「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

石原慎太郎代表にも責任、辞任すべきだ

2013-06-20 05:27:02 | Weblog
東京は今、この夏の参院選の前哨戦ともいうべき都議会議員選挙の真っ最中だが、マスコミが騒ぐわりには焦点がぼけ、盛り上がりに欠けている。昨日、選挙管理委員会から選挙公報が届き各党、各候補の主張が載っていたが、国政の選挙なのか都政の選挙なのか、さっぱりわからない。電話のアンケート調査には一応”必ず投票する”と答えておいたが、正直言って困ってしまう。

選挙は今度の日曜日23日なのだが、21日の「産経新聞」(首都圏版)の一面トップの横出しを見ると”橋下氏、都議選敗北で辞任”とある。縦見出しで”維新共同代表、進退に言及”とあるが、横見出しだけ見ると、選挙前に「日本維新の会」は都議選で敗北したような錯覚を読者に与えかねない。

しかし、この選挙前の重大な時期にきての「日本維新の会」の石原慎太郎、橋下徹二人の共同代表同士の”ドロ試合”は、いったい何なのか。橋下氏の例の”慰安婦”発言について”言わずもいいことを言って党に迷惑をかけた。党内で謝罪せよ”といのが石原氏の言い分らしいが、長年の政治家歴を誇る石原氏らしくない。やはり、僕から見ても暴走老人のボケ発言としか思えない。

石原慎太郎氏は昨年まで、4期13年都知事であった。都民は長期にわたって石原都政に信頼を置いてきた。だから、その人が共同ながら率いる「日本維新の会」の代表ならば、その党の候補に投票したくもなる。石原共同代表も、これをもっと正面にだして、街頭演説に出るべきである。それなのに都政には、あまり関係のない”慰安婦”についての橋下氏の失点を持ち出し”橋下氏とは歴史観が違うとまで言っている。都議選でかりに「日本維新の会」が敗北したら、石原氏の責任でもあり代表を辞任すべきである。