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ホッとする音楽

2007-03-26 | music : normal


待望のニュー・アルバム 『Go』 をリリースしたThe Primary 5、Teenage Fanclubの元ドラマーPaul Quinnのバンド。
バンドと言ってもPaulとRyan Currieのふたりだが、そこはやはりGlasgowファミリー。
今回もTFCのNormanがギターやバッキングVo.、更にエンジニアリングで強力にバック・アップ。Raymondもエンジニアリングに参加している。
1曲約3分前後という簡潔明瞭な熟練された王道ギター・ポップを、爽やかに聴かせてくれる。
前作に比べるとハード・エッジなギター・メロが流れる曲がなく、どの曲もゆったりとほんわかしていて、温かい。そして、PaulのVo.がとっても優しい。
M-4 「Out In The Cold」 のAメロなんて、キュンとなってくる。
何故かGlasgowの人たちの作り出す音楽は、TFCやBanditsを始め、やっぱりホッとする。
不思議と聴いているだけで落ち着くし、知らず知らずの内に自分が微笑んでいるのに気づく。
奇をてらわず、肩の力も張らずにのびのびと音楽を楽しんでいるのが手に取るようにわかり、すべてそれが音になって表れている。
だから聴き手側も自然体でいられるのだろう。
地道にこうやっていい音楽を届け続けてくれることに、感謝したい。

新譜情報

2007-03-23 | music : various
これからリリースされる新譜を、忘れないように書き留めておこうと思う。(発売順)


★Fountains Of Wayne 『Traffic & Weather』 4月3日(国内盤は3月28日)
  3年半ぶり。最高にPOPなことに違いなし。楽しみ♪


★Limbeck 『Limbeck』 4月10日
  3枚目にしてセルフ・タイトル。ジャケがとってもキュート! こっちも楽しみ♪


★Until June 『Until June』 4月17日
  待望のデビュー・アルバム! 期待大!

★Golden Smog 『Blood On The Slacks』 4月24日
  去年、8年ぶりにリリースしたのに、こんなに早く新作出しちゃっていいの?って感じ。
  でもうれしい。


★Rooney 『Calling The World』 春というだけでまだ日程未定
  アルバム・タイトル曲が泣ける! あ~~~早く聴きたい!!!

★BMX Bandits 『Bee Stings』 5月3日(日本先行発売)
  前作から約1年。早い!でもうれしい。そしてまた来日してほしい。


★Vinyl Candy 『Land』 5月
  Jellyfishのトリビュートも楽しみだけど、こっちの2ndも楽しみ。


★The Send 『Cosmos』 7月31日
  まだまだかなり先だけど、ひとりで全部やってる彼の正体が解明できそうな予感。

★Ruth 『Secondhand Dreaming』 発売日未定
  デビュー・アルバム。すごく私好みの音なので、かなり期待なのだが・・・いつだろう??


まだタイトルが決まっていなく、発売日も未定なのが、The RedwallsとMae。
こうやって忘れないようにまとめておくだけでも、待ちきれなくなる気分を高揚させてくれる。

The Redwalls @Highdive,Hideout&Ottos 03/09~10/07

2007-03-22 | performance


2年前に、The Redwallsのメジャー・デビュー・アルバム 『de nova』 (通算2枚目) を初めて聴いた時から、彼らの音楽は私の心を揺さぶり、刺激し、そしてたまらないグルーヴで魅了した。
当然そうなると、ライヴを見たくなる気持ちが高ぶるのが私の常。
何度か行く機会を逃していたが、この度念願叶い、彼らのホームタウンChicagoでのライヴを見に行ってきた。
おまけに、2日間で3ステージという、なんともラッキーな日程だったので、心ウキウキ興奮状態は高ぶるばかり。

初日は、Chicagoから車で約3時間のChampaignという町にある、Highdiveというクラブでのライヴ。
Champaighは、Urbana-Champaignという双子都市のひとつで、イリノイ州にあるイリノイ大学アーバナ/シャンペーン校 (University of Illinois at Urbana-Champaign = UIUC) を中心としたカレッジ・タウン。
前日までの寒さがうそみたいに暖かくなっていて、気持ちの良い小春日和だった。
Highdiveのある場所は、中心部から少し外れのところにあり、グレイハウンドのバス・ステーションやアムトラックの駅の近くにあった。



外の看板を見ただけで、ハイテンションになっていた私を暖かく迎えてくれたThe Redwalls。
実は彼らは先日、契約先であったCapital Recordsを離れた。しかし、新しいレーベルとの契約はまだとのこと。
マイスペに新曲が2曲UPされているので、今度のアルバムに入る曲なのかと聞いたら、春にEPとしてリリースする曲とのこと。
昨年秋にTore Johanssonプロデュースの元、スウェーデンで行ったレコーディングは、とても素晴らしかったようだ。
う~ん、一刻も早く新しい契約を結んで、早くアルバムをリリースしてほしい。




入念にサウンド・チェックも終え(↑)、彼らのステージまでは3バンドのオープニング・アクトがあり、出番は深夜0時から。果てしなく長い待ち時間の間、彼らは友人やガールフレンド達と楽しく過ごしていた。
(但し、飲んでいたビールの量は、こっちが心配するほどハンパなかったのだが・・・苦笑)
シャイだと思っていたVo.のLoganは、意外や意外、とてもおしゃべりで、音楽に対してとても前向きだった。
音楽のことをこれほどたくさん熱心に話し合えたことは、私自身にとってとても素晴らしいことだった。

やがてステージが始まる頃が近づきフロアに出て行くと、最後のバンドの何やら怪しげなおじさんがタンバリンを叩きながらステージの上で踊っていた。
The Redwallsの音自体、押せ押せになるサウンドではないので、フロアもゆったりと音楽を楽しむと言った感じのお客さんで溢れていた。
学園都市ということもあって若者の姿が目立ったが、ここ最近日本のライヴで感じる、ただ “暴れたいだけ” 目的で来てる人などはいない。(苦笑)
すんなりと最前に行けて、待ちに待ったステージが始まった。
彼らは、メインVo.のLoganが上手、サブVo.の弟Justinが下手、そしてコーラス&リードGのAndrewがセンターという少し変わったフォーメーション。
結論から言うと、3分の2以上が新曲だったのだが、以前からYouTubeなどでチェックしていたので、全く初めて聴く曲は少なかった。
ハード・エッジなロック・ナンバー 「Hangman」 で始まった。
うぅぅぅ~~~、カッコ良すぎ! Loganの弾くリッケンバッカーの渇いたギターの音が耳をつんざく。
バスドラ、フロアタム、スネア、タムタムひとつと言った超シンプルなドラム・セットながら、強力で正確なビートを叩き出すBenのドラミングは、バンドの要と言うにふさわしい。
マンドリンのような形のベース・ギターを、ちょっと高い位置に抱えてプレイするJustin。
コーラス・パートになるとJustinのマイクかLoganのマイクに寄ってくるAndrewは、センターで自由にギターをプレイしている。
3人お揃いの白いブーツを履いているのが、なんだか微笑ましかった。
2曲目は、もう去年のLollapaloozaでも既にプレイしていた 「Don't You Want To Come Out」。
“chi chi chi” と言う合いの手(?)がファンキーな曲で、JustinがリードVo.を取る。
Justinの声はCDで聴くとLoganと似ていて聴き分けるのが少し難しいのだが、ライヴで聴くととてもラヴリーでハート・ウォーミングな声だった。
そのラヴリーな感じは、「Game Of Love」 というジーンとくるミディアム・テンポのバラードでも十分に発揮。
LoganのVo.は時には激しく、時には温かく、ところどころでハスキーになり、とてもメリハリの効いた心に沁みる声。
「Put Us Down」 でリードVo.を取ったAndrew。アルバム 『de nova』 に収録されている 「On My Way」 で聴く声よりも遥かに優しい声だ。

と、ここまで書いていてふと思ったのだが、今回彼らがプレイした曲は、最初にも述べたとおり殆んどがアルバム未収録曲。
この曲がこうで、あの曲がこうだったと書いても、その曲がどんな曲なのか知っている人は少ない・・・いや、いないのではないか?
という基本的なことに気づいたので、一曲一曲の感想は省くことにする。(笑)

『de nova』 に収録されている、JustinがVo.の 「Love Her」 は、ライヴだととても盛り上がれるビートの効いた曲で、ノリノリだったのには新鮮な感動。
ファーストに収録されている、アルバム・タイトル曲 「Universal Blues」 では、しっとりとブルージーに、グルーヴ感たっぷりに聴かせてくれた。
最後は彼ら自身いちばんのお気に入りナンバー 「Build A Bridge」 で締めくくった。
この曲の横揺れ感は、生で聴くととてつもなく素晴らしかった。




さて翌日、この日はChicagoにあるHideoutというヴェニューで、正午から深夜まで行われているイベントへの出演。
このイベントとは、一週間後に控えていたテキサスでのSXSWに出演する、Chicagoを拠点とするアーティストを送り出すというイベント。
もちろん、The RedwallsもSXSWに出演する(した)。この日の彼らのステージは午後3時から。
ヴェニューに行くと、タイム・スケジュールが少し押していて、3時45分からに変わっていた。
3時間睡眠でChicagoに戻り、シャワーを浴びて仕度して向ったのだが、この日も結構暖かく、高架鉄道の駅から30分くらい歩いたので、中庭のようになっているスペースで休憩。
しばらくして中に入ると、ステージではカントリー・ミュージックを歌うソロ・アーティストがギター片手に熱唱していた。
その人はなんとなくGarth Brooksに似ていた。カントリーの人はみんなあんな感じなのだろうか・・・(笑)。
半日ぶっ通しのイベントだから、サウンド・チェクはなし。時間になるとメンバー自らセッティング。
小1時間のコンパクトなステージながらも、手を抜くことは一切なく、円熟味あふれるステージングで魅了してくれた。
地元の音楽仲間が見守る中でのステージ。出演者の中では唯一メジャー・デビューしている彼らだが、全くおごることなどなく、始終アット・ホームな雰囲気だった。



その後、Chicagoから西に車で約1時間半、北イリノイ大学があるカレッジ・タウンDeKalbに移動。Chicagoよりもウンと寒かった。
Otto'sというヴェニューでのライヴ。この夜も、彼らのステージの前に3バンドがプレイし、彼らの出番は深夜0時。
こういうタイム・スケジュールは、日本では有り得ない。そして、ライヴのチケ代も$8という驚きの安さ。
逆に日本でのライヴのタイム・スケジュールや料金を教えた時のLoganの驚き様と言ったらなかった。
それこそ有り得ない!という感じで、大きな目を更に大きくまん丸にして驚いていた。
前日、日本盤にのみ収録されている 「Memories」 が聴きたいと言ったところ、ライヴでプレイしたことがないのでまた今度ねってことだったのだが、私にはもうひとつ、どうしても彼らにやってほしい曲があった。
それは、大好きな曲 「Thank You」。しかし、彼らはもう長い間この曲をライヴでやっていなく、去年の年末のライヴで久々にやったくらいだった。
シングルとなり、プロモ・ビデオも作ったアルバムからのイチ押し曲だったのに、何故やらないのか?
多分きっと、アルバムをリリースした頃、プロモーションやライヴであまりにもやりすぎたからなのでは?・・・と思っていた。
でも私はどうしてもこの曲を生で聴きたかった。それをLoganに話し、イントロのアコギ→Eギター→ベース→ドラムスと、ひとつずつ重なって行くのがたまらなく好きだと熱く語り、どんなにこの曲が好きかを話してみた。
やはり私が想像していたとおり、どこに行っても 「Thank You」 ばかりで、曲だけがひとり歩きしてしまったことにうんざりしてしまったそうだ。
でも、今夜やってくれると言う。アコギはないのでゴメンね、と言って・・・。
あ~、やっと念願の 「Thank You」 が目の前で生で聴ける!と思うと、気持ちが高ぶらずにいられなかった。

セット・リストは、前日のライヴとほぼ同じ。
よりブルージーに、より渋いステージングで、コーラスワークもバッチリ。
本当に、直前までビールを飲みまくっていたとは思えないくらいの、完成度の高いステージング。
StonesやBeatlesの時代のロックンロールって、元々こんな感じだったんだろうな~と思わずにいられない。
彼らは、一時の流行やファッション性とは全く無縁で、自分たちのやりたい音楽を自分たちのペースでやると言った感じ。
そんな彼らなりのスタイルが、ステージングににじみ出ていた。
新曲の 「Modern Diet」 は、サビのキャッチーなメロディが一度聴くだけでとても耳に残る痛快なロック・ナンバー。
ここ最近でいちばん好きな曲だったので、今回3回も生で聴けてとても幸せな気分だった。
JustinのベースをLoganが、LoganのギターをJustinが持ち替えて、AndrewがVo.を取るNew Orderのカヴァー 「Bizar Love Triangle」 では、Baren兄弟が仲良く向き合ってコーラス。その後ろで寡黙にビートを刻むBenは、バンドをガッシリと支えている。
彼らのチーム・ワークは、本当に素晴らしいものだった。
ふと目に入ったセット・リストを見ると、「Thank You」 がない! あ~やっぱりやらないんだ・・・とちょっとヘコんでいた。
しかし終盤、Justinが “次の曲が最後の曲で・・・” と話し始めたのを、“No~、No~、No~!” とLoganが遮り、私のことをステージで話したあと、「Thank You」 のイントロが!
フロアのみんなに温かく囲まれ、夢にまで見たその曲を、今この耳で生で聴いているという実感で感無量になり、この曲が持つくるおしいくらいのグルーヴ感がぐわ~んと胸に沁みてきて、泣きそうになった。
最後の 「Build A Bridge」 では、サビをみんなで大合唱。
全19曲、オールド・スクールなロックンロールのステージは、震えがくるほどに渋く、でもそれは単なる古き良き時代の真似事ではなく、確実にThe Redwallsのパフォーマンスとして確立していた。



別れ際にLoganがくれた、ニュー・アルバムの最終ミックス前のデモCD。
ライヴで聴けた曲が大半だが、ミックス・ダウン前にも関わらず、非常に完成度の高い楽曲ばかり。
そして私を魅了し続けるグルーヴ感は前作以上に味わい深く、Tore Johanssonの手によってレトロなサウンドが耳に心地良いロック・サウンドに仕上がっている。
きっと前作を上回る評価を得るに違いないだろう。リリースがとても楽しみだ。そして、その暁には、彼らの真のロックンロール・スタイルを是非ここ日本で披露してもらいたい。

シカゴ滞在記

2007-03-18 | travelog


去年、クリスマス前にSoul AsylumがホームタウンのMinneapolisでライヴをやった。
そして、その年末に3日間ChicagoでThe Redwallsのライヴがあったので、もうこれは行くっきゃない!と思った。
でも私の仕事というのが、年末年始が忙しい仕事で、ダメ元で休みの申請をしたけどやはり許可は出なかった。
その後のSoul Asylumのツアー日程と私の予定とは残念ながら合わず、そうこうしてたらThe Redwallsの地元Chicagoでのライヴが発表された。
2年前にアルバム 『de nova』 を初めて聴いてガツンとやられ、それから何度も聴いて聴いて聴きまくっている内に、我愛する最愛のバンドの仲間に入ったThe Redwalls。
あのたまんないくらい胸に沁みてくるグルーヴを生で味わいたくて、ずっとずっとライヴに行きたくて仕方がなかった。
幸い日程的に休みがもらえそうな時期。早速Chicago行きの計画を立てた。
そうこうしていると、当初のライヴ以外に更に日程が増え、結局2日間で3回ライヴが見れることになった。

今回は4泊6日という短い滞在。10年以上前に一度乗り換えで立ち寄っただけだったので、ちゃんとした訪問は初めてのChicago。
オヘア国際空港に到着すると、いきなりの雪景色。この冬、東京では一度も雪が降っていなかったので、ちょっと感動。
雪は降ってはいなかったものの、道路脇や屋根の上は真っ白、おまけに予想以上に寒かった。

 雪景色のChicago郊外

ドラマ 「ER」 とかでもよく目にするChicagoの名物、高架鉄道(通称 “L”)で宿泊先に行き、すでに夕方になっていたのでちょっとダウンタウンに繰り出した。
実はこの日、ChicagoでThe Viewのライヴがあるはずだった。5月の来日公演の前に、彼らのステージを一足先に観ておこうと思っていた。
しかし、ビザのトラブルでUSツアーが中止となり、実現されなかった。ちょっと残念。
Lの駅は板張りでエスカレーターも主要駅にしかなく、かなり揺れて、ガタンゴトンとその音もハンパなかった。かなり高いところを走るので見晴らしが良く、ダウンタウンに入ると地下鉄になる路線もあって、Chicagoの人々の足になっていた。
ダウンタウンを囲むように走っているので、その地区はLOOPと呼ばれている。

 街中を走る高架鉄道

表参道のようなこじゃれたお店が並ぶ、ミシガン通りのマグニフィセントマイルというところに行って、“SEPHORA” というアメリカでチェーン店になっている化粧品店が大好きなので、まずはそこへ行って買い物。
次にヴァージン・メガ・ストアに行ってみた。日本では有り得ないくらい、ほとんど人がいない。もう今ではほとんどダウンロードが中心で、CDを買う人がどんどん少なくなってきているらしい。だからタワレコもつぶれちゃったのだろう・・・。
これと言った掘り出しものもなく、時間も遅くなってきたのでMcDonaldで食事。実はChicagoはMcDonaldの発祥地。
そのフランチャイズ第1号店に行った。外観がまるでテーマ・パークのようで、中はダイナーのようなお洒落な感じだった。

翌日3月8日。お天気も良かったので、まずは世界第3位の高さ443mを誇るSears Towerの展望台を目指す。
22年間世界一高いビルの座を保持し続けていたが、97年にクアラルンプールにペトロナス・ツインタワー(452m)ができて第2位に、そして04年に台北にできた台北国際金融大楼(508m)によって、今は第3位のビルになった。
展望台は103階。ミニ・シアターでSears Towerの歴史の映像を見たあと、エレベーターで約1分。アッという間に103階に到着。
360度の大パノラマは、息を呑むほどの絶景。特に氷に閉ざされたミシガン湖の美しさはこの上なかった。
Chicagoの町というのは古い建物が多いので、レンガ作りの茶色が目立って、町の色は茶色だった。

 世界第3位の高層ビルSears Tower
 展望デッキからの眺め
 氷に閉ざされたミシガン湖
 地上103階から一気に下降

その後、シカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)へ。ここには30万点以上の収蔵品があり、とても一日ではすべてを鑑賞していられない。
観たい作品を予めチェックしていたので、まず目指したのは、私のいちばん好きな絵、Edward Hopperの 「Nighthawks」 。
NYCのMOMAでもたくさんHopperの絵を見たが、肝心のこの作品がなかったのは、こんなとこにあったのね~って感じ。
目の前にして大感動。中学生の頃から大好きな絵だったので、ずーっとその場に釘付けになって見ていた。
その他に好きな初期のピカソやロートレック、ここでしか見れないスーラの 「Sunday Afternoon on the Island of la Grande Jatte / グランド・ジャット島の日曜日の午後」 や、タヒチを描いたゴーキャンなどを鑑賞。
本当に迷路のような展示室の数々で、じっくり時間を掛けて全部廻ったらいったい何日かかるのだろうと思った。

 エドワード・ホッパー / Nighthawks(1942)
 グラント・ウッド / アメリカン・ゴシック(1930)
 パブロ・ピカソ / PORTRAIT OF DANIEL-HENRY(1910)
 P・ゴーギャン / Why Are You Angry?(1896)
 ロートレック / Portrait of Jeanno Wenz(1886)
 ロートレック / ムーランルージュにて(1885)
 ロートレック / ムーラン・ド・ラ・ギャレット(1889)
 スーラ / グランド・ジャット島の日曜日の午後(1884)
 G・カイユボット / パリの通り、雨(1877)
 マルク・シャガール / White Crucifixion(1938)
 ルノアール / Woman at the Piano(1875~6)

その後は外をブラブラしながら、街中にある様々な彫刻を見て歩いた。高層ビルが密集していても、そのエントランス部分とかはとてつもなく広いスペースになっていて、大きなオブジェが飾られている。
そしてそのビルも、代表的な建築家の手によるもの。全てが芸術である。
映画 『Blues Brothers』 で、高架鉄道の下で繰り広げたカーチェイスのあと兄弟が辿り着き、警察がふたりを追跡して突入したビル、Daley Civic Centerの前にはピカソの彫刻があった。
それからまた“SEPHORA” に行き、翌日行く町までのグレイハウンドのチケを買いにバス・ステーションに寄ってからホテルに戻った。
しかし、店が閉まるのが早すぎる。NYCと変わらない大都市なのに、スタバもダンキンドーナツも6時を過ぎたらクローズ。
その点日本はいろいろ便利だよな~と実感したり・・・。

 カルダー作 「フラミンゴ」
 デイリー・シビック・センター前のピカソの作品
 摩天楼の教会Chicago Temple
 Chicagoで3番目に高いビルJohn Hancock Center
 夜のChicago River

さて残る2日間の滞在はThe Redwalls三昧。ライヴ・レポとともに次の休みの日にUPする予定。

ChicagoとThe Redwalls

2007-03-14 | others


ずいぶんと更新を怠ってしまった・・・。2月後半、ちょっと忙しかったのと、その忙しさが落ち着いたあと、旅行に出かけた。
行き先はChicago、目的は念願のThe Redwallsのライヴ!
4泊6日という短い滞在で、Chicagoに着いたのは夕方だったのでその日はダウンタウンをホンの少しうろついただけで、翌日一日だけ美術館に行ったりの観光。
そして、ライヴは2日間違う場所で3ステージあったので、かなり濃い滞在だった。
帰ってきたら落ち着く間もなく連勤なので、滞在記とライヴレポは徐々にUPしていくので、また立ち寄って頂けるとうれしい。
The Redwalls・・・彼らは21世紀の真のRock 'N' Rollバンドだった、ということだけ先に伝えておこう・・・。