転落の人生の背景とは

３０代前半で大手企業に勤めながら、ささやかながらマイホームを持ち、家族４人で平凡に暮らしていた男が、離婚し、会社をリストラされ、ギャンブルに溺れて借金まみれに、マスコミが待ってましたと言わんばかりの小説ばりの転落人生を歩んだ末にとんでもない事件を起こす・・・

結果的に犠牲になった方々、そしてご遺族の方の無念はいかばかりかと思います。合掌。

表面的に典型的な転落人生ですが、視点を変えればそこに様々な人との関わりと葛藤があったはずです。最初から自暴自棄では無かったでしょうし、自らも生きる努力をしようとしたことがあったと信じたいところです。

きっと火をつけた時には１５人もの犠牲者が出るなんてつゆとも考えてもいなかったでしょう。それが予想できるだけ頭が回っていれば、まだまだ前向きな努力ができたのだと思います。
自暴自棄は結果的により自らには厳しい事態を招いてしまいました。

安易な野次馬根性と言われればそうかもしれませんが、何故ここまでに至ってしまったのか真相を知りたいです。
誰でもが一歩間違えるとその道を歩むこともあり得ること・・・、月並みですがどこで引き返せるかは自らの意思と周りに関わる人たちにかかっているのだと改めて思いました。