安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ピー・ジェイ・ペリー ALTO GUSTO

2018-05-09 20:02:04 | アルト・サックス

安曇野市での買物は、西友豊科店へ行くことが多いのですが、そのお店で、引き落とし時に購入金額の3%を割り引いてくれるというウォルマートカードに入会しました。カードなので、使ったという実感があまりなく、つい買いすぎている気がします。また、現金だとお釣りがくるので、お釣りの金額を暗算で計算して確かめていましたが、カードではそれがないのでボケ防止にもならないなど、便利だけどいいのかどうかよくわかりません。新譜は聴いてみるまでわかりませんが、よかったCD。

PJ PERRY (ピー・ジェイ・ペリー)
ALTO GUSTO (CELLAR LIVE 2017年録音)

   

国内盤のレコードやCDが出ず、メディアの紹介もほとんどないので、日本ではあまり知られていないジャズ・ミュージシャンは数知れないと思います。ピー・ジェイ―・ペリー(as, 1941年生)とジョン・メイヤー(p, 1938年生)は、共にベテランで活動歴が長いですが、そのような範疇に入りそうです。これは、ペリーのリーダー作ですが、メイヤーのソロも聴けて二人を知るには格好です。

メンバーは、PJ・ペリー(as)、ジョン・メイヤー(p)、スティーヴ・ウォレス(b)、クインシー・デイヴィス(ds)。ペリーは、14歳で父のバンドでビュー以来ほとんど生国のカナダで演奏活動を続けており、リーダー作も多いです。メイヤーは、ニューヨーク生まれで、マクリーンやコルトレーンとも録音経験があり、1980年代以降はロスアンジェルスで活動し、ハバードやレス・マッキャンと共演し、リーダー作も多く、知名度は高いと思います。

曲は、ポール・チェンバース作「Ease It」、ジョン・ヒックス作「After The Morning」、ベニー・ゴルソン作「Stablemates」、ジョン・ルイス作「Two Bass Hit」、チャーリー・パーカー作「Quasimodo」、スタンダード曲の「Close Your Eyes」と「We'll Be Together Again」で全7曲。バップ、ハードバップの有名曲とスタンダードで親しみやすい曲が並びました。ヒックス作の「After The Morning」は新しいですが、2~3年前に共演したリニー・ロスネス(p)が紹介してくれたそうです。

ハードバップが存分に楽しめるアルバムです。チャーリー・パーカーを基にフィル・ウッズからの影響を感じさせるペリー(as)の演奏は、よく歌い、バラードはしみじみと聴かせてくれて、ベテランの味を醸し出しています。スローテンポの「After The Morning」は寂しさが表出されているような曲想で、ペリーの多彩な音色の美しさが映えています。同じくかなりスローな「We'll Be Together Again」では、ペリーがメロディをたっぷりと歌っていてしみじみとし、メイヤーの音数の少ないソロも見事なものです。僕の大好きな曲「Stablemates」では、音域を広く使った情熱的なペリーのロングソロが印象的で、メイヤー(p)もシングルトーン中心のソロをとっています。

【西友豊科店とウォルマートカードと常念岳景色】

西友豊科店。駐車場は結構広いですが、休日は混雑しています。

   

カードのパンフレット。入会しました。年会費無料でもあるし、まあいいかと。

隣には、ホームセンターのカインズがあります。

カインズの屋上(2階)駐車場からの常念岳など。定点観測もたまにはしようと、撮影してみました。雪が少ないような気がします。

常念岳のアップ。

有明山など