コーリング・ユー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あのセッションがはるか昔のことのような気がする。
あの後、怒涛のようにいろんな行事があったので、あれから全然歌ってない。
泥縄ですが、胸の中でハミングしながらレッスンに向かう。

最近、私はすっかり「チョコさん」になってしまった。
この間までは本名で呼ばれるのと半々だったのが、今日なんか完全に「チョコさん」だ。
そんな「チョコさん」が先生にチョコレートのお土産を渡し、先生からはホワイトデーのお返しをいただいた。
物々交換のような妙なレッスンの始まりだった。

発声は思いがけなくスムーズ。
発声だとけっこう高い音まで出るのに、なんで歌になると出ないのか。
絶対出るはずだと、自分に暗示をかけて久々に歌う。
先生は、５月の会でまた私が性懲りもなく歌うことをご存知なので、とりあえず新しい曲に入るのを見合わせてこの間のセッションの時に歌った２曲をおさらいしてくれた。
そしたら。。。この間の失敗が嘘のように気持ちよく（自分的には）出ました。
さびの「But You’ll be～」のところ、口先だけで声を出そうとするとつまってしまうので、なるべくお腹に向けて下げるようにアドバイスをもらう。
うん、出やすい。さすが適切。
後はまぐれじゃなく、いつも同じ状態で声が出せるように歌いこむこと。
「You’ve Got A Friend」のほうはフェイクを入れる練習。
ま、これは余裕があればということで～～ちょっと気が楽。

暗闇に少し光が見えたので、いきなり新しい曲の提案がでる。
最近の先生、「次どうする？日本語？英語？」って聞かないで、必ず英語の曲をだしてくる。
歌の方向が定まってきたことなのかな？
しかし！！！「コーリング・ユー」と来たのはびっくり！！
映画「バクダッド・カフェ」のテーマ曲。
実はこの映画、なぜか好きなのでDVDまで持ってる。
この映画が好きなのは、このテーマ曲だからかもしれないほど好きな曲。
でも好きと歌えるは全く別物。かなり難しいぞ。本気？先生？
そう分かっていながら「先生、楽譜ください！」とお願いしてしまう。
いつもながらチャレンジャーなのであった。。。
もう１曲は「Close To You」。さてどうなることやら。