砂金は、「人」そして「名古屋という立地」に埋まっていました。
名古屋での診断士の実務補習が終わりました。
グループのメンバーにも恵まれ、今回も良い形で終われたと思っています。
今回の補習を、前回の記事で「鳥取砂丘から砂金を探すみたい」と例えましたが、何とか砂金に辿り着けたようです。
今回の派遣先は小さな旅行会社でした。
過去に"ある地域(以下A地域とします)"へ滞在されていた社長が「魅力を伝えたい」という思いで始めた会社ですが、
状況はかなり苦しいです。
恐らく誰もが知っているような大手の旅行会社が強いのはもちろん、
東京に本社を置く(今回の派遣先と同じような)中小企業が想像以上の攻勢を掛けていて、
派遣先は"八方塞がり"の状況です。
そんなわけで、先週の月曜・火曜あたりは僕自身も追い込まれていました。
その中で突破口に気付いたキッカケは、夏休みに一緒に旅行した同期と、向かいの席に座る後輩の何気ない一言でした。
「Fく~ん!! 俺、早くもナシゴレン禁断症状でさ。来週あたりマレー食レストラン行こうよ!」
(残業中の廊下での立ち話)
「昨日のベトナム春巻き美味しかったですね! ベトナム行きたくなって、帰ったら調べちゃいました!」
(部の暑気払いをアジア料理屋でやった翌日)
…もしかして、、旅に興味ある人って、エスニック料理のお店にいる!?
そんな仮説が頭に浮かんでA地域料理のお店を調べたら、名古屋地区だけで30件ほどヒット。
名古屋にここまでエスニック料理店が多いのは、愛知に籍を置く某自動車企業が在日外国人を活用していたお蔭でしょうか。
というわけで、それら地元のA地域料理店とタイアップして、
1.料理店に旅行会社のポスターを貼らせてもらう(3次元バーコードでHPに飛べる工夫あり)
2.貼ってもらうお礼に、旅行会社では「A地域プロの社長が選ぶ、名古屋のおいしいA地域料理」というフリーペーパーを作り、自らの利用客に配る
…という旅行会社と料理店の両方にメリットが生まれる作戦を考え、
「ポスターの図案」・「フリーペーパーの図案」・「A地域料理店の住所と電話番号リスト」の3点セットを抱えてプレゼンしてきました。
この案を受け入れ、採用してくださったチームメイトには、本当に感謝です。
肝心となる先方の社長の評価は、分かりません。
ただ、僕が話している最中に頷いていたことから察するに、多少なりとも響いたのかな...
ポスター&フリーペーパー作戦が成功して派遣先が蘇り、名古屋のA地域料理屋も更に繁盛し、
A地域に行きたい人が派遣先旅行会社を使って現地に行き、楽しい思い出を作る。そして別の地域にも行きたくなる…
「そんな、みんなが楽しくて幸せになれる循環が回りますように!!!!!」 って、願わずにいられません。
そんな形で、今回の実務補習は幕を閉じました。
今回の補習は、前回よりも遥かにキツかったです。
しかし今回の補習で「放っておくと先が危うい会社」というものに感情移入できたのは、
"診断内容を考える"という部分以外でも、凄く良い経験でした。
それは、「会社は誰のため、何のためにあるか」という、経営企画にいた頃から折に触れて考えている問いのヒントが、
少しだけ分かった気がすることです。
もし会社が潰れてしまえば、社長の思いが消え、従業員が職を失い、地域を活性化するチャンスが1つ減り、
潰れた会社のサービスを利用したかった人(会社の存在をまだ知らなかった人含め)の思いが叶わなくなります。
裏返せば、会社は
・社長(または社員も)の思いを叶える土台
・従業員の生活を支える基盤
・地域活性化の切り札
・利用者に満足や感動を与え得る存在
…というもので、限定された誰か(若しくは団体)のものではないということ。
そう考えると、もし自分たち診断士が良い方法や仕組みを考案して1つの企業の力になれたら、
波及効果で多くの人を間接的に救ったり感動させたりできるんじゃないか
…まだ資格ホルダーでなく、キャリアも皆無の僕が言うのもおこがましいけれど、
診断士の遣り甲斐と責任感に改めて気付けた気がします。
いま政策研究会で取り組ませて頂いている案件が終われば、いよいよ資格申請の要件を満たします。
早くデビューして、1人でも多くの力になれたら...
名古屋での診断士の実務補習が終わりました。
グループのメンバーにも恵まれ、今回も良い形で終われたと思っています。
今回の補習を、前回の記事で「鳥取砂丘から砂金を探すみたい」と例えましたが、何とか砂金に辿り着けたようです。
今回の派遣先は小さな旅行会社でした。
過去に"ある地域(以下A地域とします)"へ滞在されていた社長が「魅力を伝えたい」という思いで始めた会社ですが、
状況はかなり苦しいです。
恐らく誰もが知っているような大手の旅行会社が強いのはもちろん、
東京に本社を置く(今回の派遣先と同じような)中小企業が想像以上の攻勢を掛けていて、
派遣先は"八方塞がり"の状況です。
そんなわけで、先週の月曜・火曜あたりは僕自身も追い込まれていました。
その中で突破口に気付いたキッカケは、夏休みに一緒に旅行した同期と、向かいの席に座る後輩の何気ない一言でした。
「Fく~ん!! 俺、早くもナシゴレン禁断症状でさ。来週あたりマレー食レストラン行こうよ!」
(残業中の廊下での立ち話)
「昨日のベトナム春巻き美味しかったですね! ベトナム行きたくなって、帰ったら調べちゃいました!」
(部の暑気払いをアジア料理屋でやった翌日)
…もしかして、、旅に興味ある人って、エスニック料理のお店にいる!?
そんな仮説が頭に浮かんでA地域料理のお店を調べたら、名古屋地区だけで30件ほどヒット。
名古屋にここまでエスニック料理店が多いのは、愛知に籍を置く某自動車企業が在日外国人を活用していたお蔭でしょうか。
というわけで、それら地元のA地域料理店とタイアップして、
1.料理店に旅行会社のポスターを貼らせてもらう(3次元バーコードでHPに飛べる工夫あり)
2.貼ってもらうお礼に、旅行会社では「A地域プロの社長が選ぶ、名古屋のおいしいA地域料理」というフリーペーパーを作り、自らの利用客に配る
…という旅行会社と料理店の両方にメリットが生まれる作戦を考え、
「ポスターの図案」・「フリーペーパーの図案」・「A地域料理店の住所と電話番号リスト」の3点セットを抱えてプレゼンしてきました。
この案を受け入れ、採用してくださったチームメイトには、本当に感謝です。
肝心となる先方の社長の評価は、分かりません。
ただ、僕が話している最中に頷いていたことから察するに、多少なりとも響いたのかな...
ポスター&フリーペーパー作戦が成功して派遣先が蘇り、名古屋のA地域料理屋も更に繁盛し、
A地域に行きたい人が派遣先旅行会社を使って現地に行き、楽しい思い出を作る。そして別の地域にも行きたくなる…
「そんな、みんなが楽しくて幸せになれる循環が回りますように!!!!!」 って、願わずにいられません。
そんな形で、今回の実務補習は幕を閉じました。
今回の補習は、前回よりも遥かにキツかったです。
しかし今回の補習で「放っておくと先が危うい会社」というものに感情移入できたのは、
"診断内容を考える"という部分以外でも、凄く良い経験でした。
それは、「会社は誰のため、何のためにあるか」という、経営企画にいた頃から折に触れて考えている問いのヒントが、
少しだけ分かった気がすることです。
もし会社が潰れてしまえば、社長の思いが消え、従業員が職を失い、地域を活性化するチャンスが1つ減り、
潰れた会社のサービスを利用したかった人(会社の存在をまだ知らなかった人含め)の思いが叶わなくなります。
裏返せば、会社は
・社長(または社員も)の思いを叶える土台
・従業員の生活を支える基盤
・地域活性化の切り札
・利用者に満足や感動を与え得る存在
…というもので、限定された誰か(若しくは団体)のものではないということ。
そう考えると、もし自分たち診断士が良い方法や仕組みを考案して1つの企業の力になれたら、
波及効果で多くの人を間接的に救ったり感動させたりできるんじゃないか
…まだ資格ホルダーでなく、キャリアも皆無の僕が言うのもおこがましいけれど、
診断士の遣り甲斐と責任感に改めて気付けた気がします。
いま政策研究会で取り組ませて頂いている案件が終われば、いよいよ資格申請の要件を満たします。
早くデビューして、1人でも多くの力になれたら...