「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

今夏は記録的な猛暑の到来?

2013-06-18 05:55:57 | Weblog
まだ6月だというのに毎日、全国的に暑い日が続いている。昨日も西日本を中心に30℃を超す猛暑日だ。調べてみると、日本列島は2010年のあの猛暑年から昨年まで連続3年も猛暑年が続いている。今年もNASA(米航空宇宙局)の予測では、2010年の記録を超える暑さになるかもしれないという。

先日亡父の昭和22年の古い日記を見たら、珍しく6月だけ、その日の気温が記されていた。それをみると、ちょうど今頃の16日は雨、14.5℃、17日曇14℃、18日晴12℃、19日雨14℃、20日曇15℃、21日曇15℃、22日晴16℃―とある。この年が冷夏だったのか記録がないので判らないが、僕の記憶では、昔は6月に今のように連日気温が30℃を超すようなことはなかった気がする。

亡父の日記によれば、この年は22日が夏至だが、我が家では前日の21日から部屋に蚊帳を吊っている。今はどこの家でも窓が二重構造となり、日本中どこへ行っても蚊帳を吊っている家はなくなった。わが家でも44年、北海道へ転勤するまで東京の家では蚊帳のお世話になっていたような気がするが、定かではない。

子供の頃の記憶では、6月末から7月の初め梅雨明けになると、雷鳴が轟き激しい豪雨がった。すると、子供たちは蚊帳を吊って一斉に中に逃げこんだものだった。これが当時の季節的な風物詩であった。地球規模の気候の変化が起きているのであろうか。僅か半世紀ちょっと前には6月に真夏日などなかった。7月、8月これから夏本番を迎えて、暑さがどうなるのか、思いやられる。