もっと先の三章十一節ぐらいまでが、具体的な士師の記録に入る前の導入になっているのですが、一部だけ取り上げることにしました。
今回特に注目したのは、二つの偶像神でした。それがどういうものかを理解できれば、イスラエルの民が期待していたことが何かをはっきり知ることができるからです。
一つ目はバアルです。男性名詞で、「主、主人」という意味が有ります。太陽に関連付けられます。かなり古い時代に起源が有り、ノアの子孫のニムロデの頃に遡るというような説明も有りました。豊作、肥沃、多産の神で、嵐に乗り、雷は彼の声であり、稲妻は彼の槍や矢であるということで、詩篇に出てくる神の詩的表現に似ています。バビロンで崇拝されていたベルも同じ起源であるとされているようです。
二つ目はアシュタロテです。女性名詞で、星や月に関連付けられます。美しい戦争と繁栄の女神ということで、ギリシャのアフロディーテ、ローマのビーナスにつながるということです。神殿娼婦などの実践につながり、性的な乱れの元になりました。北欧にも伝わっていて、復活祭をイースターと呼ぶのも、この女神の祝祭から出たことであるそうです。
すると、イスラエルの民が求めたものは、すでに天地創造の神が約束した繁栄でした。しかし、彼らはそれを正しい契約の相手に求めず、偽ものである偶像に求めたということです。
士師記以降に出てくる災いの全てが、申命記二十八章に出てくる、神に背いた時に下されると約束されたものであることを再確認しました。
神は約束の神であり、その約束に忠実な神であるということを再確認しました。同時に、神は憐れみの神であることも、十八節には出てきています。
私達はあからさまに偶像礼拝をしたりはしませんが、自分の生活のために何かに頼る時、それが神を省みない、偶像礼拝と等しい態度になっていないかに注意しなければならないと思います。
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今回特に注目したのは、二つの偶像神でした。それがどういうものかを理解できれば、イスラエルの民が期待していたことが何かをはっきり知ることができるからです。
一つ目はバアルです。男性名詞で、「主、主人」という意味が有ります。太陽に関連付けられます。かなり古い時代に起源が有り、ノアの子孫のニムロデの頃に遡るというような説明も有りました。豊作、肥沃、多産の神で、嵐に乗り、雷は彼の声であり、稲妻は彼の槍や矢であるということで、詩篇に出てくる神の詩的表現に似ています。バビロンで崇拝されていたベルも同じ起源であるとされているようです。
二つ目はアシュタロテです。女性名詞で、星や月に関連付けられます。美しい戦争と繁栄の女神ということで、ギリシャのアフロディーテ、ローマのビーナスにつながるということです。神殿娼婦などの実践につながり、性的な乱れの元になりました。北欧にも伝わっていて、復活祭をイースターと呼ぶのも、この女神の祝祭から出たことであるそうです。
すると、イスラエルの民が求めたものは、すでに天地創造の神が約束した繁栄でした。しかし、彼らはそれを正しい契約の相手に求めず、偽ものである偶像に求めたということです。
士師記以降に出てくる災いの全てが、申命記二十八章に出てくる、神に背いた時に下されると約束されたものであることを再確認しました。
神は約束の神であり、その約束に忠実な神であるということを再確認しました。同時に、神は憐れみの神であることも、十八節には出てきています。
私達はあからさまに偶像礼拝をしたりはしませんが、自分の生活のために何かに頼る時、それが神を省みない、偶像礼拝と等しい態度になっていないかに注意しなければならないと思います。


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