without A trace

favorite stuff...
music, trip, cinema, art, and so on.

きっかけは・・・musical baton

2005-06-25 | music : various


この度、時を同じくして、“musical baton” なるものをおふたりの方から受け取りました。
渡してくれたのは、【Good Timin'】のモスコさんと、【OASIS WORLD】のyusuke1019さんです。
それまで、この “musical baton” の存在は知らなかったのですが、なんでも海外から発信されたもので、次の4つの質問に答えて、同じ様に5人にバトンを回すというものだそうです。
ブログ版チェーンメール?って思われたりもしているみたいですが、音楽好きにはなかなか楽しい内容なので、私もちゃっかり参加です。
でも現状、5人にバトンを回すということはちょっと難しいので、まずは受け取って自分の答えを書くことから始めます。
で、その質問とは・・・

★Total volume of music files on my computer(コンピューターに入ってる音楽ファイルの容量)
★Song playing right now(今聞いている曲)
★The last CD I bought(最後に買ったCD)
★Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

の4つです。答えを考えるだけで、なんだか楽しくなっちゃうような内容です。
世界中の音楽フリークがこうやって繋がってるのってなんだかステキです。ではいざ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★コンピューターに入ってる音楽ファイルの容量★
iPodやMP3など、デジタルプレーヤーが普及している昨今ですが、実はローテク&アナログ人間の私。
音楽ファイルの容量はたったの148MBです。
異例の少なさだろうな・・・コレ。
もっぱら部屋で、CDやレコードを聴いてます。


★今聞いている曲★
正に “今” と言うならば、Lisa Loab 「Stay」。
女性Vo.ものはほとんど聴かない私ですが、Lisaのこの曲はとても和みます。
ここ最近のヘヴィ・ローテーションは、weezer 『make believe』です。
初めてこのアルバムを聴いた時にいちばん惹かれた 「Pardon Me」は、今も変わらず、私のこのアルバムのベスト・ソングです。


★最後に買ったCD★
weezer 『make believe』、oasis 『Don't Believe The Truth』、Teenage Fanclub 『Man-Made』
この3枚を同時購入しました。


★よく聞く、または特別な思い入れのある5曲★

「Without A Trace」
Soul Asylum 『Grave Dancers Union』 1992

このブログのタイトルは、この曲から付けました。
我が愛するSoul Asylumの曲の中でも特に好きな曲で、アルバムを通して聴いても、この曲だけピックアップして、何度もリピートして聴いたりします。
イチバン自分の中で思い入れがあり、イントロを聴くだけで、かつて何度も見た彼らのステージを思い出し、こみ上げてくる溢れる想いを感じずにいられなくなり、無償に彼らのステージを再びこの目で見たい!という衝動に駆られてしまうのがこの曲です。
ステージ狭しとステップ踏みながらギターを弾くDaveを思い出し、ついつい私も自然とステップを踏んじゃったりしてます・・・。



「sulk with me」
gigolo aunts 『the one before the last』 2000

もうひとつの我が愛するgigolo aunts。
彼らの曲のどれをここに取り上げるか、かなり迷いましたが、この曲を選んだ理由は、デモの段階から聴いていた曲で、完成作を聴いた時の感動が忘れられなかったから。
アレンジの素晴らしさを痛感した一曲です。
auntsならではのPOWER POPチューンに仕上がっていて、イントロと間奏の、音圧のあるファズ・ギターの音にキュンとなってしまう私です・・・。



「Staring in The Sun」
ROOSTER 『ROOSTER』 2005

今、毎朝この曲の “着うた” で目覚めてます。
ROOSTERは、本当に今年の私のヒットです。
中でもこの曲は、前にも書きましたが、ミディアム・バラードに弱い私を打ちのめしてくれました。
サビの徐々に盛り上がっていく辺りが感動的でたまらないし、歌詞も泣かせてくれます。



「夢追い虫」
スピッツ 『色色衣』 2005

邦楽で、唯一CDを買って聴くのがスピッツ。
『ハチミツ』 からのファンで、ずーっと聴いてます。
草野マサムネくんのソング・ライティングの才能は、無限大です。
少しカスレタ高い声も大好きです。
スピッツの曲は、疲れた心を芯から癒してくれます。
聴くとホッとするんです、とっても・・・。
この曲は、映画 『プラトニック・セックス』 の主題歌でシングル・リリースされ、アルバムには収録されていなかったのですが、6年間の彼らの軌跡を辿ることのできるこのアルバムに、収録されました。
なんとも言えないドラマチックな曲です。
“笑ったり 泣いたり あたり前の生活を 二人で過ごせば 羽も生える  最高だね!” “ユメで見たあの場所に立つ日まで 僕らは少しずつ進む あくまでも”
「夢」を「ユメ」と表現するところに、この歌詞にこめられた儚さが切なくてたまりません。
スピッツには、いつまでも “青い” 歌を歌い続けていて欲しいです。



「Everyday People」
Sly & the Family Stone 『STAND!』 1969

夏が近づいて来ると、決ってこの曲が頭の中で流れます。
特にFUNKが好きという訳でもなく、ブラック・ミュージックに精通しているかというと、全くそうではありませんが、Slyのこの曲は大好きで、灼熱の太陽の下、両手を大きく広げてくちずさみたくなります。
今がこの季節じゃなければ、きっと他の曲を挙げていたと思います。


5曲に搾るのは、かなり悩みましたが、今現在の・・・と言うと、この5曲かな・・・?
月日が経てばまた変わっていると思いますが、恐らくSoul Asylumとスピッツの↑の2曲は、きっと常連でしょう・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夢中になって書いていたら、すっかり夜が明けてしまいました。
さて、私もTBやコメントを頂いた方にバトンを渡してみようと思います。
【Time of your life】 creem-sodaさん
【とまどうことばっか!】 のんびり男さん
いつもブログ読ませて頂いてます。突然ですが、良かったらバトンを受け取って下さい。
気楽な気持ちでよろしくお願いします。でももし迷惑だったら無視しちゃって下さいね!
私も最初は戸惑いましが、かなり楽しめました。モスコさん、yusuke1019さん、ありがとう!

ブレイク前のSloan

2005-06-22 | music : favorite


昨日のGrapesからのカナダ繋がりということで、今日はSloanについて・・・。
もう今では日本でも人気が定着し、何度か来日もしている彼ら。でも私は、メジャーになる前の彼らが実は好きだったりする。
Sloanを知ったのは、最愛のバンドgigolo auntsと大の仲良しだったことから。彼らはお互いにファンでもあり、いい刺激をし合っていた。
SloanのホームタウンのHalifaxとauntsのホームタウンのBostonは、距離的にも比較的近いということもあり、いろいろと交流も深かったようだ。
Sloanは、Jay Fergudon、Pat Pentland、Chris Murphy、Andy Scottの4人からなるバンドで、彼らの最大の魅力はなんと言っても、4人全員が曲を書き、リード・Vo.を取れるということ。これはハッキリ言ってかなり強みである。
メンバー中3人がソング・ライティングとリード・Vo.というauntsにしてもそうだが、アルバムを通して聴いていてもメリハリがあるし、ライヴも変化があって退屈しない。
でも、93年にリリースされたデビュー・アルバム 『Smeared』 ではあまりその辺のことは感じなく、ただ何となく聴き過ごしていただけだったが、翌94年にリリースされた2nd 『Twice Removed』 を初めて聴いた時、我が耳を疑ってしまった。
“えっ!? こんなにいい音出してたっけ?” と・・・。そして次の瞬間、それは愛聴盤と化した。ここまで成長してくれると、こっちまで嬉しくなってしまう。
全体的にゆったりとした、心地良い落ち着いたメロディで、それに乗っかる乾いたギターの音が、60~70年代の音を思わせ、とても安らぐ。・・・そしてそれは、単なる焼き直しではない・・・。
94年秋頃、彼らに解散の噂が立った。彼ら自身、当時のレコード会社GEFFENのプロモーション手段に不満を抱いていたということと、ドラムスのAndyが、活動拠点とは反対側の西のVancouverに引越ししてしまったということが重なり、活動しにくくなったからという理由だった。
しかし、95年に入ってからはカナダ国内の様々な町を、プロモーションで精力的に回り、着実にその名を広めて行った。
そして、本国カナダはもちろん、USでもジワジワと人気を得て、98年、『Navy Blues』 をリリースした頃には、ここ日本でもかなりの人気を博し、初来日を果たした。
だがその頃の私は、少し彼らへの興味が薄れていたので、ライヴには行かなかった。
もちろん、今でも変わらずにいい音楽を届けてくれていることに違いないのだが、 『Twice Removed』 を聴いた時の様な感動がないのだ。何故だかはわからないが・・・。
Montrealの友達がかつて送ってくれた、カナダのMTVと言われる “Match Music” でのSloanのアコースティック・ライヴの映像を、先日久しぶりに見た。
4人横一列に並んで歌うという、まるでコーラス・グループのSHOWのようなそのステージ。
キレイで澄んだハーモニーは、やはり絶品で、何者にも勝るものはないほどに輝いていた。

追いつかなかった時代

2005-06-21 | music : special


彼らのことを知っている人は、おそらくあまりいないだろう・・・。
実際、当時自分の周りには二人しかいなかった。
その名は、The Grapes of Wrath、カナダのバンドである。
個人的な見解だが、彼らのデビューは早すぎたのかも知れない。
デビューは1984年、4枚のアルバムをリリースし、1992年に解散。
もし、ギター・ポップが多くの人に受け入れられた90年代にデビューしていれば、もっとたくさんの人に彼らの音楽を聴いてもらえていたかも知れない。
Grapesの音楽は、60~70年代のPOPS、SOFT ROCKを彷彿させる、アコースティックで抒情あふれるギター・ポップ。
カナダという土地柄もあってか、哀愁があってとにかくメロディが美しい。
そしてこのバンドの特徴が、心地良い音を奏でるピアノとオルガンのアレンジ。
ノスタルジック漂うメロディが、ジーンと心にしみてくる。
私がGrapesのことを知ったのは、当時バイトしていた中古CDショップに持ち込まれた3rdアルバム 『Now and Again』だった。
その美しいメロディに惹かれ、その後アメリカやカナダに行った時に、夢中でそれまでのアルバムや12inchを集めた。
このGrapesも偶然だが兄弟バンド。
本当に私は兄弟バンドと縁がある。
Grapesの誕生は、Chris&TomのHooper兄弟と、ChrisのクラスメイトだったKevin KaneとでBeatlesやSimon&Garfunkelのカバーをやっていたが、その後セッション・メンバーだったキーボードのVincent Jonesが加わってバンド名を決め、Vancouverで本格的にスタートした。
Grapes解散後は、Hooper兄弟とVincentがgingerという3ピース・バンドを結成。
Grapesの頃の美しいメロディはそのままで、Grapesにはなかったエッヂの効いたギター・リフや巧みなアレンジなど、それまでのキャリアによって自然と身に付いたセンスを感じさせられた。
しかしgingerは、デビュー・EPと2枚のアルバムをリリースした後、活動を休止、2000年にはTomとKevinがふたりで再びGrapesを結成してアルバム 『Field Trip』をリリース。
懐かしいGrapesサウンドを聴かせてくれた。
そしてTomは2002年にソロ・アルバムを出した。
95年、友達が住むMontorealで行われたgingerのライヴを観に行った。
Grapes時代の大好きだった曲を何曲かリクエストしたら、全部プレイしてくれて感動した。
一度でも彼らの奏でる音楽を生で触れることができたことを、今でも誇りに思っている。

永遠のロッカー

2005-06-17 | music : basics


1986年にリリースされたBryan Adamsの 『RECKLESS』。もう今までいったい何回聴いただろう・・・。
今でも時々棚から引っ張り出して来ては、懐かしさに浸りながら聴いている。ベタな言い方をすると、“青春の一枚” である。
去年の秋イギリスに行った時、Bryanのコンサートを見に行った。かつて武道館で見た以来、いったい何年ぶりだっただろう・・・。
カナダ出身のBryanだけど、昔からひときわイギリスで人気があるのだが、会場のWembley Arenaは、ティーン・エイジャーからオジサンオバサンまで、まだまだその人気は衰えることなく、とっても楽しいアットホームなライヴだった。
6年ぶりのニュー・アルバム 『Room Service』 を引っさげてのツアーだったが、そのアルバムからの曲よりもかつてのヒット曲のオンパレードで、特にこの 『RECKLESS』 からは全曲プレイした。
いや~、ホントに嬉しかった。そして、とっても懐かしかった。
驚いたことに、客のほとんどが全曲大合唱で、しかも曲が出た当時はまだ生まれてなかった様な若い子たちもみんなが口ずさんでいた。
Bryanは心底イギリス人に愛されているんだなって思った。
ステージのBryanは、昔と変わらぬジーンズにTシャツ姿で、本当に楽しみながらプレイしていた。
ツアー・メンバーのギタリストKeith Scottもデビュー当時から変わらずで、その長年の息の合ったあ・うんの呼吸は、見事なまでに完璧だった。
Bryanには “永遠のロッカー” とか “永遠のロック少年” という言葉が似合う。名曲「Kids Wanna Rock」のまんまだ。
更に彼の曲は、真髄のロックの魅力を伝えてくれる。
そして、「Summer of '69」を聴くと、いつでもタイムスリップさせてくれる。

100分の1の奇跡

2005-06-14 | music : favorite


昨日、Rideのことに触れたので、今日は彼らのことを書こうと思う。
90年代に活躍したRideは、4枚のアルバムと11枚(!)のEPをリリースして、1996年に解散してしまった。
イギリスのアート・カレッジ時代からの仲間だったMark GardenerとAndy Bellがソング・ライティングの中心となり、ノイズ・ギターにのっかって繊細なメロディと美しいハーモニーを奏でていた。
EP 『Ride』 と 『Smile』 に収録されている「Chelsea Girl」は名曲だ。
私は初めて4人の姿がジャケットになった 『Carnival of Light』 がいちばん好きで、リリースから10年経った今でもよく聴くアルバムだ。
私も大好きなThe Black CrowesやPrimal Screamを好むMarkの音と、The Stone RosesやThe Byrdsを好むAndyの音がバランス良く絡み合っていて、中でもヘヴィなギターとズシンと響くドラムのイントロで始まる 「How does it feel to feel?」は、Crowesの1st 『Shake Your Money Maker』 を手がけたGorge Drakouliasプロデュースで、南部アメリカ(サザン・ロック)の匂いがする。
ちなみに、丁度同じ94年にはPrimal Screamが、『Give Out But Don't Give Up』 をリリースしていて、これもサザン・ロック色濃いアルバムで、愛聴盤のひとつである。
90年代のギター・ポップ&Britpopファンで、Rideのことを知らない人はいないと思うが、コレと言った抜きん出たヒットはなかったので、曲は知らない人もいると思う。
でも、もし彼らの曲を聴いたら、きっと “あ、コレがRideだったんだー” と思うことだろう。
またRideは、ジャケ写、特にEPのジャケ写がとってもステキで、私は特に 『Twisterella』 の写真が大好きだ。

「Twisterella」

バンド解散後、BBCのライヴやベスト盤などのCDがリリースされ、Andyは、Hurricane#1を経て、ギターからベースに転向し、今ではご存知、oasisのメンバーとして活躍している。
男くささ漂うoasisの中で、唯一キュートなままのAndy。
MarkはExile、The Animalhouseというバンドを経て、現在はソロで活動中だ。
丁度今、ツアー真っ最中で、本国UKのみならず、ヨーロッパやUS、カナダなどでも精力的にツアーをしている。2年前には来日もし、小さなライヴハウスでプレイした。
Rideの頃は肩まであった黒髪も、今では金髪で超短髪になっていて、かなりおじさんになってしまったことに驚いたが、そんなMarkももう35歳。
当たり前のことだけど、いつまでも可愛いMarkではいてくれない。(笑)
MarkとAndyの確執で解散してしまったRideだが、The La'sのように奇跡の復活を願っている。
でもやはりAndyがoasisで活躍している限り、実現は100分の1の奇跡かな・・・。

今回のoasisは、StonesからRideまで・・・?

2005-06-13 | music : favorite


かなり気に入ったweezerの 『make believe』 を一旦お休みして、今はoasisの新譜、『Don't Believe The Truth』 を聴き続けている。
今回のアルバムは、聴き込まなければ良さがわからないと悟ったからだ。
それにしても、先行シングル「Lyla」を初めて聴いた時、Stonesの名曲 「Street Fighting Man」と歌い出しがまるっきし同じだ!と思ったものだが、アルバム全部通して聴いても、今回のアルバムはStones色がかなり濃い。
・・・というのは私の個人的な感想で、私なんかよりもずっとずっと彼らに精通している友達は、“Liamって本当にBeatlesが好きなんだな~” と言っていた。
でも、どうしても私にはBeatlesの音より、Stonesの音がイメージされて仕方ない。
ギターのリフや、アコギのストローク、メロディ・ラインまでもがそう感じてしまうのだ。
だからなのか、聴き続ける程に、Stones派の私の中にすんなりと入り込んできた。
アルバム全体を通して、後半に進むにつれて良くなって行く感じがする。
個人的に感動したのは、「Keep The Dream Alive」、Andyの書いた曲。これ、正にRideなのだ。
最後のギター・ソロなんか、特にそう感じさせる。
Rideファンの私は、Liamの声にMark Gardenerの顔を思い浮かべてしまったくらいだった。
同じAndyの曲でも、一曲目の「Turn Up The Sun」はそうは感じないのに・・・。
後半が好きというのは、そんな要素も含まれているからなのかも知れない。
きっと “え~っ!? そうかなぁ・・・” って反論する人もいると思う。
でも私にはRideを彷彿させてしまうのである。
もちろんoasisの音なのだが、メロディ・ラインがRideなんだよなー、これが・・・。(余談だけど、もうAndyはギターを弾かないのだろうか・・・)

予想はしていたが、やはり私にとってのoasisのベストである2ndを越えることはないが、今回のアルバムはかなり味のある、渋い仕上がりになっていて、落ち着きのある、大人のカッコ良さみたいなのが、要所要所ににじみ出ている。
あのやんちゃなギャラガー兄弟も大人になったのね(笑)。(それにしても、スリーヴの中の写真のLiam、怖いなぁ・・・)
この渋さをステージでどう料理するのか、かなり楽しみである。
手を後ろに組んでぶっきらぼうに歌うLiamは相変わらずだろうけど、新メンバーになってから、私は彼らのステージを見ていないし、なんてったって、Andyがベースを弾く姿を見れるのだから楽しみだ。
・・・とは言っても、サマソニのステージは、まだThe La'sを諦めきれずにいるのだが・・・。

おかえり! Rivers!

2005-06-10 | music : favorite


最近はネット・ショッピングでCDを購入することが多いのだが、ゆっくりレコ屋に行く時間のない私なんかにはとても便利だ。しかも安い! でもすぐに聴けないというもどかしさもある。
という訳で、早く聴きたくてウズウズしていたweezerとoasisとTFCの新譜がやっと手元に届いた。
まずはその日に、それぞれひと通り一回聴いてみた。
weezerは期待通りであった。私の好きなweezerの音がまるごとそこにあって、嬉しくなった。
oasisは、このブログにコメントを下さる方や、友人から大人の音になったと聞いていたが、一回聴いた限りでは、やはり私の中のベストである2ndを越えることはできなかった。
しかし、じっくり聴き込まなければ良さがわからないなと思った。
TFCは、“健在” という言葉がいちばんふさわしいだろう。いつまでも変わらずにいてくれる。

そして休みの今日、weezerを繰り返しずっと聴いている。
2ndで止まっていた私にとって、「おかえり~!」 と叫びたくなる心境だ。ジャケ買いしてハマった1stのあのweezerの音がそこにあった。
ずっとweezerを聴いている友人は、泣き虫くんが途中、『Maladroit』 辺りで幸せになっちゃったみたいでつまんない、と嘆いていたが、今回の 『make believe』 には私の好きなweezerの音があった。
先行シングルで聴いていた一曲目の 「Beverly Hills」 はかなりインパクトのある曲調だったけど、続く「Perfect Situation」 のイントロ・・・これ、これ! weezerだよ~!!(涙)
轟音ギターの、ひずみのある分厚くずしんと響くメロディアスな音、待ってたよーって感じ。
そしてこのメロディ・ライン、泣きそうになるくらいすごく好きだ。
「Hold Me」 は、1stの 「Holiday」 を彷彿させる。まるで狙いかのように・・・。
「The Damage in Your Heart」 は、サビへの繋がりが私のツボに入った。
ファースト・インプレッションでいちばん耳に残った 「Pardon Me」 は、何度聴いてもやはり良い。
間奏のギター・メロといい、最後のジワジワ~っと盛り上げて最大限までに惹きつけ、“pardon me~” のリフレインに持って行くところなんか、やられた~って感じ。
歌詞もまるで今の私の心境とダブるかのようで(いや、友達はいるが・・・笑)、とても共感できる。
続く 「My Best Friend」 なんかもそうだ。
こういうところが、weezerの魅力のひとつなんだとつくづく思ったりもする。

何度か繰り返し聴いた後、改めて1stを聴いてみる。なんとなく繋がってる感があって心地良かった。
恐らく時間が被るであろうサマソニのステージは、TFCよりもweezer優先になるかな・・・。
きっと「Perfect Situation」の “singin'~” で、スタジアムが大合唱になるんだろうな~。
さてさて、そろそろoasisを聴き込むことにしよう・・・。

特別な存在・・・Soul Asylum篇

2005-06-07 | music : special


私にとっての、もうひとつの特別な存在、Soul Asylum。
彼らの音楽を聴くことは生活の一部で、聴かない日は殆んどない。
Soul Asylumが一躍有名になって、やっと陽の目を浴びたのが、1993年にリリースしたシングル、「Runaway Train」だった。
アメリカで問題になっている少年少女の行方不明事件、“Missing Children”を題材にしたビデオ・クリップだった。
そして、その「Runaway Train」が収録されたアルバム 『Grave Dancer's Union』 は、マルチ・プラチナム・ヒットとなり、一躍スターダムにのし上がって行った。(写真下左)
「Runaway Train」はグラミー賞Best Rock Song賞に輝き、アメリカの人気TV番組“The David Letterman Show” や “MTV Unplugged” などにも出演し、イギリスのDonington Parkで開催されている有名なロック・フェス、“The Monsters of Rock” で、GUNS N' ROSESらと共にヘッド・ライナーを務めた。

Soul Asylumの誕生は、1981年、アメリカ・ミネソタ州Minneapolisで、ギター&Vo.Dan Murphy、ベースKarl Mueller、ドラムスDave Pirnerの3人で、Soul Asylumの前身、Loud Fast Rulesを結成。
パンク・バンドだった。
1984年、ドラムスにGrant Youngを迎え、Daveがリズム・ギターとVo.を担当。
バンド名をSoul Asylumとし、The ReplacementsやHusker Duなどと同じTwin Tone Recordsと契約。
その後、積極的なライヴ活動の末、カレッジ・チャート(CMJ)に徐々に顔を見せだし、1989年にメジャー・レーベルA&M Recordsと契約。CMJの常連となる。
その後Columbia Recordsに移籍し、1992年にリリースした7枚目のアルバム 『Grave Dancer's Union』 からシングル・カットされた「Runaway Train」が記録的大ヒットとなった。

そんな彼らを私が知ったのは、The Replacementsが好きだったからだった。
同郷(Minneapolis)のThe ReplacementsのPaul Westerbergが彼らのことを絶賛していて、どんなバンドなんだろうと興味が沸き、3rdアルバム 『While You Were Out』 を聴いた。
その時は、エネルギッシュでハスキーなDaveのヴォーカルが印象的で、パンキッシュな印象を受けただけだったのだが、その後リリースされた 『Hang Time』 を聴いて、私が本来好きなメロディアス&キャッチーなサウンドを彼らの中に見つけた。
そのアルバムに収録されている「Cartoon」という曲を聴いた時、久しぶりに夢中になれるバンドが現れたと思った。
それからは、過去に遡ってアルバムを購入。聴けば聴くほどいいではないか!
彼らにぐいぐいとハマって行くのに、さほど時間はかからなかった。
その内、ライヴに定評ある彼らのステージが見たくてたまらなくなった私は、来日などあるはずもないと思っていたので(後に「Runaway Train」があれほどヒットするとは誰が予想しただろう・・・)、いてもたってもいられなくなって、アメリカの雑誌を入手してツアー・スケジュールを調べた。

私とSoul Asylumとの初めての出会いは、1993年カリフォルニア州San DiegoのMontezuma Hallだった。
初めて触れる彼らのステージは、それはもう鳥肌ものだった。
熱い! とにかく熱かった。震えが止まらなかった。
既にアルバム 『Grave Dancer's Union』 はリリースされていたが、まだ「Runaway Train」がシングル・カットされてブレイクする前だったし、日本からわざわざライヴを見に来たと言う私のことが余程珍しかったらしく、メンバーもスタッフも皆、めちゃくちゃ驚いて歓迎してくれた。
その後もVenturaとLong Beachのカリフォルニア州立大学で行なわれたライヴを見たのだが、ライヴ前にキャンパス内を散歩していると、ビデオ・シューティングをしているDaveを発見。
「Runaway Train」のビデオ・クリップの撮影だった。今でもそのPVを見る度、その時のことを思い出す。
滅多に遭遇できない貴重な体験をした。

『Grave Dancer's Union』 1992

しかし、彼らの熱いステージが忘れられなかった私は、その年の夏、再びアメリカに発つ。
Spin DoctorとScreaming Treesとの “MTV Alternative Nation Tour” で、ツアー中の彼らに再び逢う。
バック・ステージにDaveを訪ねると、当時Daveと付き合っていた女優のWinona Ryderが、先にツアー・バスから出て来てビックリ!
Winonaのファンでもあった私は、目の前に立つ美しいハリウッド女優に見とれていた。
Daveから紹介された私は超緊張。でも、天下のハリウッド女優はとても気さくだった。
その時のステージは、大きな野外でのステージで席も決まっていたので、間近で見ることはできなかったけど、ジワジワと「Runaway Train」が話題になりつつあったので、まだ彼らのことをよく知らない客たちも、かなり盛り上がって楽しんでいた様子だった。

1994年1月、渋谷でのTeenage Fanclubのライヴを見に行った時にもらった1枚のチラシ。
そこには、“COMING SOON!! SOUL ASYLUM” の文字が!!
心高鳴り、胸躍った。まさか、来日するだなんて!
でもその頃既に「Runaway Train」が日本でも話題になっていて、来日してもおかしくない存在になっていた。
そして4月、日本での嬉しい再会。全公演最前列で、彼らの熱いステージに再び酔いしれることができた。

1995年秋も深まる頃、なんと彼らが再び来日するというニュースが飛び込んできた。
それも、『Let Your Dim Light Shine』 のプロモーションだと言うのだから驚いた。
熱い熱い彼らのステージに再び、こうも早くまた日本で再会できるなんて思ってもいなかったことだった。
大阪と東京でのみのシークレット・ギグ。
新しく加入したドラムスのSterling Campbellを従えての新生Soul Asylum。
アルバムからの曲を交え、聴きたかったナンバーもたくさんプレイしてくれた。

1998年に 『Candy From a Stranger』 をリリースし、その後もツアーを続けるが、2002年、DaveはNew Orleansに移り、ソロ・アルバム 『faces & names』 をリリース。
Jazzのメッカ、New Orleansならではのミュージシャンを従え、彼のルーツとも言える、ソウルフルなアルバムに仕上がっている。

2004年5月、ベースのKarlが咽喉癌で入院したというショッキングなニュースが公表され、10月にはThe ReplacementsのPaul WesterbergやHusker DuのBob Mouldらが参加したベネフィット・コンサートを行なう。
彼の治療が終わり次第、10枚目のアルバムの制作に取り掛かるとのことだが、未だ新しいニュースはなく、バンドは実質休止状態にある。
現在Daveはトレード・マークだったドレッド・ヘアもバッサリ切り、今では一児のパパになっている。
Karlの病気のニュースはショックが大きすぎて悲しかったけど、必死で病気と闘っていると聞く。
そして私は、またいつの日か彼らに再会できることを信じている。

去年、1997年に行なわれた “The Grand Forks Prom” のライヴ・アルバムがリリースされた。
Marvin Gayeの「Sexual Healing」や、“MTV Unplugged” でもプレイした映画 『いつも心に太陽を』 の主題歌「To Sir With Love」も収録されている。
Soul Asylumの曲は、本当に素晴らしい曲がたくさんたくさんある。
そして、私はDaveの声が心から好きで好きでたまらない。。。

『After The Flood : Live From The Grand Forks Prom, June 28, 1997』 2004

ROOSTERに稲妻が走ったあの日

2005-06-03 | music : newcomer


ここ最近、新しい音を探すことをしなかった。・・・というのも、特に私の心を揺るがす程の音には出会えていなかった。
そんな私を奮い立たせたのがヤツラ、ROOSTERだった。
初めて彼らの音を聴いたのは、いつもランチに行っている “SUBWAY” で流れる有線放送だった。
そこで流れる音楽は、私好みのジャンルが多く、いつも心地良くランチしているのだが、ROOSTERを耳にした時は、かなりショックだった。いい意味で・・・。全身に稲妻が走った。
“何?何?誰?このカッコいい音!!” と、気になってじっとしていられなくなり、店員さんに有線放送の問合せ先を聞いて、すぐさま問い合わせた。
ROOSTERの 「Come Get Some」 だということがわかり、その日の仕事帰り、早速HMVに行ってCDを購入。
輸入盤にこだわる私は、迷わずUK仕様ジャケットの方を購入した。
国内盤とはずいぶん違うジャケだ。帰り、待ちきれず、電車の中でスリーヴを見る。
そのメンバーの若さとルックスに少なからずとも驚き、益々興味がわいた。
以前CDを買い漁っていた頃は、音楽誌のレビューを読んで、ちょっとでも自分の好みっぽいコメントがあるとすぐに聴いていたが、最近のレビューにはあまり活気がないので、殆んど雑誌を読まなくなっていた。
なので、ROOSTERのこともそれまで知らなかった。

もう、一曲目からガツンとやられた。“COOL” という言葉と “HOT” という言葉がこれほどまでにピッタリくるバンドに、久しぶりに出会えた。熱くなった。
何度も何度も繰り返し聴いて、どんどん彼らの熱いサウンドにのめり込んで行った。
平均年齢が20歳そこそことは思えない、しっかりとしたプレイにガッチリとまとまったサウンド。
ところどころかすれるVo.Nickの歌い方がこれまたsexyで、母性本能をくすぐる。
そして、初めて聴いた 「Come Get Some」 より、更に私を打ちのめしたのが、「Staring At The Sun」 と、続く 「To Die For」 だった。
どこか儚い、もの哀しさ漂う曲調、グワ~ッと盛り上がってくるサビ。
特に 「Staring At The Sun」 を聴いた時は涙が出てきた。歌詞もたまらない・・・。
元々ミディアム・バラードに弱い私を、これでもかというくらいノックアウトしてしまったこの2曲。
そしてアルバム全曲、捨て曲が全くない。その日から、私はROOSTERの虜になってしまった。
あとから既に来日していたことを知り、悔しい思いをしたが、今回サマソニに出る。
でも、私はどうしてもROOSTERが出る日は行けない(号泣)。
あ~何てこと!!