あれよあれよという間
もう?あり得ない!!!!!
という間に『髪結新三』の巡業が始まった。
5月28日横浜、神奈川県立青少年センターで初日を開けた。
これから6月24日まで神奈川県内を巡る。
毎日自宅から通いの超強行スケジュール。
四回目の再演となる今回。
大きな役代わりはあったが、回を重ねたメンバーはそれなりの積み重ねを感じさせている。
改めて演じてみる度に、色々な発見がある。
何でこんな事に気がつかなかったのだろうか?
と思う事も度々である。
だから何度も出来る。何度でも演じる必要があるわけである。
何度演じたって、最高のものが出来る訳ではない。
その役者にとって最高の時期が、その役にはまっているかどうか?
という問題もある。
そもそも役自体がその役者に合っているか?
という条件もある。
正に運である。
【運】それ自体も、人間の実力であるという。
そう考えると、新三という役を演じられる事自体、大変な幸運だ。


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27日は私にとって5月中唯一の休日。
久し振りに近所の【カフェ・フルーラン】でクロックムッシュとオレ・グラッセ、チーズケーキとブレンドコーヒー。
本当にここは美味しい
寿子も大喜び
考えたら妻を連れて行くのは初めてだった。
丁寧で温かいマスターの人柄が表れた味である。
それから井の頭公園をブラブラと歩き、吉祥寺の街で買い物
今日はとにかく暑い
ちょっと一休みの【ミックスジュース】
これが大好きだ。
いつもは野菜系や酸っぱい系を飲むが、今日はちょいと疲れ気味なので甘めに。
なんと今日は途中で三件もジュースのハシゴをした。
明日から『髪結新三』の神奈川県巡業。
毎日通いの、一番キツいコースである。
公演の合間に『釣りバカ日誌18』と『新報道プレミアム』の収録もある。
昨年10月から休みらしい休みを取っていない。
よくぞここまで来たものだ。
7月半ばまで続く強行スケジュール。
まだまだ休みまでには長い道のりである


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5月22日。
劇団前進座創立76周年のこの日、国立大劇場公演は千穐楽を迎えた。
31年振りの『新門辰五郎』は苦戦苦戦の連続だった。
到底あの翫右衛門の辰五郎には及ばない。
育った環境から人生経験も、時代背景も、身体的構造も骨格も違う祖父の、あの切れ味とあの声と芸の大きさと、堪らない男の色気は、私には到底出せるものでは無い。
しかし、とにかく必死に闘った。
及ばずながらも闘った。
千穐楽は、次回に繋がる新しいバージョンとしてのチャレンジが出来た。
それだけが救いだ。
次回が有るか無いかは分からないが、
大きな経験が出来た事に、感謝である。


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『新門辰五郎』21日の公演。
今日は、ベーシストのグレッグ・リー&マミエさんご夫妻が観に来られた。
'80年から日本で活躍しているグレッグは今年で50歳。
奥様とは結婚して26年。
明るくチャーミング、話好きなグレッグはとってもフレンドリー
Foderaを愛用するグレッグと、終演後の楽屋で私のFodera Monach Classic Kahler Tremoro NAMM2006 を弾きながら、ベース談義に花が咲く


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『新門辰五郎』19日昼の部
『信濃のコロンボ』のメンバーが揃って観に来てくれた。
私を囲んで左から松村雄基さん、橋本啓輝さん、加藤純平さん、宮下直紀さんと奥様、寿子
本当に嬉しいものである
いつかこのメンバーで、面白い舞台もやりたいものである


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国立大劇場公演、昨日は昼一回公演。
終演後、銀座に買い物に行った。
舞台で使う手拭や、それに関する資料を探したかったのだ。
それからナイルでムルギ・ランチを食べ、美味しいコーヒーが飲みたくなったので、久し振りに歌舞伎座の裏にある【樹の花】に行った。
チーズケーキと深入りタイプのコーヒー。
美味しかった。
ホッとした。
そして、知る人ぞ知る【ジョンと洋子の吸い殻】を、店の方に頼んで見せてもらった。
'74年に、ジョン・レノンと洋子さんのお二人が立ち寄った時に残した物だ。
今も大切に保管されている。
ファンにとっては堪らないお宝物である。
表通りから外れて、静かでとても落ち着けるこのお店の雰囲気は、お二人も気に入られた事であろう。
もちろん私も、大好きなお店である。



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国立大劇場公演『新門辰五郎』の初日を開けた。
今日は昼一回公演。
時間が出来た。
遅ればせながら、辰五郎さんのお墓へお参りに行った。
西巣鴨の盛雲寺。
穏やかな日差し。
静かに佇む墓碑。
父親を火事で亡くした事から、火消しの道へ進んだ辰五郎さん。
様々な火事の火消しや喧嘩の仲裁、徳川慶喜との親交。
波瀾万丈の人生をおくられた。
もちろん、真山青果の描いた『新門辰五郎』はまた別の芝居の世界である。
あの、中村翫右衛門の演技には到底及びませんが、
私なりに最善を尽くします。
どうか、22日の千穐楽まで、見守っていてください。
誠意一杯務めさせて頂く所存です。


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9日、10日は、国立大劇場で舞台稽古。
この劇場の広い空間が大好きだ。
役作りでもがいている時など、この劇場の舞台に立つとやっと呼吸が出来る感じになる。
楽屋も全て舞台とワンフロアー。
まことに扱いやすい。
初役『新門辰五郎』は、祖父翫右衛門の様にはいかないが、せめて
「梅雀もやるなぁ」
と、思わせたい。


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プノンペンの裏社会。
このクラブはマフィアが仕切っている。
【スーパーK】【スーパーX】【スーパーZ】などの精巧な偽ドル札が飛び交う界隈にある。
ターゲットの偽札に出会うまで、忍耐の潜入が続く。
世界一の偽札鑑定機を作った、松村喜秀さんのドキュメントドラマだ。
私が松村さんを演じる。
「偽札鑑別機を作ったのもエンジニアなら、偽札を作っているのもエンジニアだ。
エンジニアは世の中を良くするために働くものだ。
世界経済を混乱させる偽札作りは、絶対に許せない。」
揺るぎ無い正義感と情熱を胸に、命懸けのギリギリの危険にも、経済的危機にも、絶対に屈しなかった男。
そして今この瞬間にも生まれて来る偽札と闘い続ける、松村さんを描いたドキュメント。
凄い人がいるものだ。
ロケは快調に進む。




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