故 Marjorie Cranon Lee さん

私の友人であり、大好きなベーシストGregg Leeのお母さん。

昨年11月7日、89歳で亡くなられた。

お母上はハワイ、カリフォルニア、ワシントンの3州を統括する社会保障局のトップ3で退官された。

凄い人である。

好奇心旺盛でコミュニケーションが好きで、様々な人達から愛されたという。

次男のグレッグは小さい頃から音楽に触れ、高校から音楽を専攻し、大学からプロとして活動。

伝説のバンド【カルデラ】等で活躍。

1980年に初来日してからは日本に親しみ、真美恵さんと結婚。日本に永住を決意。

不安を胸に来日されたお母様は、グレッグの仕事仲間と触れ合い、演奏を聴き、

とても安心され、そして感謝された。

そして何度も来日して、心から日本を愛する様になったそうである。

ずっと一人暮らしをされてきたお母さんは体力の限界を感じられたのか、6年前に自らアシステッド・ハウスに入居。

自己判断が可能なうちに身辺の物を整理し、人生の身仕舞いをされた。

今年の6月に90歳になるお母さんのお祝いをするつもりだったグレッグのもとに、

昨年11月7日突然、訃報の電話が入る。

お母さんは、グレッグがどんな仕事もキャンセルしないよう、

もう既に居ない母のために飛んでくる事のないよう、

指示を残して亡くなられた。

お母様を慕っていた大勢の部下達の中から相応しい人達に、大切な身辺整理の後始末を依頼していたそうである。

「火葬後の埋葬や葬儀も無用。ただ自分が存在したことだけを覚えていて欲しい。」

と言い残された。

お母さんが最も愛したのはリンカーン・パークのベンチからの眺め。

お母さんの望み通りそのベンチの周りに、大好きだった紫の花の種と紅い薔薇の花弁を混ぜた遺灰を、日の出にまいたそうである。

偉大なるお母さんである。

お会いしたかった…

 

「僕はこれまで母の為だけに演奏をしたことがありませんでしたから、

今、最初で最後の献奏をしたいと、思い立ちました。

母に安心と楽しい時間を下さったみなさん、

そして機会があれば母に会っていただきたかったみなさんが、

1曲でも参加してくださったらと願っています。

また、母の写真を見て、母の存在を思っていただけたらどんなに嬉しいことか。」

というグレッグから手紙が届いた。

3月27日新宿ピットイン

(グレッグと真美恵さん)

グレッグの呼びかけで新宿ピットインに集まったミュージシャンは

山下洋輔、渡辺香津美、岸田恵士、佐藤允彦、佐山雅弘、山本剛、吉野弘志、新澤健一郎、深井克則、橋本一子、麻生光希、砂田知宏、三好功郎竹中俊二、奥平真吾、本田珠也、(順不同敬称略)などなど…

一般のお客様はいない。

全てグレッグと共演したミュージシャン。

もう大変なメンバーだ。

(大変過ぎて写真を撮るのも忘れた)

「次は◯◯さんと◯◯さんと…」

というグレッグのリクエストで夫々ステージに上がり、お母さんの写真の前で演奏する。

凄い人達の前で演奏する凄い人達

本当に凄い(笑)

場内に緊張感が漲っている

世界レベルの人達が集まった気迫とオーラはやはりちょっと違う。

お見事

そんな中に参加させてもらい、私もグレッグのお母さんの為に演奏した。

今日初めてお会いした新澤健一郎さんpf と本田珠也さんdrs 竹中俊二さんelgとセッション♪

 

曲はThe Chicken♪

正にセッション

全てがぶっつけのワクワクドキドキの面白さを満喫

緊張したけど楽しかった

 

グレッグの人柄がなせる

温かくて熱くて凄い

素晴らしいライブだった。

お母様も喜んでおられることであろう。

 

終了後、自然に集まって

凄いピアニスト達と記念写真

 

良かったねグレッグ

真美恵さんもお疲れ様でした

これからも素晴らしい音楽を聴かせて下さいね

また一緒に楽しくやりましょう

 

 

 



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井の頭公園の桜はまだ七分咲き

まだ人でごった返していないから嬉しい(と言っても結構な人出だが)

ドラマ撮影の合間に、新聞の取材で立ち寄る事が出来て良かった。

満開の時期にはとても座れないベストポジションで、しばし寛ぐ事が出来た。

気温がそれほど高くないので、これなら来週も楽しめそうだ。

 さあ

帰って台詞を勉強しなくっちゃ

 

 



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