マタイによる福音書二十三章十三節から三十九節を確認した時の感想です。「わざわいだ、偽善の律法学者、パリサイ人。」と叱られるイエス・キリストの一連の言葉の中に、三つのことを見いだしました。
三十二節で、「 おまえたちも父祖たちの罪の目盛りの不足分を満たしなさい。」と言っています。その意味するところは、「あなたたちは前々から私を殺すことを計画してきている。それを実行に移しなさい。」ということになります。ご自身のメシアとしての使命を全うする準備は整っているということです。そして、三日程後に、実際に十字架にかかるのです。
三十七節で、「わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。」と言っています。翼の下に集める、翼で守るイメージは、詩編九十一編四節などで判るように、神の加護のイメージです。敵対し、イエスを殺そうとしている律法学者、パリサイ人たちに、「私は神としてあなた方とその弟子たちを神の国の守りの中に招いたのだよ。」と言っていることになります。「私は神だよ。」と臆面もなく言ったことになります。
三十九節で、「 あなたがたに告げます。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に』とあなたがたが言うときまで、あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。」と言っています。詩編百十八編二十六節の引用が含まれています。それは、メシアを歓迎する詩編です。イエスは重ねて、私は旧約聖書に約束されたメシアだよ、と言ったことになります。パリサイ人たちにしてみれば、殺意が増し加わるであろう宣言をきっぱりされたことになります。また、旧約の預言書や黙示録の記述などを考え合わせると、世界の終わりのイエスの再臨の予告も含まれることになります。
当然と言えば当然なのでしょうけれども、人間的には死のニ三日前に、敵対する律法学者やパリサイ人に、このようにきっぱりご自身のアイデンティティを突きつけ、あなたがたの抹殺計画を実行しなさいと言ったことに、イエス・キリスト半端ないと思った次第です。
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三十二節で、「 おまえたちも父祖たちの罪の目盛りの不足分を満たしなさい。」と言っています。その意味するところは、「あなたたちは前々から私を殺すことを計画してきている。それを実行に移しなさい。」ということになります。ご自身のメシアとしての使命を全うする準備は整っているということです。そして、三日程後に、実際に十字架にかかるのです。
三十七節で、「わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。」と言っています。翼の下に集める、翼で守るイメージは、詩編九十一編四節などで判るように、神の加護のイメージです。敵対し、イエスを殺そうとしている律法学者、パリサイ人たちに、「私は神としてあなた方とその弟子たちを神の国の守りの中に招いたのだよ。」と言っていることになります。「私は神だよ。」と臆面もなく言ったことになります。
三十九節で、「 あなたがたに告げます。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に』とあなたがたが言うときまで、あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。」と言っています。詩編百十八編二十六節の引用が含まれています。それは、メシアを歓迎する詩編です。イエスは重ねて、私は旧約聖書に約束されたメシアだよ、と言ったことになります。パリサイ人たちにしてみれば、殺意が増し加わるであろう宣言をきっぱりされたことになります。また、旧約の預言書や黙示録の記述などを考え合わせると、世界の終わりのイエスの再臨の予告も含まれることになります。
当然と言えば当然なのでしょうけれども、人間的には死のニ三日前に、敵対する律法学者やパリサイ人に、このようにきっぱりご自身のアイデンティティを突きつけ、あなたがたの抹殺計画を実行しなさいと言ったことに、イエス・キリスト半端ないと思った次第です。


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