朝などたまに寄る「スターバックス・コーヒー長野駅前店」で、前から気になっていたピーチ&アールグレイのケーキを珈琲を飲みながら食べました。スポンジにはアールグレイのほのかな味と香りがし、上にのっている桃も甘すぎず、爽やかで美味しいケーキでした。朝からケーキもいかがなものかと思いましたが、この味ならまあいいかな。爽やかな声質はかわりません。
CHIARA PANCALDI (キアラ・パンカルディ)
WHAT IS THERE TO SAY (CHALLNEGE 2017年録音)
イタリアの歌手、キアラ・パンカルディの3作目のアルバムで、昨年発表されたものです。最新のジャズ批評2018年5月号の特集は「ジャズ・ヴォーカル・イン・ヨーロッパ」というもので、そこのグラビアページの最初に彼女が掲載されていたので、改めて聴いてみました。前作の「I Walk A Little Faster」(拙ブログの掲載ページ)が好評で、日本でもファンが多いと思われる歌手です。
メンバーは、キアラ・パンカルディ(vo)、カーク・ライトシー(p)、ダリル・ホール(b)。ジェレミー・ペルト(tp)が「What is THere to Say」、ローレン・モーア(Harmonica)が「A Timeless Place」にそれぞれ参加しています。パンカルディは、ライトシー(p)とホール(b)と、ここ2年間共演の機会をもってきたとのことです。
曲目が、珍しいものが入っていて興味深い。「Everything I Love」、「Black is The Color of My True Love's Hair」、「Born to Be Blue」、「What is There To Say」、「I Don't Mind」、「A Timeless Place」、「Reverse The Charges」、「When You're Smiling ~ On The Sunny Side of The Street」、「Love Came」、「Since I Fell For You」の11トラック、12曲。デューク・エリントン作「I Don't Mind」やビリー・ストレイホーン作「Love Came」などは全く未知の曲でした。
選曲や伴奏に加え、パンカルディ(vo)の歌自体も即興的なところがあってジャズ色が出たアルバム。カーク・ライトシー(p)の重厚なタッチや和音の響きによる伴奏からもそんな感じを受け、歌も力強くなりスキャットも使っています。ダリル・ホール(b)はよくスイングしていて、ドラムの不在を補っています。僕は、力まずに軽く歌ったものがいいので、歌に抒情が漂いジェレミー・ペルト(tp)のトランペットも見事な「What is There to Say」、無伴奏で歌い始める「When You're Smiling」、ホールのベースが効いている「Everything I Love」が気に入りました。声質など好きな歌手なので、次回作にも注目したいと思います。
【キアラ・パンカルディ・ホームページ】
【スターバックスのピーチ&アールグレイ ケーキカップ】
季節の商品のようです。
ケーキは、カップに入っているので、量的にもありました。
店内
【ジャズ批評 2018年5月号】
特集は、ジャズ・ヴォーカル・イン・ヨーロッパです。
カラーページの最初にキアラ・パンカルディが掲載されています。右ページには、スペインのアンドレア・モティス。