ビター☆チョコ

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大丈夫

2007-07-10 | 日々のこと

離婚して子供を引き取って育てて
やっと楽になりかけた頃、子供に持病があることが分かって
あらゆるツテを頼って、いろんな医者に診せて
それでも結論が出ないとき、頼りたくなったのは別れた夫だったのだそうだ。

もう一生、会うこともないと思っていたのに
気弱な電話をしたら
一生懸命、病気について調べて、知り合いの医者にも尋ねて
「大丈夫だよ。このまま手術しないで見守っていこう。」と言ってくれたのだそうだ。
全くの素人の言葉なのに
どんな有名な医者の言葉より、安心感があったそうだ。

医者はもちろん専門家だから、きちんとした説明をしてくれるだろう。
でもやっぱり医者として「病気を治す」ことに焦点が当たって
その手術が、その後の生活に与えるダメージについては、親ほどは考えないかもしれない。
年老いた両親には責められたり、おろおろされたりで
かえってイライラさせられて、
そんな中での思いつめての電話だったらしい。

もしかしたら「大丈夫だよ。」という言葉の中には、祈りの意味も含まれてたかもしれない。
でも、追い詰められた時、一番ホッとするのは
同じ高さに立ってる人から「大丈夫」と言ってもらうことなのだと思う。

結婚の意味って、そこにあるんじゃないかと思うのだ。
どっちかが凹んだ時、すかさず助け舟を出してくれる人が側にいる安心感。
同じことに、同じ位置から、同じ真剣さで祈ってくれる人。
そういう人が、必要なのだと思う。

不幸にも途中で別れてしまっても
「子供」に関しては
生きてる限り、同じ真剣さで祈ってくれる人がいてくれることは、ずい分、心丈夫なことだと思うのだ。

相方が凹んだ時
内心はどんなにバクバクでも、そんな素振りを見せないで「大丈夫。」と言えるだけの器を、
私って持ってるのかなぁ。。と
ふと、考えてしまったり。
。。。だって、今までずっとフォローされっぱなしだからねぇ。。。(苦笑)



 


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そっか~・・・ (ぼふふわ)
2007-07-10 23:22:25
そうですね、そんな風にフォローしあえるのは、やっぱり夫婦なのかもね。
ちょっと、懐かしい感じかもです。
子供が手を離れ、遠くへ行って、今、ちょっとした空間がぽかりと空いていて、夫婦の意味を考えちゃったりもしてます。
でも、これから、親のこともあるし、会社もあるし、自分も年老いていくし。
フォローしあうのは、これからかもですよね。
チョコさんは、フォローされてて、幸せですね

さきほど、「死の棘」を見終わりました
う~ん、キッドマンは美しいけど、あ~、終わっちゃったんだ~、っていう終わり方でした。
また、TBさせてね
(チョコさん、レビュー書いてたよね?って今更ですが・・・
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すびません・・・ (ぼふふわ)
2007-07-10 23:30:31
「死の棘」は、ぶーこさんに教えてもらった小説の名前でした
「記憶の棘」ね
ありました、ありました
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整理整頓 (チョコ)
2007-07-11 17:20:14
ぼふふわさん

徳島は、お天気どうでしょうか?
こちらは今日も梅雨空。
続くとさすがにうっとおしいですねー。

夫婦の形もいろいろでしょうね。
趣味が一致してる夫婦もあるでしょうし
うちみたいに、全然違う、という夫婦もあると思います。
普段は違う方向をみててもいいから
何かあったときに、同じ方向を向いてくれれば、それでいいかなーと思ってます。
なにかあったとき
それは、もう、親には頼れないよね。

「記憶の棘」ですね。
終わり方に賛否両論で、様々なコメントを頂いたような記憶があります。
ニコールはすごく綺麗でしたね。
カテゴリー、整理しましたので
前より過去記事が探しやすくなったと思いまーす。
ぜひ、ぼふふわさんの感想も聴かせてね♪

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こんばんは! (寝起きのパンダ)
2007-07-15 23:04:44
なんか、すごく考えさせられる良いお話でした。

夫婦って、同じ目の高さでフォローしあえる。
ああ、理想だな。

やっぱり主人には、心の支えであって欲しい。
逆にその役目がなくて、経済面の支えだけになったら
夫婦としては成り立たない。

最近、そんな風に思っています。
(子供が大きくなって、手が離れてきた証拠かな??)
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支え (チョコ)
2007-07-16 11:41:50
パンダさん

こんにちは♪
いろいろ大変だったようですね。
もう落ち着きましたか?

私も赤ん坊を抱えてた頃、なにしろ核家族の転勤族でしたから、熱を出すたびに不安で。
もちろんお医者さんには診てもらうんですけど、
ダンナの根拠のない「大丈夫」の言葉に安心させられた記憶があります。
ちょっとした支えが必要なんですよね。
たとえ大丈夫じゃなくても、同じ願いを持った人がいるというのは力になるのだと思います。

それは、たぶん、これからもっと必要な時期が来るのかもしれないです。
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