「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人と「コンドロイン」 「グリコサミン」の効用

2013-06-25 05:09:49 | Weblog
舌をかみそうな「コンドロイン」「グリコサミン」といった名前の健康食品が、テレビにラジオに新聞こまたまた折り込み広告に花盛りである。数年前に整形外科医から「左膝半月板摩耗」と診断を受けた僕は、その後医者(複数)の診断に従ってマッサージや”電気”を受けたりプールで水中歩行などしたが、一時的にはよくなるが、最近は逆に痛みが激しくなってきた。

もともと健康食品や「サップルメント」には懐疑的な僕だが、先月思い切ってスーパーのレジの所にあった「コンドロイン」表記の健康食品一袋を篭に入れた。20日分600円というから、ダメモト”の思いで買ったのだが、やはり効果はなかった。先日、その話を今、かかりつけの医者にしたが、同じような成分の注射がありますから、次回からやりましょうとのこと。素人には理解できないが、上記の健康食品は薬品なのだろうか。

有名女優から元相撲取りまで総動員して宣伝に努め、効果があったような印象を消費者に与えている。それでいて医者(複数)は、飲めとは勧めない。成分はトリの皮とかサカナの骨、ウナギなどらしい。厚生労働省が認可しているのだから、飲んで健康に害や副作用はないし、人によっては確かに効用があるのだろう。

足腰や膝が悪いと、どうしても老人は閉じこもりがちである。医者の5回も注射を打てば、よくなる人もいるという言葉を信じる事にしょう。70歳代には、将来、こうなることがイヤで、毎朝5千歩以上歩き、ラジオ体操にも参加していたものだが、人生すべて思い通りには行かないものだ。