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The Boat That Rocked / Original Soundtrack

2009-11-18 | music : basics


最高にホットで楽しかった映画 『パイレーツ・ロック』 を観たあと、やっぱり・・・と言う感じでサントラが欲しくなったので購入。
サントラなんて、『リアリティ・バイツ』 以来の購入かも・・・いや、『アイ・アム・サム』 がいちばん最近だ。
『パイレーツ・ロック』 のサントラは、劇中に流れた60年代を代表するロック・アンセムやポップ・チューンの集大成。2枚組全36曲のディープな内容で、聴き応え十分。
今更各曲についてあれこれ語るまでもないので、収録曲のみ紹介。

『The Boat That Rocked』
【Disc 1】
01.Stay With Me Baby / Duffy
02.All Day And All Of The Night / The Kinks
03.Elenore / The Turtles
04.Judy In Disguise (With Glasses) / John Fred & His Playboy Band [邦題:ジュディのごまかし]
05.Dancing In The Street / Martha Reeves & The Vondellas -Single ver.-
06.Wouldn't It Be Nice / The Beach Boys [邦題:素敵じゃないか]
07.Ooo Baby Baby / Smokey Robinson & The Miracles
08.This Guy's In Love / Herb Alpert & The Tijuana Bross
09.Crimson And Clover / Tommy Jones & The Shondells
10.Hi Ho Silver Lining / Jeff Beck
11.I Can See For Miles / The Who [邦題:恋のマジック・アイ]
12.With A Girl Like You / The Troggs
13.The Letter / The Boxtops [邦題:あの娘のレター]
14.I'm Alive / The Hollies
15.Yesterday Man / Chris Andrews
16.I've Been A Bad Bad Boy / Paul Jones
17.Silence Is Golden / The Tremeloes
18.The End Of The World / Skeeter Davis [邦題:この世の果てまで]

【Disc 2】
01.Friday On My Mind / The Easybeats
02.My Generation / The Who -Original Mono ver.-
03.I Feel Free / Cream
04.The Wind Cries Mary / Jimi Hendrix -Stereo ver.- [邦題:風の中のマリー]
05.A Whiter Shade Of Pale / Procol Harum [邦題:青い影]
06.These Arms Of Mine / Otis Redding
07.Cleo's Mood / Junior Walker & The All Stars
08.The Happening / The Supremes [邦題:恋にご用心]
09.She'd Rather Be With Me / The Turtles
10.98.6 / The Bystanders
11.Sunny Afternoon / The Kinks
12.Father And Son / Cat Stevens [邦題:父と子]
13.Nights In White Satin / The Moody Blues -Single Edit- [邦題:サテンの夜]
14.You Don't Have To Say You Love Me / Dusty Springfield [邦題:この胸のときめきを]
15.Stay With Me (Baby) / Lorraine Ellison
16.Hang On Sloopy / The McCoys
17.This Old Heart Of Mine / The Isley Brothers
18.Let's Dance / David Bowie


このように、UKだけでなくUSのロック&ポップスも収録されている。
でも劇中で特に印象に残っていた、The Who 「Won't Get Fooled Again(邦題:無法の世界)」、Lulu 「To Sir With Love(邦題:いつも心に太陽を)」、The Young Rascals 「Groovin」、Donovan 「Sunshine Superman」、The Beach Boys 「Little Saint Nick」、The Small Faces 「Lazy Sunday」 が入っていなかったのが残念!
国内盤のジャケは映画のチラシと同じだが、上のタイトル写真の輸入盤のジャケの方が断然カッコいい。
曲を聴いていると、映画のいろんなシーンが目に浮かんできて、これまた楽しい。

Rod Stewart 来日!

2008-11-20 | music : basics


先週、Rod Stewart(ロッド・スチュワート)の13年ぶりの来日公演が告知された。
その記事を見た時、即座に “行きたい!” と思ったのだが・・・・・。
チケットが高すぎる。・・・とは言ってもまあ、このクラスのアーティストの来日公演では妥当な金額なのだが、SS席が16.000円というのにちょっと引いてしまった。
私はRodが結構、いやかなり好きで、1981年の武道館公演で初めて生のステージを体験した。
今回の来日公演では、最近やっているアメリカン・ヒット・ソングによるステージかと思いきや(それも魅力的ではあるが・・・)、これまでの自身のヒット曲中心の集大成のような構成になるらしい。う~ん・・・かなり惹かれる。
お財布と相談して・・・とは思うが、7.000円の末席だと音だけ聴きに行くようなもの。
63歳になった今でも、現役バリバリのセクシーなロック・スターであり続けているRodだが、もしかしたら、最後の来日になるかも知れない。
まだ迷いもあり、後ろ髪を引かれているので、もう少し考えよう・・・。

★Rod Stewartに関する当ブログのコラムは、こちら

In My Life

2006-12-08 | music : basics




世界中の誰よりも平和を願ったJohn
世界中の誰よりも愛を歌い続けたJohn
Rest In Peace Forever...

There are places I'll remember
All my life, though some have changed
Some forever, not for better
Some have gone and some remain
All these places had their moments
With lovers and friends, I still can recall
Some are dead and some are living
In my life, I've loved them all

But of all these friends and lovers
There is no one compares with you
And these memories lose their meaning
When I think of love as something new
Though I know I'll never lose affection
For people and things that went before
I know I'll often stop and think about them
In my life, I'll love you more

Though I know I'll never lose affection
For people and things that went before
I know I'll often stop and think about them
In my life, I'll love you more


ありがとう・・・ジョン

ロック・クラシックス その八

2006-10-16 | music : basics


その昔、たった一曲の大好きな曲を聴きたくて、レコードをレンタルしてきてテープに落として何度も聴いていたアルバムがある。
その曲はT.REXの 「Metal Guru」、アルバムは彼らの言わずと知れた名盤中の名盤 『The Slider』。
このアルバムは愛すべき一枚。Ringo Starが撮ったこのジャケ写も大好きだ。
気が付いたら何故かやたらと 「Metal Guru」 のメロディをくちずさんでいた頃、CDが再発されていたのを買っておいた。
うーん、やっぱりいい曲だ。ベタかも知れないけど、私はこの曲が大好き。
このアルバムの中では 「Metal Guru」 と並んでサイコーと言われている 「Telegram Sam」 ももちろんカッコいい曲だが、ブギー調の 「Baby Boomerang」 やバラードの 「Ballrooms Of Mars」 なんかも素晴らしい。
Marc Bolanという人は、私にとっては当時とても不思議な人だったということを記憶している。
黒魔術だの、錬金術だのという怪しげな世界とロックの世界とがリンクしていた時代。
Marc Bolanも魔術師に弟子入りしていたそうで、30歳になるまでにこの世を去ったのは、その師匠の予言どおりだと言われている。
交通事故で他界したのが、30歳の誕生日の2週間前だったのだから!
彗星のごとく登場し、グラム・ロック・ムーヴメントを捲き起こし、このアルバムで全盛期を迎え、今でも伝説のバンドとして語り継がれている。
改めてアルバムを聴いてみると、あの頃聴いていた時とはまた違った感情が湧いてくるのを感じた。
彼らの音楽を語るほど入れ込んで聴いていた訳でも詳しい訳でもないが、どの曲もとてもカッコ良くて気持ちがいい。
何とも言えない浮遊感で奇妙な声を発したり、何となく気だるい感じもあったりと、Marc BolanのグラマラスでセクシーなVo.が文句なしにカッコいい。
そして、ボートラとして収録されているシングルのB面曲3曲も素晴らしい。
絶妙なロック・ナンバーの 「Cadillac」、お得意のブギーの 「Thunderwing」 、そして軽快なのに気だるい 「Lady」。
Marc Bolanの個性と魔力を兼ね備えたポップなメロディ、アコギの切ない音色、シンプルなロックン・ロールは、永遠に愛し続けられるに違いない。

ロック・クラシックス その七

2006-09-17 | music : basics


誰もが経験していることだけど、頭の中をひとつのフレーズが駆け巡って、一日中離れなくなったりすることがよくある。
昨日一日、突然何の前触れもなくこの曲がずーっと私の頭の中で流れていた。
普通、TVやお店なんかのBGMで流れていたりしたのがきっかけで、頭から離れなかったりするのだが、この曲はそんなきっかけも何もなく、自分でも不思議なくらい突然流れ出した。
もうこれは、“聴け!” というお告げなのかも知れない・・・と思い、今日棚から引っ張り出してきて、本当に久しぶりに聞いた。
The J. Geils Band、81年リリースのアルバム 『Freeze Frame』。
頭の中で流れていたのは、あまりにも有名な曲、「Centerfold ~ 堕ちた天使」。
何年ぶり?というくらいずーっと聴いていなかったし、J. Geilsのアルバムはこれと72年に出たライヴ・アルバム 『Full House Live』 しか持っていないし、バンドのこともさほど詳しくはないが、当時感じたカッコ良さは色褪せていなかた。
ブルーズ、R&Bをまっすぐに歩み続けた、永遠のクラブ・バンド。
そして何と言っても、J. Geilsと言えばこの男、Vo.のPeter Wolf。
針金のような細~い足に、ピタッとした革パン or ブラック・ジーンズのダンディ・ガイ。もうこの上なくめちゃくちゃカッコいい! 
ロケンロールを地で行く男だ。武骨で不器用で硬派な男のソウルを、ハスキー・ヴォイスでクールに歌う。
「Centerfold」 は、ポップなメロディ・ラインとMTV時代という背景に見事にマッチして、彼らはこの曲で一気にスターダムへと駆け上った。
“Na~Na~Na NaNaNa~” のフレーズは、とても親しみがあって一度聴いたら忘れられないメロディ。
そのメロディと同じシンセのイントロのあとに、Peterが叫ぶ “Come on!” の一声で、もう一気にノリノリになってしまう。
そして、学校の教室でメンバーが歌って踊りまくるプロモ・ビデオも忘れられない。
もちろんこの曲だけでなく、Magic Dickのハープが唸りまくるブルーズ・ロック、胸に沁み込んでくるバラード、ポップに色付く荒削りなロックetc...たくさんの素晴らしいナンバーが収録されている。
また彼らはライヴに定評のある、真のライヴ・バンドでもある。
そして、マイク・スタンドを振り回して踊りながらシャウトするPeterは、男も惚れるほどにカッコいいのである。
そんなPeterはこのアルバムを最後に83年にバンドを離れ、その後もバンドは続いたが、あまりにもPeterが看板として大きすぎた為、やがて活動休止となった。
今でもPeterはダンディにロックし続け、来年ニュー・アルバムがリリースされる。

 クール&ダンディなPeter Wolf

ポップス・クラシックス その六

2006-08-08 | music : basics


何故か突然彼の歌が聴きたくなり、ベスト盤を買った。
Paul Young 『From Time To Time』、91年リリースのシングル・コレクション。
彼のアルバムは、85年の大ヒット・アルバム 『Secret Of Asociation』 のアナログを1枚持っているだけだが、かなり好きでコンサートにも行った。
80年代に “ブルー・アイド・ソウルの第一人者” とまで称されたPaulは、かなりアイドル的な扱いをされていた雑誌などもあったが、私は彼のソウルフルな歌が大好きで、今聴いてもホッとする。
Marvin GayやThe Chi-Litesなどのソウル、R&Bを始め、彼は様々なアーティストの曲をカヴァーし、それを自分のものに確立させて、持ち前の甘くてソフトな歌声で歌いこなしている。
さすがにシングル・コレクションだけあって、名曲が並ぶ。
1曲目はPaulのいちばんの代表曲で、大ヒット曲「Everytime You Go Away」。
ご存知Daryl Hall & John Oatesのカヴァーで、私はオリジナルも好きだが、Paulヴァージョンの方がより好きだ。
イントロを聴いただけで80年代にトリップさせてくれる、最高のラヴ・バラード。
「Everything Must Change」 を聴くと、今でも武道館で観た彼のステージが目に浮かぶ。
王子様のような袖口が広がってレースが付いたシャツのステージ衣装で、くるくる回りながら歌っていたっけ・・・。
Crowded Houseの名曲 「Don't Dream It's Over」 もカヴァーしている。
Neil FinnよりもPaulの方が声が太くて甘いので、オリジナルのあのキラキラした感じというよりかは、しっとりと仕上がっている。
本家Joni Mitchellとデュエットしている 「Both Sides Now」 は、まるで子守唄のように優しい。
この曲は、邦題の “青春の光と影” と言った方がピンとくるだろう。
The Chi-Litesの 「Oh Girl」 もステキなバラードで、抒情たっぷりとソウルフルに歌い上げる彼のVo.に聴き入ってしまう。
84年、Bob Geldof主催のBand AidではメインVo.に抜擢され、彼の歌声で始まる 「Do They Know It's Christmas?」 の “It's Christmastime ~” のフレーズは、とても温かく響く。
翌年のLive Aidでも、Alison Moyetとデュエットしていた。
今はどうしているのだろう・・・。

『From Time To Time ~ The Singles Collection』
01.Everytime You Go Away
02.Come Back And Stay
03.I'm Only Fooling Myself
04.Senza Una Donna(Without A Woman)
05.Broken Man
06.I'm Gonna Tear Your Playhouse Down
07.Everything Must Change
08.Wonderland
09.Don't Dream It's Over
10.Love of the Common People
11.Wherever I Lay My Hat(That's My Home)
12.Both Sides Now
13.Some People
14.Oh Girl
15.Softly Whispering I Love You

ロック・クラシックス その六

2006-06-25 | music : basics


今日、職場の同世代の女性と、70年代80年代の洋楽について話がはずんだ。
その時、彼女が好きで私も良く聴いていたLinda Ronstadtの話が出たので、今日ここで取り上げてみる。
Linda Ronstadtは、70年代のアメリカン・ミュージック・・・とりわけウェスト・コースト・ロックの歌姫であった。
ロックからポップス、ジャズ、カントリーまで様々な音楽を取り上げ、パンチの効いた元気な歌声はとてもチャーミングだった。
デビュー当時、Lindaのバック・バンドはThe Eaglesが務めていた。
そんな経緯もあって、Eaglesの数々のレコーディングにも参加し、有名なところでは、「Take It Easy」 でJackson Browneと共にバッキング・コーラスを務めている。
このアルバムは、77年にリリースされた大ベストセラー作 『Simple Dreams』。
“懐かしの洋楽セレクション” みたいな企画盤があれば、必ず入っているだろう曲、Buddy Hollyのカヴァー 「It's So Easy」。名曲だ。
このアルバムのプロデューサーは、James Taylorの 『Sweet Baby James』 のプロデュースで知られるPeter & GordonのPeter Asher。
そしてJ.D. Souther、Don Henley、Dolly Partonらが参加し、「It's So Easy」 の他にもThe Rolling Stonesの 「Tumbling Dice」、Warren Zevonの 「Poor Poor Pitiful Me」 などをカヴァーしている。
翌年リリースの 『Living In The USA』 に収録されている、Smokey Robinsonのカヴァー 「Ooo Baby Baby」 も絶品だ。
このアルバムのジャケの彼女は、ホット・パンツにローラー・スケートと言った当時の典型的なアメリカン・スタイルで、今ではちっともカッコ良くないけど、10代の私にはカッコ良くってキュートなAmerican Girlだった。
そしてアルバムの邦題は、正に時代を表すかのようで、“ミス・アメリカ” だったし・・・。
 『Living In The USA』 1978
 『Sweet Baby James』 1970 / James Taylor

彼女の伸び伸びとした歌唱力はとても定評があり、いろんなジャンルの曲を歌いこなし、Stonesのライヴにゲスト出演したりもして、様々なミュージシャンから愛されていた。
そして後にカントリーに転向し、カントリーの歌姫と呼ばれるようになった。
そう言えば、デビュー当時の竹内まりやは、“和製リンダ・ロンシュタッド” と言われていて、OLたちのバイブルとなる前はとても元気なカレッジ・ポップ・シンガーだったよね、というようなことも、今日話題になった。(笑)

パワー・ポップ・クラシック

2006-05-02 | music : basics


元祖的存在のパワー・ポップ・バンドと言えば、BadfingerやThe Raspberries、The Rubinoosなどが浮かび、そのどのバンドも今でも多くの人に愛されている。
このバンドもそのひとつ。元The NervesのドラマーだったPaul Collinsが結成したバンド、The Beat。
これは、79年のデビュー・アルバム 『The Beat』。
後にバンド名をPaul Collins’Beatと改め、廃盤となっていたこのアルバムと2nd 『Kids Are The Same』 が2in1CDとなって、昨年再発もされている。
そのキャッチーでジャングリーな疾走感溢れるロッキン・パワーポップ・チューンは、最初から最後までカッコ良い。
ただ単に、泣きメロで攻めまくるのではなく、バンド名のとおり、とてもビートの効いたシンプルなロック・サウンドが印象的である。
これをパワー・ポップと呼ぶのはいささか戸惑いも無くはないが、やはりメロディが持つポップさから、こう呼ばざるを得ないかも知れない。
ひと言でパワー・ポップと言ってもいろいろだし、奥が深いので、ここでそれを語るのは止めよう。
さて、このPaul Collinsは今も現役で活動していて、昨年はソロ・アルバム 『Flying High』 を出し、Ramonesのトリビュートにも参加した。
そしてすっかりハゲ頭のおじさんになってしまった彼は、スペインでとても人気があるようで、ソロ・アルバムのレコーディングもスペインで行なわれ、オフィシャル・サイトまでもがスペイン語だ。
今はどんなサウンドになっているのか、ソロ・アルバムを聴いてみたいのだが、市場に出回っていないみたいなのでノー・チェックのままである。


★今月のプロフィールの写真は、私の大好きなギタリストで、
  今月が誕生月のThe Black Crowesのギタリスト、Rich Robinson!

タータン・チェックのアイドル

2006-03-28 | music : basics


ロックやポップスに本格的にハマるちょっと前の子供の頃、一時夢中になったアイドル・グループがいた。
トピのタイトルで、既におわかりであろう。そう、その名はBay City Rollers。
当時を知らない人でも、彼らの数々のヒット・ナンバーは、少なからず耳にしているはず。
それはそれは、もう大人気だったのだから・・・。
今、外タレ(敢えてこう表現する)のアイドル的な存在のグループと言えば、Backstreet Boysがそうなのだろうか・・・。90年代ならば、Take That?
いや、でもRollersの日本での人気はそんなものではなかったような気がする。
今のジャニーズ並の人気で、一世を風靡していた。
クラスではピンクレディーとRollersで二分されていて、更にRollersファンの中ではVo.のLeslie McKeownがいちばん人気だったが、後にIan Mitchell派とPat McGlynn派に分かれ、セルロイドの下敷きにお気に入りのメンバーの切り抜きを入れるが流行った。(笑)
私はIan派だったなぁ・・・というのはさておき、彼らの出身地である、ScotlandのEdinburghを象徴とするタータン・チェックの衣装に身を包んだ彼らの影響で、世の中はタータン・チェックの一大旋風が巻き起こっていた時代だった。
75年の 「Bye Bye Baby」 の大ヒットで日本にもその人気が上陸し、76年に 「Saturday Nigh」 が全米で大ヒットし、その後も 「Rock And Roll Love Letter」、「I Only Want To Be With You (二人だけのデート)」、「Yesterday's Hero」 などなど、数々のヒットを生み出した。
このベスト・アルバムには、そんな彼らの青春ソングがたっぷり詰まっている。
そのサウンドは、The Monkeesと1910 Fruit Gum Companyを足して二で割ったようなバブル・ガム・ポップ。
しかし彼らは楽器を持つものの、実際には弾いていない、クチパクだ、という疑惑の噂が流れ、あながちそれは嘘ではなかったようであるが・・・。
でもそんなことよりも、その楽曲の持つ甘酸っぱいメロディはあなどれない。
今も心のどこかに残っているし、また、Nicolette LarsonやSamantha Foxを始め、様々なアーティストが彼らの曲をカヴァーしている。
全盛期は74年から78年までの4年間で、その後The Rollersとバンド名を変えたり、オリジナル・メンバーで復活したりして往年のファンを楽しませていた。
そしてこの私はと言うと、彼らの全盛期の最中、ラジオから流れてきたQueenの 「Killer Queen」 に衝撃を受け、その後Queen、Kiss・・・と言ったロックにのめり込んで行ったのであった。
でも今のポップス好きの根底には、Rollersの音楽を聴いていたということが、少なからずとも影響していると思う。
そして今でも “Saturday” と書く時、心の中で “S・A・TUR・DAY” と歌っていたりする。(笑)

SUPER WOMAN

2006-03-09 | music : basics


好き、嫌いはともかく、誰もが認めるSUPER WOMAN。彼女の名は、Madonna。
80年代、MTV全盛期にポップ・シーンに彗星のごとく現れた魔女的魅力を持った彼女は、瞬く間にスターになった。
しかし、その成功を掴んだ陰には、並大抵ではない努力と自信があったということを忘れてはならない。
先日テレビ朝日 『Sma Station』 で、彼女の特集の第一弾を放送していたのだが、とてもいい企画だった。
バレエ・ダンサーを目指して、故郷からたった35ドルを握りしめ、夢の街New Yorkに踏み込んだMadonna。
35ドル・・・当時のレートで7000円くらいだろうか・・・。
そんな彼女の夢への意気込みは、只ならぬものだった。
タイムズ・スクエアに佇み、“神よりも有名になる” と決意したそう。
普通、単なる夢でも “神よりも” とは言えないだろう。
たいていの人ならば、当に挫折してしまう境遇を、彼女はただひたすら夢に向けて前向きに突き進んで行った。
この誰にも真似できないほどの自信と意欲は、後に世界中の人々を虜にすることとなる。
女の子はそのファッションを真似し、男の子は彼女のセクシーさに夢中になった。
彼女をブレイクさせた曲、「Like A Virgin」 のPVで着ていた、穴の開いたドレス。
これは当時、ボロ着ファッションとして流行したものだった。
私はこのPVを見て、イタリアに行ったら絶対ヴェネチアのゴンドラに乗る!と決意したものだった。
未だにイタリアは未踏の地だが、いつか行った暁には・・・とまだその目的は変わっていない。
まぁ、実際にゴンドラに乗ったら、あのビデオのように立って踊ってということをするのは、相当厳しいらしいが・・・。
そして今でも彼女は全く非の打ち所がなく、鍛えられたボディ、名声を手に入れた今でも努力を惜しまない姿勢、そしてその自信に満ち溢れた風格、47歳とはとても思えない素晴らしいプロポーションと美貌で、第一線で輝き続けている。




私が唯一持っている彼女のアルバムは、90年にリリースされたリミックス・ベスト・アルバム 『The Immaculate Collection』。
「Holiday」 「Borderline」 「Like A Virgin」 「Material Girl」 「Crazy For You」 「Papa Don't Preach」 「La Isla Bonita」 「Vogue」 などなど、初期の名曲オン・パレードの一枚。
「Holiday」 や 「Lucky Star」 「Borderline」 と言った、ブレイク前の曲はとっても可愛くってポップだし、もちろんブレイク後の曲もどれも優れものばかり。
私のように、特にファンではなくても知らない曲はない。そのくらい、彼女はポピュラーで浸透している。
20世紀を代表するポップ・チューン満載で、ポップス・ファンなら誰もが思い入れのある曲ばかりだろう。
踊り出したくなるような曲ばかりで、私はこのアルバムが出た当時は、お掃除の時の定番アルバムだった。
お天気のいい日に窓を全開にして、このアルバムを聴きながら掃除をすると、気分も乗ってはかどる。(笑)
もう少しして小春日和になったら、久しぶりにこのアルバムを聴きながら掃除をしよう・・・。