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Lost Ocean / Could This Be Love?

2011-01-09 | music : normal


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
ここ最近は決してアクティヴとは言えない状態で、すっかりご無沙汰してしまっています。
2010年のベストを挙げたいところですが、行ったライヴの数や購入したアルバムの数があまりにも少ないので、今回はやめておきます。
そんな数少ない中で、2010年の私のベスト・アルバム、ベスト・アクトは、共にManic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ)です。
それでは、今年もよろしくお願いします♪ 思い出した時にでもまたお立ち寄り下さい。


さて、相変わらずネタばかりが増えるだけで、ここへの投稿が全く追いついていない状況なのだが、年が明けてからやたらと聴いているヘビロテ・アルバムがこれ。
米カリフォルニア、ベイカーズフィールド出身の4ピース・バンドLost Ocean(ロスト・オーシャン)の 『Could This Be Love?』。
これは、2009年11月にリリースされた彼らの2ndアルバムなのだが、何でも本国ではオンラインとライヴ会場でしか販売していなくてなかなか日本では入手困難だったものが、昨年国内流通仕様で(オリジナル盤に日本語の帯を付けて)発売されたらしい。
とにかく、メロディがGOOD! 帯には “まさにこれぞエモ” なんて書かれているが、聴き込んだ今、そのひと言だけで軽く片付けないでほしい、と切に思う。
オルガンの音色がフェイド・インして行き、やがて聞こえてくる軽やかなピアノで始まるM-1 「Lately I Can't Fly」 は、1曲目に相応しいインパクトの強いピアノ・ロック。バックで聞こえるピアノは結構激しいのに、美しいメロディとコーラスに緩和されて優しく響く。
この1曲を聴いて、“こいつらタダもんじゃない!” と感じ、この曲だけ試聴して即買いしたのだが、その判断は正解だった。
Velvet Crush(ヴェルヴェット・クラッシュ)やgigolo aunts(ジゴロ・アンツ)辺りの90年代のパワー・ポップを彷彿させるM-2 「Good Morning」 は、The Beatles(ビートルズ)の香りもする。
ベース・ラインが特徴のM-4 「Close To Me」 でガラッと雰囲気が変わり、ちょっとファンキーなサウンドを披露。
全面的にフィーチャーされているのはやはりピアノ・サウンドなのだが、それだけではないと主張するのがM-6 「Hours Away」 。この曲のメインはアコギで、とってもアット・ホームな感じの心温まる曲。
M-7 「Come My Way」 は、めちゃくちゃ好み。ハーモニーも爽やかで、聴いていてとっても心地良くなる。
ダンサブルで軽快なM-9 「Dance To This Heartbeat」 と、続くM-10 「What We Do」 のサビの、とってもキャッチーで親しみやすいメロディ・ラインは絶妙。
M-12 「One Last Goodnight」 でも息の合ったハーモニーを聴かせ、ここではエレクトリック・ギターがガッツリ活躍している。
続くM-13 「You Are All I Need」 でもギターとピアノが共存して、アグレッシヴなロック・サウンドを印象付け、そして最後M-14 「Love Medley」 はピアノのインストのみで、しっとりと美しく煌びやかに終わる。
80年代後半から90年代にかけてのパワーポップを聴いてきた世代には、彼らが奏でるサウンドに少なからずともどこかほんわかした懐かしさを感じるだろう。