『Land』 5月
  Jellyfishのトリビュートも楽しみだけど、こっちの2ndも楽しみ。


★The Send 『Cosmos』 7月31日
  まだまだかなり先だけど、ひとりで全部やってる彼の正体が解明できそうな予感。

★Ruth 『Secondhand Dreaming』 発売日未定
  デビュー・アルバム。すごく私好みの音なので、かなり期待なのだが・・・いつだろう??


まだタイトルが決まっていなく、発売日も未定なのが、The RedwallsとMae。
こうやって忘れないようにまとめておくだけでも、待ちきれなくなる気分を高揚させてくれる。

2006年 あれこれベスト

2006-12-13 | music : various


今年もこういう時期がやってきた。“今年の○○ベスト10” もの。少し早いけど、好み丸出しの “2006年のベスト・シリーズ” を挙げてみる。
(記事にしたものは、リンク付き。ちなみに去年のベストはこちら


2006年アルバム BEST 10 (2006年リリースのもの)


1. 『The Silver Lining』  Soul Asylum
    このアルバム以外に、今年の私のベスト・ワンは有り得ない。
    Soul Asyum、8年ぶりのスタジオ・アルバム。
    衰えのない素晴らしい楽曲の数々、ストレートで熱いロックがここに確実に健在している。
    かけがえのない生涯愛するバンドの、“おかえりなさい” アルバム。

2. 『Lp』  Landon Pigg
3. 『The Land of Pure Imagination』  Roger Joseph Manning Jr.
4. 『Sound of Melodies』  Leeland
5. 『Open Season(Original Soundtrack)』  Paul Westerberg
6. 『Razorlight』  Razorlight
7. 『Alpacas Orgling』  L.E.O.
8. 『Popaganda』  Head Automatica
9. 『Another Fine Day』  Golden Smog
10.『Under The Iron Sea』  Kean


2006年ヘヴィ・ローテーション・アルバム BEST 10

1. 『The Silver Lining』   Soul Asylum
    7月にアルバムがリリースされてから、今でもほぼ毎日通勤のお供に聴いている。
    繰り返し聴いても全く飽きない、最高に手応えのある愛すべき一枚。

2. 『Lp』   Landon Pigg
3. 『de nova』   The Redwalls
4. 『Rooney』   Rooney
5. 『The Land of Pure Imagination』   Roger Joseph Manning Jr.
6. 『Sound of Melodies』   Leeland
7. 『Solid State Warrior』   Roger Joseph Manning Jr.
8. 『Razorlight』   Razorlight
9. 『Splitsville Presents ・・・ The Complete Pet Soul』   Splitsville
10.『Riot City Blues』   Primal Scream


2006年ライヴ BEST 5


1. Roger Joseph Manning Jr. @渋谷クラブクアトロ 10/30 他
    Jellyfishの来日から13年、夢のようなミラクル・ポップ・ワールドにいざなってくれたRoger。
    アンコールでまさかのJellyfishのナンバー。鳥肌が立ち、涙が出た。

2. Razorlight @渋谷クラブクアトロ 9/25 他
3. Noel Gallagher & Gem @LIQUIDROOM 11/15
4. BMX Bandits @渋谷O-Nest 2/19
5. Primal Scream @Zepp Tokyo 9/21


今年の傾向としては、好きなアルバムが自然とヘヴィ・ローテーションになっていたこと。
そして、ライヴに行ったバンドのアルバムもやはりヘヴィ・ローテーションだ。
つい最近購入したLeelandが、早くもヘヴィ・ローテーション入り。毎日聴いている。
今年はSoul Asylumを見に行く予定が都合により中止になったが、13年ぶりのRogerのステージが、私を熱くしてくれた。

あの頃の眩い彼女たち

2006-09-08 | music : various


つい先日、新しいPCを購入したので、その設定やらカスタマイズやらでなかなか更新する時間がない。
そんな今日この頃、前々から気になっているコンピを取り上げてみようと思う。
ちょっと前、再三TV-CMで流れていて、かなり気になっていたこのアルバム。
ソニーからリリースされた、80年代の女性Vo.ものを集めた 『Girls Hits 80's』。
CMではCyndi Lauperの 「Girls Just Wanna Have Fun」 や、Sheena Eastonの 「Modern Gir」 がバックで流れていたが、いやぁ~この上なく懐かしい!
そして、どんな選曲なのか調べてみたら、やっぱり全部知っている。
PVまで明瞭に覚えている曲もたくさんある。
一発屋さんだったけど、鼻にかかった独特の声が忘れられないNenaや、紅一点Vo.のPatsy Kensitがカッコ良かったEighth Wonder。
大ヒット映画 『トプ・ガン』 のテーマ曲 「愛は吐息のように」 なんかは、映画のシーンが目に浮かぶ。
Teri Desarioの 「Overnight Success」 は、ソニーのウォークマンか何かのCMソングだったっけ・・・。
The Shocking Blueの 「Venus」 をカヴァーしたBananaramaや、永遠のアイドルThe Bangles。
メイクは派手だったけど、カラフルでおしゃれでキュートな女の子デュオStrawberry Switchblade。
Aimee Mannの居た'Til Tuesdayや、透き通った声量あるVo.で歌いっぷりのいいSheena Easton。
女性Rod Stewartと呼ばれ、葛城ユキや麻倉未稀が日本語でカヴァーしてヒットしたBonnie Tylerなどなど・・・。
どの曲も皆輝いている。これはもう入手するっきゃないよな~と、曲目リストを見てつくづく思った。

『Girls Hits 80's』
01.Cyndi Lauper 「Girls Just Wanna Have Fun ~ ハイスクールはダンステリア」
02.The Nolans 「Gotta Pull Myself Together ~ 恋のハッピー・デート」
03.Nena 「99 LUFTBALLONS ~ ロックバルーンは99」
04.Eighth Wonder 「Stay With Me」
05.Miami Sound Machine 「Conga」
06.Berlin 「Take My Breath Away ~ 愛は吐息のように」
07.Teri Desario 「Overnight Success」
08.Bananarama 「Venus」
09.The Weather Girls 「It's Raining Men ~ ハレルヤ・ハリケーン」 
10.The Bangles 「Manic Monday」
11.Strawberry Switchblade 「Since Yesterday ~ ふたりのイエスタデイ」
12.'Til Tuesday 「Voices Carry ~ 愛のVoices」
13.Patty Smyth and Scandal's 「Warrior」
14.Altered Images 「Happy Birthday」
15.Sheena Easton 「Modern Girl」
16.Lisa Lisa and Cult Jam 「Head to Toe」
17.Samantha Fox 「Touch Me」
18.Bonnie Tyler 「Total Eclipse Of The Heart ~ 愛のかげり」

あともう一枚、気になっているコンピがある。
ちょいワルオヤジのイタリア人ジローラモが、Wham!の 「Wake Me Up Before You Go-Go ~ ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」 をバックに、キザ野郎を演じているCMの 『R35』。
キャッチ・コピーが “35歳以上のオトナ限定商品! モテるオトナのカッコイイ音楽” だそうだが、そんなに年齢を限定しなくても・・・と思わなくもないが、こちらは70~90年代にヒットしたポップスとロックのコンピ。2枚組で全36曲。かなり聴き応えありだ。
そして、“キャーッ” と思わず叫んでしまいたくなるアーティストも・・・。例えばG.I. Orange。(笑)
Van Halenあり、MC Hammerありと、統一性がないように見えるが(いや、実際ぐちゃぐちゃかも・・・)、こちらも知らないナンバーなし。
そのうちまた記事にしよう・・・。

パワー・ポップのバイブル

2006-04-11 | music : various


多くの良質ポップ・バンドを世に送り出した、USのインディーズ・レーベルBIG DEALからリリースされた 『Yellow Pills』 シリーズ。
新旧関係なく、パワー・ポップの様々なアーティストの曲を集めた、究極のコンピである。
このシリーズを通じて知ったバンドも少なくはなく、私にとって正にバイブル的存在の大切なCDだ。
パワー・ポップのコンピは他にもたくさん出ているが、これほどまでに量・質共に優れていて、ベテラン、新人問わずに選りすぐりの曲を集めているコンピは、このシリーズを置いて他にはないと思う。
これまでにVol.1から4まで出ているのだが、今回は特に回数多く聴いているVol.2を取り上げてみる。
まず一曲目を飾るのは、Shoes。彼らは、続く20/20と共に80年代を代表するパワー・ポップ・バンド。
このVol.2からVol.4まで毎回登場のMaterial Issueの曲は、彼らお得意の女性の名前入りのタイトルで、これぞパワー・ポップという弾けるナンバー。
クラシック・ポップな香り漂うThe Sighsの曲も魅力的。
いつものノイジーさを抑えた優しいポップを聴かせてくれるのは、The Posies。
イントロを聴くだけでもうCANDYを思い出さずにはいられない、Kyle VincentのThe Raspberriesを思わせるナンバー。
Brian WillsonフォロワーのWondermintsは、ノリのいい弾けるポップ。
バブルガム・ポップと言えば彼ら、Redd Krossの曲は、グラム・ロックを思わせるアルバム未収録曲。
Vol.1で初めて彼の曲を聴いてすぐに気に入り、アルバムを購入したのがChris Von Sneidern。
ここでも、極上のポップスを聴かせてくれる。
Matthew Sweetの曲は、モッズを彷彿させるような、ブリティッシュ・インヴェンションを意識したかのような曲。
80年代に活動していたLane Steinbergの軽やかな曲は、コーラスがとても美しい。
そして最後を締めくくるのは、The Raspberriesと並んで70~80年代を代表するパワー・ポップ・グループのThe Rubinoos。
ひと言でパワー・ポップと言っても、いろんなサウンドがあることがわかり、どの曲を聴いても素晴らしい楽曲ばかりで、それぞれのアーティストが持つ個性豊かなカラーが瞬いている。
そんな素晴らしい選曲で魅了してくれたこのシリーズも、レーベルの倒産によって止まってしまったことが残念でならない。

01. Shoes 「A Thing Of The Past」
02. 20/20 「Nothing At All」
03. Material Issue 「Something's Happened To Catherine」
04. Bazooka Joe 「Parthenon Huxley」
05. Brian Stevens And The Flip 「A Little Bird Told Me So」
06. The Sighs 「Situations」
07. Jim Basnight 「Tonight」
08. Randell Kirsch 「Just Kidding」
09. The Posies 「Saying Sorry To Myself」
10. The Nicoteens 「You're Gonna Save Me」
11. Kyle Vincent 「Just A Matter Of Time」
12. Gladhands 「Sisters」
13. Wondermints 「Carnival Of Souls」
14. Redd Kross 「Switchblade Sister」
15. Bill Lloyd 「There's A Lot Of Love In This Room」
16. Chris Von Sneidern 「Call Out My Name」
17. Matthew Sweet 「Bovine Connection」
18. Lane Steinberg 「Empty Boy」
19. The Underground Cartoons 「Head First」
20. 20/20 「Watching The Headlights Burn」
21. The Rubinoos 「Stop Before We Start」

みんな彼らが大好きっ!

2006-03-03 | music : various


たくさんのミュージシャンに愛され続け、世界中のポップス・ファンが大好きなTeenage Fanclub。
2004年にそんな彼らの6枚のアルバムの珠玉のポップ・ナンバーを、USを中心に、UKやオーストラリアを含む24組のアーティストによって捧げられたトリビュート・アルバム、『What A Concept! : A Salute To Teenage Fanclub』。
“Salute” というのは、“敬礼” という意味。その名のとおり、“TFCに敬礼!” という、リスペクト・アルバムだ。
捧げられた曲とアーティストは・・・。

1.The Concept / The Shazam
2.Everything Flows / Redd Kross
3.Sparky's Dream / Ike
4.Neil Jung / Michael Carpenter
5.What You Do To Me / Receiver
6.Radio / Superdrag
7.Ain't That Enough / Cloud Eleven
8.Alcoholiday / gigolo aunts
9.Tears Are Cool / Splitsville
10.Fear Of Flying / The Andersons
11.I'll Make It Clear / Bronco Bullfrog 
12.Metal Baby / Chewy Marble 
13.Hang On / The Mockers 
14.Can't Feel My Soul / Cliff Hillis  
15.The Cabbage / Jet Lag 
16.I Don't Want Control Of You / Sparkle*Jets UK 
17.Don't Look Back/ Barely Pink
18.Traffic Jam / Marykate O'Neil 
19.Mellow Doubt / Michael Shelley
20.Winter / Crash Into June 
21.About You / Walter Clevenger & The Dairy Kings
22.Your Love Is The Place I Come From / Captain Soul  
23.120 Minutes / The General Store
24.Near You / Joyride 


特に奇をてらったアレンジはせず、原曲に忠実に、でも自分たちのカラーを大切にアレンジされたという感じの曲が多い。
そんな中、私がこのアルバムを買うきっかけとなったgigolo aunts、Splitsville、Redd Kross、Barely Pinkは、彼ら自身の持ち味を存分に生かした、彼ららしいアレンジに仕上がっている。
gigolo auntsは思いっきりアコースティックで、Daveの息遣いまでもがハッキリと聴こえるしっとりとしたナンバーにしている。
Splitsvilleは、お得意のThe Beach Boysバリのコーラスを遠くの方で歌っているようにアレンジしていて、オリジナルとはひと味違った感じになっている。
Redd Krossはハープをふんだんに使ったアレンジで、ノイジー&サイケに仕上げている。Jeffの歌い方が、Normanを意識しているようで微笑ましい。
そしてBarely Pinkは、彼らの特徴である低音のギターと甘いVo.が上手く融合している。
他にも、元WondermintsのBrian Kassan率いるChewy Marbleは、ちょっとホンキー・トンクなリズムにアレンジして、バンジョーやスライド・ギターを使い、カントリーっぽく愉快なアレンジにしているし、Jet Lagはピアノのメロディが綺麗で、それに絡む歪むギターとのアンバランス感が、TFCの世界を上手く描いている。
こうなったら、The Mockersのおちゃらけた様なのも、アリだろう。(笑)
特に気に入ってるのが、The Shazam、Michael Carpenter、Superdrag、Cloud Eleven、Sparkle*Jets UK、Crash Into June、Captain Soulのナンバー。
唯一女性Vo.のMarykate O'Neilが歌う、「Traffic Jam」 もとってもキュート。
何組かは知らないアーティストもあるが、どの曲を聴いてもみんなTFCを本当に愛しているんだな~ってのが音の隅々まで表れていて、こっちにもそれが伝わってくる。
先日のBMX Banditsのライヴでも改めて実感したが、Scotish一派が奏でる音楽というのは、本当にホクホクな気分にさせてくれる。
このアルバムに集結したみんなも、そんなホクホク感をちゃんと受け継いでいる。
それは、TFCがいかにリスペクトされているかということにも結び付くだろう・・・。

時代を越えて受け継がれる英国スピリッツ

2006-01-13 | music : various


中古ショップで面白いCDを見つけた。
97年リリースの 『the in crowd ~ 20 Mod Classics 64-97』 というタイトルのコンピレーション・アルバム。
そのタイトルが示すとおり、モッズのコンピで、Deram、Deccaと言ったPolyGram系の音源を集めたもの。
ジャケ写やスリーヴの中の写真には、モッズ時代を代表するスクーター、Vespaがずらり。
それもそのはず、Vespa社が全面提携しているのだ。
そしてタイトルの “i” の点の部分とCD盤とトレイの真ん中は、モッズのシンボルとも言える、赤と白(のところは、CDそのままのシルバー)と青のターゲット・マークになっている。
スリーヴの中の写真は、いろんな型のVespaに混じって収録アーティストの写真が散りばめられている。
64年から97年ということで、元祖モッズから、ネオ・モッズ、ヌーヴォ・モッズまで、様々な顔ぶれが収録されている。
実は中には、“えっ?! 何故これがモッズなの?” と思うアーティストもある。
そういうところも含め、なかなか面白くて結構楽しめる一枚だ。


【収録曲とアーティスト】

① I Can't Explain / The Who (1965)
② Whatcha Gonna Do About it / The Small Faces (1965)
③ The In Crowd / Dobie Gray (1965)
④ Good Morning Little Schoolgirl / Rod Stewart (1964)
⑤ Night Train / James Brown
⑥ I'm The Face / The High Numbers (1964)
⑦ (I'm A) Roadrunner / Jnr Walker & The Allstars (1965)
⑧ Leaving Here / The Birds [featuring Ronnie Wood] (1965)
⑨ There's A Ghost in My House / R. Dean Taylor (1967)
⑩ I'm A Man / The Spencer Davis Group (1967)
⑪ A Town Called Malice / The Jam (1983)
⑫ Maybe Tomorrow / The Chords (1980)
⑬ Poison Ivy / The Lambrettas (1980)
⑭ There She Goes / The La's (1988)
⑮ The Snake / Dodgy (1994)
⑯ Getting Better / Shed Seven (1996)
⑰ Fighting Fit / Gene (1996)
⑱ Sleeping In / Menswear (1995)
⑲ Alright / Cast (1995)
⑳ Into Tomorrow / Paul Weller (1992)


ずらりと並んだこの選曲は、かなり聴き応えがある。
元祖モッズのThe WhoやThe Small Faces辺りはもちろんだが、The JamやThe Chords辺りのネオ・モッズは、やはりずば抜けて弾けている。
叩きつけるようなスピード感あるビートに、モータウン・サウンドを融合させたR&B的でオシャレなサウンドは、実にカッコいい。
The Whoの前身のThe High Numbersや、モッズをやっていた頃のRod Stewart、Ronnie WoodをフィーチャーしたThe Birdsの音源なんかは貴重だ。
特に私の好きなRodは、こういうところからR&Bのルーツを歌ってきたんだな~と感じる。
当時、モッズ族に好まれていたJ.B.が収録されているのも面白い。
私が “何故これがモッズ?” と思ったのは、(わかると思うが) The La's、Dodgy、Shed Seven、Gene、Castだ。
確かにヌーヴォ・モッズはブリット・ポップの流れからきたものだが、もしかしたら彼らの音の認識は、本国ではモッズの部類に入るのだろうか・・・。
まあGeneなんかはモッズのようにオシャレだったし、メンバーの中にはモッズっぽいヘア・スタイルも居たし、ビートの効いたサウンドだった。
でも、The La'sやDodgy、Shed Sevenは、モッズと言うにはかなり抵抗がある。
なので、M-13まで聴いていて、突然 「There She Goes」 のキラキラしたアコギの音が流れてくると、おや?と思ってしまう。
オシャレと言えば、スーツに細いネクタイ姿のMenswearも懐かしかった。久しぶりにアルバムを聴きたくなった。
Castのこの曲も、かなり懐かしい。そして、全部歌えた自分にちょっと驚いた。(笑)
時代を越えて受け継がれているモッズ・スピリッツは、英国人でなきゃ出せない音なのかも知れない。