「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「生活の党」と小沢一郎代表

2013-06-26 05:24:46 | Weblog
「生活の党」が夏の参院選に向けての公約を発表した。「いのち」と「暮らし」と「地域」を守るをキャッチ,フレーズにして脱原発、TPP参加反対を旗印にしている。先日の都議選で躍進した共産党も同じような公約をしていた。「生活の党」と聞いて、僕は一瞬どんな政党だったか考えてしまったが、あの小沢一郎先生が率いる政党なのだ、

民主党が内部分裂し、政治家先生の政党間の移動もあって正直言って、政党の名前だけ聞いてもどんな政党だか判らなくなってきた。それにしても小沢一郎先生も影が薄く、神通力がなくなってきたものだ。都議選では三人の候補をたてたが、いずれも落選、小沢代表が候補の出陣式にまで顔を出したのに、その候補の得票率は僅かに全体の2.6%、5千票たらずという惨敗だった。

7月の参院選には「生活の党」は選挙区三人、比例区三人が改選を迎える。選挙は”水物”と言われるから結果は予測できない。しかし、凋落の民主党と共闘しても現状では苦戦はまぬかれない。かりに全員落選ということになれば、「生活の党」の参院議員は”やわらちゃん”こと谷亮子議員と主沢了議員の二人だけになってしまう。

政治家には”引き際”がある、とよく言われるが、小沢一郎氏はまさにその典型だ。昨年、民主党を飛び出して「日本の未来の党」を作り、総選挙の直前、滋賀県の嘉田由紀子知事と組んで、ばたばたと「国民の生活が第一の党」という名で”野合”し、再び「生活の党」に戻る、その政治軌跡を見れば、国民はだれも信用しなくなる。