without A trace

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Plain White T's / All That We Needed

2007-08-31 | music : favorite


この前、Plain White T'sのアリバム 『Every Second Counts』 のことを書いた(こちら)約1ヶ月半後の7/28に、私が彼らを知るきっかけとなった曲 「Hey There Delilah」 が、なんとビルボード・チャート1位に!
そして、現在もまだまだチャート上位を持続している。
しかもこの曲は、今回紹介する2005年リリースのアルバム 『All That We Needed』 に収録されていた曲で、翌2006年に再度この曲をフィーチャーし、タイトルにしたミニ・アルバムにも収録されていた。
火が点いたきっかけはわからないが、最初のリリースから2年後の大ヒットという快挙。
まぁいちばん驚いているのは本人たちかも知れないが、“僕らは変わるつもりはない” と常日頃言っている10年選手の彼らにとっては、大騒ぎするほどのことでもないのかも知れない。
『Every Second Counts』 がとても気に入った私は、その後即、ミニ・アルバム以外の過去2枚のアルバムを購入。
この2ndは、『Every Second Counts』に比べると、スピード感が強いかなと感じる。
ポップなメロディはひねりが効いていて、ストレートでキャッチーな楽曲が並び、特に力強いドラミングが印象に残る。
そんな弾むような力強いドラムのビートで始まるアルバム・タイトル曲M-1 「All That We Needed」 。
とってもスピード感のあるM-3 「Take Me Away」。
マイナー・コード曲だがとてもキャッチーなM-4 「My Only One」 のサビは、ちょっと切なくなるメロディ・ライン。
M-8 「Lazy Day Afternoon」 なんて、パワー・ポップ好きの私には、直球ストレートと言った感じにもうツボに入りまくり。
M-10 「Sing My Best」 は変則リズム、最初はベース音だけで歌うM-11 「Faster」 も、かなりひねりが効いている。
そしてラスト曲 「Hey There Delilah」 は、アコギだけの弾き語り。
歌詞もメロディもたまらなく切なくて、Vo.でソングライターのTom Higgensonの実体験を歌ったもの。(彼は殆んど実体験を曲にしている)
Tomが友達に紹介されて一目惚れをした女の子、Delilahのことを歌っている。
New Yorkに住むDelilahには当時彼氏がいて、“もし僕が彼女と一緒にいられたら・・・” という叶わぬ想いをこめて作られた、とても優しくて切ないラヴ・ソング。
そんなストレートな想いを綴ったこの曲が、同年代の若者たちに共感を与え、しかもこういうシンプルな曲が注目され、大ヒットとなったことは素晴らしいことだと思う。

★PVもとっても切ない 「Hey There Delilah」

Melee / Devils & Angels

2007-08-28 | music : newcomer


最近、USの人気TVドラマ 『The O.C.』 にハマっている。
見るきっかけとなったのは、Rooneyの音楽がBGMとして使われているということと、そのRooney本人達が出演しているということからだったが、典型的アメリカ~ンな(笑)ストーリーにまんまとハマってしまった。
その 『The O.C.』 の舞台となっているカリフォルニア州オレンジ・カウンティから、煌きを放つグッド・ミュージックを奏でるバンドが登場。
2004年にインディーズよりデビュー・アルバム 『Everyday Behavior』 をリリースし、今年4月に2nd 『Devils & Angels』 でメジャー・デビューした4ピース・バンドMêlée(メイレイ)。
この度8月22日に国内盤がリリースになり、今タワレコでは大プッシュされている。
ちょっと前に輸入盤で購入していたのだが、国内盤にはショーケース・ギグへの招待プレゼントが付いているではないか! 
ま、私は輸入盤志向だし、現に国内盤のジャケはオリジナルとは色が違っているので、同時に店頭に並んでいたとしてもきっと輸入盤を選んでいただろう・・・。

さて、そのMêléeの音楽。ピアノをフィーチャーしたメロディアス・ロックが主流の昨今なので、表現が月並みになってしまうかも知れないが、彼らのサウンドはピアノの綺麗な音色にエッジの効いたギターの音色が巧みに融合し、覚えやすい親しみのあるメロディが魅力。
それと、Vo.がとてもいい! 声の伸び、艶やかだが力強い声質が、楽曲の良さを更に盛上げている。
M-1 「Built To Last」 は1stシングル曲。イントロの頭、ラジオから聴こえるようなモノラル感あるちょっとこもった音質から入り、ドラムの音をきっかけに一気に抜けるようなピアノのメロディが流れて歌に入る。
ひと世代前辺りの懐かしさを感じさせるメロディとバキング・コーラス。
間奏のギターが存在感を深め、シンコペーションの軽やかなリズムを打つドラミングもカッコいい。
こういうメロディ・ラインが展開する曲は、正にツボに入りまくり。
アップ・テンポなM-3 「Frequently Baby (She's A Teenage Maniac)」 では、転がるように連打されるピアノとギターの音にあおられ、気持ちいいくらいのスピード感が味わえる。
そこには、PoisonやDanger Danger辺りの80年代LAメタルを思わせるメロディ・ラインが垣間見られる。
M-5 「Drive Away」 の間奏のディストーションを効かせたギターや、壮大なバラードM-6 「Can't Hold On」 のドラムの入り方やサビ・メロの展開なんかをを聴いても、少なからずとも彼らがキッズの頃に聴いてきた(と勝手に思っている)HRの影響が出ているな~と思ってしまう。
M-9 「She's Gonna Find Me Here」 はバックの音を抑え、Vo.を前面に出した力強いバラード。
Vo.Chris Cronの歌の上手さが証明されている。
M-10 「Biggest Mistake」 を聴いて思い出したのが、Billy Joel。
親しみやすいポップなピアノ・ロックで、ソウルフルな部分も感じ取れる。
サビの “Stand up, stand up~” と繰り返されるキャッチーなメロディが、これまた懐かしさを感じさせるドライヴィング・ロックM-12 「Stand Up」 で本編を締め、M-13 「You Make My Dreams」 はボートラ。そう、Hall & Oatesのカヴァーだ。
意識しているのかいないのか、Vo.の声がこれまたDaryl Hallに似ているのだ。
特に声が伸びるところにそれを感じるので、彼らの音楽とはちょっと違うこの曲でも、全く違和感なく聴ける。
彼らの音楽は単にメロディアスで繊細と言うだけに留まらず、ハードでスピーディな部分を併せ持つ存在感のある楽曲が魅力で、今後の動向も期待だ。

The Redwalls 新作情報!

2007-08-24 | music : special


The Redwallsの通算3枚目のニュー・アルバムの続報。
前作 『de nova』 は、米キャピタル・レコードからリリースされたが、今年の初め、キャピタルがヴァージン・レコードと合併したことによって、彼らはキャピタルとの契約を終了した。
幸いにもその時キャピタルは、契約終了と同時に彼らにアルバムの版権を与えた。
そして、昨年秋にTore Johanssonをプロデューサーに迎え、Swedenでレコーディングを行ったアルバムが、約1年の月日を経てついに10月23日にMAD Dragon Recordsというインディーズ・レーベルからリリースされる。
タイトルはその名も 『The Redwalls』、セルフ・タイトルだ。セルフ・タイトルというところに、メンバーの強い思いが感じられる。
アート・ワークは、彼らの友達でAndrewのガール・フレンドの職場(ギャラリー)のオーナーでもある、地元Chicagoのポップ・アート・アーティストPeter Marsが手がけた。
バンド名がコラージュされただけのシンプルなジャケだが、ポップさの中に力強さがにじみ出ている。
このアルバムに収録される 「You Can't Forget Yourself」 は、「Thank You」 を超えるソウルフルなラヴ・バラード。ドラマティックなサビに心が奪われる。
「2 Fast 2 Slow」 という、レコーディングの前からライヴでプレイしていた曲も、「Modern Diet」 という曲名に変えて収録。
春の終わりに4曲入りのEP 『The Wall To Wall Sessions』 をリリースした後、この夏彼らはUSツアーでニュー・アルバムの曲を何曲か披露し、確実に手応えを感じ取った。
また先日、2003年にリリースした彼らのデビュー・アルバム 『Universal Blues』 が、6曲のアウト・テイクを加え、ジャケの色も変えて再発された。

EP 『The Wall To Wall Sessions』
『Universal Blues』 (new version)

『de nova』 のトピはこちら
『Universal Blues』 のトピはこちら
The Redwallsのライヴ・レポはこちら

The Fratellis @SHIBUYA-AX 08/13/07

2007-08-15 | performance


サマソニに行かなかった・・・行けなかった分、思いっきり楽しむぞ~!と臨んだThe Fratellisの一夜限りの単独ライヴ。
サマソニでも、スタジアムがダンス・テリアと化したと聞いていたが、恐ろしく暑い外と同様、開演前から場内は熱気ムンムン。
ほぼ時間どおりにメンバーが登場し、「Baby Fratelli」 でスタート。
言うまでもなく、のっけからノリノリ! サビの “it's all right~” では大合唱。
ギターとベースとドラムスの3体だけなのに、音がぶ厚い。
続けて 「Everyboby Knows You Cried Last Night」。
こちらはサビからがノリノリ。それにしても、演奏の上手いこと。
3曲目で 「Tell Me A Lie」 と曲紹介して、早くも新曲を披露。
初めて聴く曲なのに少しも違和感がなくすんなりと耳に入ってきて、彼らの得意なロックとサイケが融合したビートの効いたナンバーだった。
そしてガラっと雰囲気が変わって 「Vince The Loveable Stoner」。
もちろんサビの “rock a honey rock a honey woo! hoo~!” では手を挙げながら大合唱。
間奏のトロピカルなメロディもグッと盛り上がった。
続いて私のいちばん好きなナンバー 「Whistle For The Choir」。
てっきりアコースティックでやると思っていたのだが、エレクトリックだった。
ゆったりと揺れる様なリズムがとても心地良く、キュンとくるサウンドに酔いしれた。
間奏のマンドリンのところは、なんとエレキをマンドリンのようにトレモロで弾いていた。いやぁ、やっぱりこの曲はいい!
CD同様 「Chelsea Dagger」 と続き、ドラムスのMinceがイントロのコーラスを力いっぱい歌い上げ、たてノリのビートで楽しさ倍増。
ここら辺までは曲順を覚えていたのだが、この後はもうそれどころではなく、踊りまくっていたら忘れてしまった。(苦笑)
意外だったのが、アコースティックでやった 「For The Girl」。
少しテンポを遅めにして、とても優しいサウンドに変化していた。
途中、また新曲を披露したのだが、変則リズムのビートがとても印象的で、それをとても正確に力強く刻むMinceは、とても上手いドラマーだな~と痛感させられた。
ノリノリの 「Henrietta」 に続いたのが、横揺れの気持ちいい 「Ole Black 'N' Blu Eyes」。
こういうノスタルジックな曲は、彼らの魅力のひとつとも言える。
そして最後は、 「Got Ma Nuts From A Hippie」 でぶっ飛ばし、間奏でギターとドラムがジャムり、“Thank you for your coming! See ya!” とJonが言い、“She made me cry~” とサビを叫ぶように歌い上げた。
アンコールではまずJonがひとりで出て来て、アコギで一曲披露。
私は国内盤を聴いていないので、もしかして新曲?すごくステキな曲だった。
そして再び3人となってプレイした 「Creepin Up The Backstairs」 では、ドラムのビートとハンドクラッピングでまた気持ちを高揚させてくれて、最後の最後はもちろん待ってましたの 「Flathead」。盛り上がらない訳がない!
アンコール含めて約1時間10分と、短いセットながらもハンパない盛り上がりで気持ちを持続させてくれ、それでも途中に入る穏やかなナンバーでゆったりできる部分もあり、構成がとても良かった。

しかし、まだアルバム一枚しかリリースしていないバンドなのに、彼らの実力は相当のものだとライヴを見て実感した。
ロックとクラブ・ミュージックが合体したカッコいいサウンドで魅了してくれたし、最初にも書いたが、ギターとベースとドラムスだけでも全然スカスカしていなく、サウンド・エンジニアの力もあるだろうが、とても厚みのあるサウンドで演奏もしっかりしていた。
余談だが、歌いながら細かくステップを踏むJonの左足がとても可愛くって、何度もその足に釘付けになった。(笑)

一夜明けたら・・・

2007-08-03 | music : other


昨日のRooney来日のショックから一夜明けたら、嬉しいニュースが届いていた。
The Redwallsのニュー・アルバムのリリースが、ついに決まったのだ!!!
10月23日発売! あと約2ヶ月半。
Swedenでのレコーディングから約1年。
う~~~ん、待ちきれない!
ジャケはChicagoのポップ・アート・アーティストPeter Marsが手がけるそうだ。
この嬉しいニュースで、昨日のショックが吹き飛んだ。(笑)

どうして今頃??

2007-08-02 | music : other


あ~~~、ショック!!
何故今頃? どうしてこんなに急に??
Rooneyがサマソニに出演することが発表された。
彼らのオフィシャル・サイトでは7月31日付でUPされてるけど、時差があるのでサマソニのサイトにUPされたのが今日8月1日。
もう開催まで2週間を切ったというのに、何故こんなに急に・・・。
しかも東京2日目でSold Outの日。まぁ、もうこの日は仕事だから今更行けないので諦めはつくけど、それにしても急すぎる。
マリン・ステージでThe FratellisやManicsと一緒。
最初っから分かっていれば、迷わず行っていた。
単独あるか? と思ったけど、直後にUSツアーがあるので、本当にサマソニだけのための来日のようだ。
早めに来てインストアでもやってくれないかなぁ・・・。
それにしてもショック!!!