『男の花道』千穐楽!!!

7月1日の大阪新歌舞伎座初日から岐阜羽島市文化センター、東京ル テアトル銀座まで、

延べ22日間、25ステージ。

今日7月26日、『男の花道』公演は無事千穐楽を終えました。

恐ろしい出来事のあった大阪初日。

もの凄い結束で一丸となって公演を盛り上げた、素晴らしいキャストとスタッフの皆さん。

あれから毎日、日々の努力を怠らぬ素敵な素敵な一座は、

関係者の誰もが一生忘れられない様な、充実の舞台を務めてきました。

演出のマキノ雅彦(津川雅彦)さんは決して手を緩めず、毎日駄目だしをし稽古をする。

全員が必死に食らい付いて行く。

毎日が初日。

毎日が胸ときめく新鮮さ。

もちろん千穐楽の朝も台本直しと立ち稽古。

楽しかった。

嬉しかった。

でもまだまだ足りない。

これで終わりたくない。

もったいない。

また、必ずこの一座で、この公演をやりたい。

そして、新しいものを作り出していきたい。

出演者の誰もがそう思っている。

なんて素敵なことだろうか。

私はこの一座と過ごした日々を生涯忘れません。

スタッフ・キャストの皆様、お世話になりました。

観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

『男の花道』打ち上げ会

千穐楽の前日の25日終演後。

演出のマキノ雅彦(津川雅彦)さんのお声掛けで、一日早い打ち上げ会。

今公演の話はもちろん将来の事についても、それはそれは盛り上がりました。

福助さんと、カーテンコールの時の様にハグ

そしてなんと演出家からのサプライズで、今公演の出演者に表彰状が渡されました。

ラストは主役の二人、中村福助さん(加賀屋歌右衛門役)と梅雀(土生玄碩役)にも。

　

みんな涙涙で喜び合いました

『男の花道』公演の楽屋に来て下さった方々

今回の舞台にはたくさんの著名人の方々が観に来て下さいました。

私の楽屋には

グレッグ・リー(ベーシスト)

 

黒柳徹子さん、杏ちゃん

 

大相撲立行司の木村庄之助さんご夫妻

 

そして写真は撮っていませんが、

渡辺裕之さん＆原日出子さんファミリー、若村麻由美さん、柴田理恵さん、青山良彦さん、西岡徳馬さん、高橋克典さん、高橋和也さん、佐野圭亮さん、葛西聖司さんなどなど…

演出のマキノ雅彦(津川雅彦)さんがお声を掛けて下さったお客様の中には、いつもはお目にかかれない様な方々がたくさんいらっしゃって下さいました。

もうそれは大変な数の役者・ミュージシャン・作家・芸術家・政治家の皆さんが、

熱いメッセージを下さいました。

それはそれは感動の毎日でありました。

各界の専門家の皆さんのご意見が私達にとって

どれだけ励みになったか分かりません。

皆さん本当にありがとうございます。

　　　m(_ _)m

『男の花道』東京公演開幕

(演出のマキノ雅彦さん(右)、加賀屋歌右衛門役の中村福助さん(左)、と土生玄碩役の中村梅雀(中央))

ル テアトル銀座での『男の花道』東京公演が開幕しました。

今日の初日、お客様は大変喜んで下さいました。

一つ一つの演技への反応が嬉しかったです。

前日の舞台稽古で、そして更にこの初日終演後に、

マキノ雅彦さんの演出は次々とハードルを高めます。

毎日の舞台が、新しい発見と喜びで弾んでいきます。

明日の舞台がまた楽しみになります。

やっぱり脚本が素晴らしい。

それを深く肉付けし、役者を見事に誘導し、お客様を乗らせる凄腕の演出。

配役も今しか出来ない絶妙なバランス配役の舞台です。

「この舞台に出る事が出来て、本当に良かった。」

そう皆が思って演じている舞台です。

どうぞ、どうぞお見逃しなく

再び精密検査の結果

本日東京の病院にて再び精密検査を行いました。

結果は異状なし。

進行形の疾患は無し。

血液の数値ときたら優等生。

発症から10日間、素早い処置と食事療法が功を奏しました。

もちろん酒は一滴も飲んでません。

 

おそらく

椎骨動脈の分枝あたりが一瞬詰まった事による、一過性の虚血発作ではないか。

さて、原因は何だったのか

◎首の後ろが鬱血気味になる様な姿勢(所謂悪い姿勢)

◎急激な血圧の上昇と降下(急に大声で怒鳴り、また静かになるなど)

◎血液がドロドロになりやすい多量の発汗

◎前日の食事内容と酒量

◎加齢

などであろうと、先生は仰る。

上から三つは正に今回の舞台の演技にバッチリ当てはまります。

そして、このところせっかくマクロビ食を始めていたのに、

疲れ気味だった身体に精をつけようと、

舞台が近づくにつれてスタミナ系に近づいて行った食事。

ストレス発散のために飲んだ酒。

そして、年齢 (-_-;)

悔しいけど、

『気をつけなくてはならない歳になった』

という事です。

大事に至らなかった事に感謝し、

これからの人生を、健康に元気に思う存分楽しむために、

大きな勉強をさせて頂きました。

念のために発症から一ヶ月後に当たる日辺りに、またMRIなどの検査をします。

 

さあ

明後日からル テアトル銀座公演。

一座の結束は強固で士気も盛り上がっているし、

お芝居はバッチリですよ

皆さんに大いに楽しんで頂きたいです。

お待ちしております　　(^_^)

 

『男の花道』大阪公演終了。そして岐阜へ

病院で朝晩点滴を受けながら

大阪新歌舞伎座の5日間、5ステージを終えました。

 

あの悪夢の初日。

終演後も現実と記憶がグチャグチャになり、途方も無い不安に苦しんだ夜。

そして記憶を取り戻し、確かめつつも気合いの入った2日目。

共演者やスタッフの皆さんの温かさに泣いてばかりいました。

ショックだった病院での診察結果。

病院から劇場入りし、肩の力を抜いて新しい発見をしながら楽しんだ3日目と4日目。

病院での点滴に疲れつつも、感慨深い舞台だった5日目。

忘れられない5日間でした。

スタッフ・キャストの皆さん、

そして大阪新歌舞伎座の皆さん、

そして初日をご覧になったお客様、

ご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

温かいサポートに感謝感激です。

本当にありがとうございました。

梅雀は元気です。

もちろん、これから日々の仕事状況と生活のバランスに気をつけ、

心身の状態に細心の注意を致します。

7日、8日の岐阜、羽島市文化センター公演、

そして12日から26日の東京ル テアトル銀座公演を、

充実した舞台に練れ上げられる様、精一杯務めます。

よろしくお願い致します。

 

検査結果

昨日の出来事が余りに恐ろしく

早く検査をした方が良いという事になり

2日目の舞台を無事に終えた後、病院で精密検査をしました。

結果は、

一過性の虚血による言語障害と意識障害

というものでした。

MRIと脳波に異状はありませんでした。

痕跡は残っていませんが、将来の脳梗塞の危険信号とみて早期治療が重要でした。

幸いな事に発症から48時間以内であり症状も軽かったので

朝晩2時間30分程の点滴を、大阪公演の間続けることになりました。

この通りすっかり元気です。

心配して下さる皆様の温かさに涙です。

お芝居の神様は大変な試練を与えて下さるものです。

忘れられない経験をいたしました。

福助さんはもちろん、スタッフ・キャストの皆さんに感謝感謝であります。

更に熱く感動的な舞台に練り上げられる様に務めます。

そして初日をご覧になったお客様には、本当に申し訳ない事をいたしました。

お詫び申し上げます。

とんでもない初日

人生で初めての

最悪の初日でした。

きちんと稽古も積み、芝居の流れも良くなり、

あとはしっかりと性根を据えて、楽しみながら芝居を練り上げて行く。

そんな楽しみな初日の筈だった。

第一幕のおしまいに

客席で携帯が鳴った。

今までそんな事に惑わされた事は無かった。

しかしこの日は違った。

よく分からないが、私の頭の中で何かが切り替わった。

台詞が次第にアヤフヤになっていく。

そして第二幕。

いつもの様に舞台に立った。

だが台詞が出て来ない。

おかしい…

いかにド忘れしようとも、芝居の流れに乗ってすぐに言えるのに…

この日は違った。

どこまで行っても出て来ない。

相手の台詞は全て鮮明に聞こえていて、自分が次にどういう事を言うのかも分かっていながら、

全く言葉が出て来ない。

とうとうお終いまでしどろもどろだった。

 

何という事だろう

大変な失態をしでかしてしまった。

私の48年の役者人生の中で初めての事だった。

 

この初日を楽しみに観にいらして下さったお客様。

本当に本当に申し訳ありませんでした。

 

そして終始私を励まして下さった福助さん。

涙が出る程嬉しかった。

心強かった。

ありがとうございます。

頑張って対応し、フォローして下さった全てのキャスト・スタッフの皆さん

本当に本当にありがとうございました。

ご迷惑をおかけ致しました。

申し訳ありませんでした。

2日から気持ちを新たに

誠心誠意集中して務めさせて頂きますので、何卒よろしくお願い致します。

自分でも心配なので、念のために近々検査をしてみます。

 

 

 

さあ！初日!!

今日は『男の花道』大阪新歌舞伎座公演の初日。

皆で練り上げて来た成果を

初めてお客様にお見せします。

ワクワクドキドキ(笑)

楽しんじゃいます。

最後の生レバー

6月30日20時30分。

生レバー禁止秒読みの時間帯に

生レバーを食べた。

大阪新歌舞伎座近くの韓国料理屋さんで頂いた。

どの肉もとても美味かったが、やはり生レバーは格別だ。

こんな美味しい物が食べられなくなるなんて…