Jacoのアンプといえばacoustic 360。
Jacoの身体と技術とマインド、
そして'60-'62年製のFender Jazz Bassと、
'70年代のacoustic社のアンプが無ければどうしても出ない音。
Jaco自身が他のメーカーのアンプで演奏している動画も残っているが、
彼でなければ出来ない演奏をしているのに、なんだかJacoっぽくない(笑)
そんな時は本人も機嫌悪そうに見える。
それ程に切っても切れない相性を持っていた。
彼のファンでベーシストなら必ず、同じものが欲しいと思うはずだ。
私も'70年代のacousticのアンプを見つけては、無理をして買った。
320+408と220+402。
重くて大きくて、素晴らしくJacoの音が出る。
だからと言ってJacoと同じ演奏が出来る訳ではないが(笑)
だが肝心の360だけはどうしても縁が無く手に入らない。
acoustic社自体が無くなり、長い間名前だけが使われてきた。
どうやら2007年に有志達によって復活した様だが(その実態はよく分からない)、
まだ日本での正規輸入はされていない。
なんと、そのacoustic社から260というご覧の様な可愛らしいアンプが発売された。
あの360のミニチュアのようなチャーミングな姿。
もう居ても立っても居られず(笑)
音を確認するまでもなく速攻で購入。
待つ事2ヶ月。
思わず笑顔になってしまうその姿
360の姿をしているからスピーカーボックスは縦長で、10インチ一発にしては大きい。
ちゃんと背面上の肩にパイプの取手、下にはキャスターが付いていて、気分を演出してくれる
そして思ったよりも重い。
volume,low,mid,highのシンプルなコントロール。
aux in,headphone out,のジャック付き。
100Wの出力。
エンクロージャーのフロント・ネットの下の部分にダクトがあり、
スピーカーの後ろからの圧を出力する。
バックローデッドの様に手がこんでいる訳ではないと思うが
ボックスの容量のせいか、とても100Wとは思えないしっかりした低音。
もちろん、JacoのBlack Jazz Bassとの相性も抜群だ。
'70年代acoustic的な中域の癖(嬉しい)があり、何にでも使えるといった感じではないが、
大音量のバンドでなければ十分なアンプだ。
12日のライブで使おうか、どうしようか(^_^;)ゞ
Jacoのファンは喜ぶだろうなぁぁ


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