安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ソニー・クリス「THIS IS CRISS!」と雑誌「男の隠れ家 冬のきままなひとり旅」の話題。

2019-12-19 20:01:08 | アルト・サックス

最近、公私ともに慌ただしくまとまった時間がとれません。山登りも見送らざるをえず体もふっくらしてきました。雑誌「男の隠れ家シリーズ  冬のきままなひとり旅」をコンビニで思わず購入しましたが、ゆっくり温泉にでも浸かりたいこの頃です。ヨーロッパへの長い旅から帰国して録音した第一作目。

SONNY CRISS (ソニー・クリス)
THIS IS CRISS (PRESTIGE 1966年録音)

   

ソニー・クリス(as, 1927~1977年)は、好きなアルトサックス奏者で、拙ブログでも何回か取り上げました。1960年代の前半はヨーロッパで活動していましたが、帰国後録音した第一作がこのアルバムです。特に、適度に力が抜けたスローテンポの曲がよいので、昔からの愛聴盤です。

メンバーは、ソニー・クリス(as)、ウォルター・デイヴィス Jr.(p)、ポール・チェンバース(b)、アラン・ドウソン(ds)。ウォルター・デイヴィスは、バラードで繊細なプレイを行うなど、本作の成功に寄与しています。過不足はありませんが、ポール・チェンバースに一段の元気の良さがほしいところです。

曲はスタンダードの「Black Coffee」、「The Days of Wind and Roses」(酒とバラの日々)、「Sunrise, Sunset」、「Skylark」、「Love For Sale」に、ウォルター・デイヴィス Jr. 作「Greasy」、ソニー・クリス作「Steve's Blues」の全8曲。「Love For Sale」は、CDになって追加されたボーナストラックですが、出来は悪くありません。

ソニー・クリス(as)は、チャーリー・パーカーの影響を受けつつ情熱的なプレイを行うことが多く、行き過ぎてうるさいと感じる演奏もあります。ここではそれが適度で、「Black Coffee」における密やかでブルージーなプレイ、「When Sunny Gets Blue」におけるリラックスした演奏、デイヴィス(p)がメロディをとりクリスが装飾を施していく憂愁漂う「Sunrise, Sunset」、デリケートにテーマを綴っている名曲「Skylark」など、改めて注目しました。

【男の隠れ家 冬の気ままなひとり旅。】 

   

表紙。以下、この本に載っているなかで行ってみたい宿です。松本市の2軒は訪れたことがあります。

   

長野県松本市の扉温泉「明神館」。行ったことがありますが、風情あるよい温泉でした。

   

長野県松本市の乗鞍温泉「山水館  信濃」。こちらも行きましたが、食事が良く、おもてなしもよかった。

   

長野県松本市の白骨温泉「湯元斎藤旅館」。白骨温泉は、冬には全く訪れたことがありません。県道が通行止めになるなど通じる道路がよくなかったのですが、近年の道路改良によりその心配がなくなったので出かけてみたいと考えています。

   

宮城県大崎市の東鳴子温泉「旅館 大沼」。仙台にまた行きたいので、その際に足を延ばそうかと考えています。

   

山形県山形市の蔵王温泉「五感の湯 つるや」。山形市には、ジャズ喫茶「OCTET」があるので、久しぶりに山形県を訪れたい。

   

新潟県三条市の越後長野温泉「嵐渓荘」。三条市には、日曜営業の音楽の流れる喫茶店「傳七茶屋」があるので、そちらも訪れたい。三条市なら長野市から高速道を使えばそう遠くないです。

   

   

新潟県南魚沼郡湯沢町の越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」。川端康成が名作『雪国』の執筆をはじめた「かすみの間」が保存されていて、宿泊者は見学できるそうです。泊まって見てみたい。