ビター☆チョコ

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ビハインド・ザ・サン

2005-10-16 | 洋画【は】行
1910年ブラジル。
ブレヴィス家とフェレイラ家は土地の所有を争い,何代にもわたって激しい争いを続けている。
ブレヴィス家の長男が殺された。
殺された長男の着ていたシャツに染みた血が,陽にさらされ黄色いしみに変わると
次男のトーニョ(ロドリゴ・サントロ)が兄の敵を討たねばならない。
これは避けることの出来ない,この家に生まれたものの義務なのだ。
そしてトーニョが兄の敵を討ったとき,今度はトーニョが追われる立場になる。
トーニョの命が保障されるのは,血染めのシャツが黄色いしみに変わるまでの
わずかな時間。
人は生まれる環境を選べない。
自分の宿命とはいえ,その重さに苦しむトーニョ。
そんな時,近くの村に来ていたサーカスの少女クララに強く惹かれるトーニョ。。。

ほとんど地の果てのように思える黄色く乾いた大地。
容赦なく照りつける太陽の強い光。
そこに住む者の重い宿命とは対照的な青い空。
その青い空がとても悲しいものに思えてしまった。
「憎しみの連鎖」にがんじがらめになっている家族の哀しさ。
幼い三男のパクーが解こうとした「憎しみの連鎖」は解けたのだろうか。。。
トーニョが新たな世界へ踏み出したことを信じたい。

最近,「ラテン」にはまってます。
この映画も「モーターサイクル~」のウォルター・サレス監督の作品です。
「セントラル・ステーション」もそうでしたが,地味なんだけど
じんわりと心にしみてくるような感じがとても好きです。
そしてロドリゴ・サントロ!!
「ラブ・アクチュアリー」での都会的なデザイナーも素敵でしたが,
いつも泥まみれのトーニョもでした。
今回も言葉少ない暗い役柄でしたが,時折見せる笑顔が素晴らしい
さすが「ブラジルの宝石」!











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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見たいんです (tomozo)
2005-10-17 12:28:56
私もこれ見たいんです。なんだかもらったこのチラシのロドリゴ・サントロが印象的で



モーターサイクル・ダイアリーズ、私もとても気に入ってラテン系に走ったのですが、ガルシア君つながりでペドロ・アルモドバル作品の方に行ってしまって。で、またまたガルシア君つながりでアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ作品へ。頭クラクラしましたが、嫌いじゃないですね~。



結構、奥が深いですよね~。



余談ですが、ガルシア君は今度アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の「バベル」で、ブラピと共演らしいですよ
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Unknown (チョコ)
2005-10-17 20:02:17
tomozoさん,ぜひぜひ観てください。

ロドリゴはいいですよ~

実はガエル君作品も家族の留守を狙って

観ましたよ。

「ブエノスアイレスの夜」題名からして濃いんですが

予想を裏切らない濃さでした。

なんだかお昼のドラマのような展開で

ひとりで観てよかった~と思いました。

でもガエル君は可愛かったです。

ガエル君はひとりで観るに限りますね!

また家族の留守を見計らって借りてきます。



ブラピと共演ですか~~

どんな役なんでしょうね。

これもまた楽しみです~。

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観ました♪ (tomozo)
2005-11-20 09:43:12
ウォルター・サレス監督は、なかなか好みです。今度、「セントラルステーション」も観ようと思ってます。



チョコさんのいうとおり、ロドリゴ素敵でした
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Unknown (チョコ)
2005-11-20 21:17:14
ロドリゴ,素敵ですよねっ

ウォルター・サレス監督といえば

「ダーク・ウォーター」もそうですよね。

怖いのは苦手なので,迷ってしまいます。



娘が「仄暗い水の底から」を観てるので,いまさらですが感想を聞いてみたら,「そんなに怖くないよ。ちょっと中途半端だった」そうです。

でも監督によって変わりますよね。

イケメンが出てたら絶対観るんだけど

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