久しぶりに井の頭自然文化園に行った。
レイアウトも少しづつ変わり、動物の数が減っているのが寂しい…
しかし、私が生まれる前から変わらない存在(宝物)が、象の「はな子」。
推定59歳のはな子は、戦後間も無い日本に来て、様々な歴史を味わって来た。
私がまだオムツを着けているころから、父が何度も連れて来て彼女の前に立ち「はな子~~!!」と呼ぶと、彼女は近くまで寄って来て、左前足を上げ、鼻を高々と上げて見せてくれるのであった。
何年か前、TBS『はなまるマーケット』のゲストとして写真を頼まれた時、「はな子」を撮ろうと思い立ち、雨の中何年か振りで会いにいった。
当時、食が細り激痩せになっていた50歳を過ぎた「はな子」
それでも私が大声で呼ぶと、ゆっくりと歩み寄った彼女は昔と同じ様に左足を上げ、鼻をゆっくりと上げてくれた。
ファインダーを覗きながら涙が出た。
でも、あまりに痩せていた。
しかし今の「はな子」は、飼育係の方の素晴らしいアイデアと努力のお蔭で、肉もしっかり着き、動きも如何にも元気そうで、水道のホースを鼻で自在に操って水浴びをしたり、小枝を使って痒いところを掻いたり…
もうそれは「良かったな~~はな子!!」と思わず叫びたくなる様な嬉しい姿だった♪
しかし子供のお客さんたちの元気な「はな子~~」の声にも私の呼び声にも、気分が乗らなかったのか、チラッとこちらを見て鼻をちょっと上げただけだった。
でも、嬉しかった♪♪♪
今月18日(敬老の日)「はな子」とクロツルの「イチコ」(推定48歳)の長寿を祝う会が開かれる。
私もお祝いに行こうと思う♪
はな子♪ いつまでもお元気で!!!
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