優しさ

おにいちゃんたちは、“きんじょ（近所）のこ”たちと“がっこう（学校）”にいく。

べつに“しゅうだん(集団）とうこう（登校）”が、きまってるわけじゃない。
でも、“ふたり（２人）”からはじまったのが…“きゅうにん(９人）”になった。
だれかが、こないと…みんなで“ピンポン”しにいく。
だいたい“ぼくのいえ”が、“ピンポン”される…
ともだち　「お～い！　（ピンポ～ン）」
おにい　　「もう、きた…いってきま～す。」
ママ　　　「ほれ、きたぞ～！」
おねえ　　「あ、ティッシュ！」
バタバタと、でていく。
おにいちゃんは、“ピンポン”が“イヤ(嫌）”みたい…
でも、“ピンポン”は…みんなの“やさしさ”だと、おもう。

パパ農園の学び ～強さ～

パパの“はたけ”には、“ニラ”がはえてる。
まいとし、“たね”がとんで…
“どうろ(道路）”の“すきま”からも、はえてくる。

ママ　「すごくない？　こんなとこから、はえてるよ。」
パパ　「“ニラ”は、つよいからね。」
ママは、ある“ことば”をおもいだしたって。

「ここで咲くことを許されたのだから
　ここで咲こう
　仕方がないとあきらめてではなく　
　ここで咲こう
　自分が幸せであるということ
　他人も幸せにするということ
　自分の笑顔が本当に幸せだということを示しながら　
　ここで咲くことを許されたことを
　素晴らしいことだと
　感謝すべきことだと　
　自分のすべてで表そう
　咲くということ　
　それは他人の求めにも喜んで応じること
　いやな顔も退屈な顔もけっして出さずに

　人はみな　一つ一つの花
　小さい花に　大きい花
　早咲き　遅咲き　いろどり　
　個性はみんな違うけれど
　使命は一つ
　それは自分らしく咲くこと
　他の花と比べることもなく　
　どこで咲くかでもなく　
　自分だけの花を美しく咲かせること

　
　ここで咲くことを許されたのだから
　ここで咲こう
　人の目に場違いと映っても
　ここで咲くことを許されたのだから
　必ず意味があるはずだから　
　ここで美しく幸せに咲こう
　他の人の心を癒せるように　
　他の人を幸せにできるように」

ママは“どうろ”の“すきま”からはえてる“ニラ”をとって、
“パパりょうり”につかってもらってた。
おいしい“マーボーどうふ”にはいった“ニラ”は、みんなに“しあわせ”をくれた。
だから、ぼくたちも…“しあわせ”を、だれかにあげよっと。



　

パパ農園での学び ～太陽効果～

パパが“トマト”を４かぶ、うえた。

まいにち、おなじように“みず”をあげてるのに…
“てまえ(手前）”だけ、おおきくなってく。
パパ　「“たいよう(太陽）”の“あたりかた”だから、しょうがないか。」
ママ　「ここまで、ちがうとすごいね。」
たしかに、“あさいちばん（朝一番）”に“たいよう(太陽）”あびてる。
ママは“トマト４かぶ”と、“こども４にん”が…かぶってみえたらしい。
ちゃんと、みんなに“みず”あげてるかな？
ちゃんと、みんなに“たいよう”あたってるかな？
ちゃんと、みんなは“きゅうしゅう(吸収）”できてるかな？

パパ農園からの学び ～ネーミング～

パパが“どうろ（道路）わき”にはえてた“おおば（大葉）”を、プランターにもらってた。

パパ　「ちょっと、“シオレンティーナ”に“みず”あげといて。」
ママ　「だれ？」
パパ　「だから、そこの“シオレンティーナ”。」
ママ　「“おおば(大葉）”？」
パパ　「ちょっと、しおれてるから…」
ママ　「…“ふつう”にいえばいいじゃん。」
パパ　「“シオレンティーナ”のほうが、したしみやすいじゃん。」
ママ　「かなりの“シオレンティーナ”だな。」
パパ　「だいじょうぶ。“ざっそう(雑草）”は、つよいから。」
つぎのひ、“シオレンティーナ”たちは…“げんき”になってた。
“どうろ(道路）わき”での、“きたえられかた”がちがう…
いまでは、“モッサリーナ”だ。