大きなお世話

ヤフーニュース配信ＮＥＷＳポストセブン10月1日付「冷蔵庫にカメラユニット機能搭載、だが最新パンフからは削除」を読んで感じたこと。

冷蔵庫がキチっと冷える、省電力である、デザインが良いなんてことはもう当たり前。
大半のお客様は冷蔵庫としてこれで十分。

となると、お客様に選んでもらうために必要な特徴は？と考えると確かに至難の業。

「あったらいいな」と思うことと「それがあるから買う」という行動の間にはかなりのギャップがあります。

便利だと感じても、実は煩雑な手続きが必要だったり、極めて限られた用途でしかなかったり、それが解った時のガッカリ具合は商品そのものの印象を悪くしてしまうこともあります。

冷蔵庫の中にあるものを忘れてウッカリダブって買ってしまったという失敗はオヤジもしたことがありますが、それがヒトです。
だからといって高額な無駄にはならないし、ちょっと無理して食べちゃえば済むこと。
それが２万円に見合うかですね。

同じメーカーの立場として、お客様のニーズを汲み取ることの難しさはよく解ります。
記事の最後の一文「“かゆい所に手が届く”のは大いに結構だが、“余計な親切、大きなお世話”にならないでください。」って、書くのは簡単だけどそこが難しいのです。