美山の森から ~原村移住計画の記録と山遊び~

やっと理想の土地を手に入れました。
長年の夢だった森の中の暮らしの実現まであと少し…かな?

「入間航空祭」

2008-11-04 | 遊び
札幌でも雪だそうです。
いよいよ本格的になって来ましたね。
本州の平野部に渡ってくるのももうすぐかも知れませんね。



さて、そんな中行ってきましたよ!
「航空自衛隊 入間基地」「第40回入間航空祭」に。
お天気はイマイチでしたが、坊ちゃんがこのひと月ずっと楽しみにしてたので。



さすがに朝一に行って開場前から並んで場所取りしてなんて気力もないし、坊ちゃんを連れてノンビリと10時半に到着。
その時点で基地内を横切る西武線を渡る踏み切りはこんな状態で。
相変わらずの大盛況と言う感じですね、何しろ毎年15万人とか18万人とか集まるらしいですから。



上空ではすでに「U-4」1機と「C-1輸送機」3機による「展示飛行」(デモンストレーション)が行われていて、会場内はすでに盛り上がっている様子。
彼等(飛んでる方)も普段とは違ってある程度「見せる」ためにフライトをするわけで、結構「派手な」飛び方もしてくれます。
まっ、彼等(操縦士)にしてみればある種の「役得」みたいなもので、これが楽しみでもあるでしょうから。

 

そして鉄ちゃんな親子にとって貴重なのがこの10時32分着の「臨時列車」。
普段は停まらない「特急」がこの日は2本だけ臨時で「稲荷山公園駅」の停車するんです。
ここに「特急」が停まってドアが開く光景は「航空祭」ならではの風景であります。



基地の敷地内に設けられた臨時改札を出ると、踏み切りの向こうには「50周年記念」の横断幕が。
今年で50周年を迎える自衛隊の基地としても50周年。
加えて40回目の「航空祭」ということで、いつもより気合が入っているのかも。



踏み切りを渡ると滑走路まで続く道は人で埋め尽くされていて。
まるで他人の流れがずっと続いているようです。
前に見に来た時はまだ学生の頃だったけど、こんなに混んでたかなぁ?

 

輸送機に続いては百里基地所属の「航空救難団」の「UH-60J」救難ヘリと、「U-125A(アスコット)」捜索機の飛行展示。
「UH-60J」は現在の主力ヘリで大型のウインチなど、遭難者救助の装備も充実しています。
「アスコット」はこれまでの「MU-2S」に変わって、90年代後半から配備され始めた機体です。



同じく「救難団」の大型ヘリ「CH-47J」(これは入間の所属かな?)は大規模火災の消化のデモンストレーション。
3機編隊で通称「バケツ」をぶら下げて滑走路の向こう側で水を撒いて見せてくれました。
確か7トン(7キロリットル)だか入るんじゃなかったかな?近くで見ると2階建ての家ぐらいに見えます。



そしてなんと言っても目玉はこの「ブルーインパルス」。
今年も松島基地からデモ飛行のためにやって来てくれました。
お客さんもこれが見たくて来ている所がありますからねぇ。

救難団の展示飛行が終ると駐機場に整備士(ドルフィンキーパーとも言います)がやってきます。
他の整備士とは違う「青」のツナギの背中に「Blue Impulse」のネーム入りは整備のエキスパートの証。
整備士としても「ブルー」の一員となることは、憧れであり誇りなんです。



続いて整備士より更に色の濃いブルーのツナギのパイロット(ドルフィンライダーとも言います)がやってきます。
整備士と挨拶を交わし身支度を整えると、いよいよ「セレモニー(ウォークダウン)」の始まりです。
一度駐機場の端まで行きそこで整列して、紹介のアナウンスに合わせてそれぞれの機体へと乗り込んでいきます。

エンジンに火が入りいよいよ滑走路へ。
1番機から4番機までの4機と、5番機と6番機の2機に分かれて飛び立って行きます。
機影が滑走路の向こうへと消えてゆくとしばしの静寂、まさに幕が上がる前のドキドキの一時です。



一度基地の上空から離れた「T-4」が爆音と共に再び姿を現すと、いよいよ「ショータイム」の始まりです。
最初は4機編隊と5番機6番機がそれぞれ上空を飛行して、イントロ部分の飛行を見せていきます。
スモークを噴きながら旋回したり、水平飛行しながら機体をひねって見せたり。

 

そしてまずは前半の見せ場「レインフォール」。
確か以前は日本式に「下向き空中開花」といわれていました。
5機で急降下してそれぞれ5方向に分かれていきます。



「オポジット・コンティニュアス・ロール」
5番機が右から6番機が左から進入してそれぞれが連続してロールしながら交差します。
両機の翼端の間隔がわずか数メートルと言うようなまさに神業的な操縦技術が求められます。

 

次も5番機6番機の2機が並んで正面から進入し急上昇していきます。
その2機がスモークを出しながら左右にブレイクしていきます。
宙返りしながら更にループを描き、降下しながら交差していくと…



はい、綺麗なハートの出来上がり。
このあと4番機がハートの真ん中にスモークで矢を通せば「バーティカルキューピッド」の出来上がり。
晴れていればもっと綺麗なんですけどねぇ。

 

もちろん、こうして6機揃って大きなループを描く「デルタロール」なんて言うのもしっかりあります。
基本は1番機から4番機はフォーメーションで、5番機6番機は単独又はペアで飛行します。
4機編隊が演技している間は5・6番機は上空を大きく回り込んで次の演技の準備をしていると言うわけですね。



これは「レインフォール」の逆。
「上向き空中開花」だけど…
最近のプログラムには入ってたっけ?

このあとは5番機の「バーティカル・エイト」(縦8の字)に、5番機を除いた5機による大きな五稜星を描く「スタークロス」。
5番機・6番機による低空を並んで背面で交差する「タック・クロス」へ。
そして1~4番機最後の演技、「ブルー」創設以来の伝統の技「ローリング・コンバットピッチ」へ続き4機は着陸態勢に。



そして最後の見せ場は5・6番機による「コークスクリュー」。
背面飛行している5番機の周りを6番機がロールしながら3回転半だったかな?
これは機体が「T-2」だった時には無くて、「T-4」になってから行われるようになった業ですね。



全ての演技を終えて1~4番機、5・6番機と順番に着陸した機体が駐機エリアに返ってきました。
整備員のハンドリングで所定の位置にピッタリと機を駐機させます。
でもまだこれで終わりではありません、まだまだ最後のセレモニー「ウォークバック」が待っています。

キャノピー(風防)をあけてヘルメットを脱いだパイロットが機を降りて、整備士と敬礼のあとガッチリと握手をします。
そして「ウォークダウン」とは逆に6番機のパイロットから順に行進しながら集合、6人が揃って整列して最後の敬礼で全てが終了です。



全てが終ってその機体を駐機エリアに休めています。
でもね、ここで帰っちゃダメなんですよ、実はこれからがまたお楽しみ。
と言うのも全ての機体が全部「入間」所属ではないと言うこと。

救難団は「百里」だし、「ブルー」は今は松島がベース。
ということはこれからそれぞれの所属する基地に向かって帰ると言うわけで…
このあと順番にまた「飛ぶ」わけで、それを見るのもお楽しみなんですよね。

ホントは、他に何も見なかったので「飛ぶ」前にいろんな飛行機を見て…と思ってたんですが。
坊ちゃんが空いたタイミングで最前列まで行って座り込んでしまいまして。
また「飛ぶ」と知って、「見るっ!」んだそうで…



救難団や海自の「P-3C」、「YS-11FC(飛行点検機「フライトチェッカー」)」などが準備を終えて離陸していきます。
それぞれの機体の中からはクルーが観客に向かって手を振っています。
そんなのを見ながら40分ほどすると整備員が出てきて、給油などの準備を始めました。



そして、パイロットがやって来ました。
複座の「T-4」ではショーの時に1番機と5番機には後席にも乗っていますが、帰りは全て前後のシートが埋まります。
整備チームはこのあと機材を「C-1」(輸送機)に積み込んでから帰ることになります。

 

再びエンジンに火が入り、整備員の合図で「ウォークダウン」の時のように全機揃って機体のチェックを行います。
そしてチェックに並行して整備員が電源のケーブルを外し、外回りのチェックを行います。
最後にコクピットとの会話に使っていたインカム用のケーブルを外せば離陸準備完了。



1番機から順にタクシーアウトしていきます。
ショーの時はキャノピー(風防)は閉まっていますが、この時はキャノピーをあけたままで。
中から観客に向けて手を振ったりサムアップしたり、中には大きなジェスチャーでサインを送ってくるクルーもいます。



通常は予備の7番機が飛ぶことは稀ですが、この時は7番機も一緒。
尾翼に数字の書いていない7番機が列の最後尾でタクシーウェイへと出て行きました。
そして滑走路の端に並んで最後のチェック、スモークを出してアフターバーナーを確認すると…



まずは1番機から4番機がテイクオフ。
ショーの時と同じように「への字」の隊形で離陸しダイヤモンドへ。
そのまま旋回して北へと進路を取ります。



滑走路の向こう側に4期が回り込んでくると次は5・6・7番機が離陸します。
見ているみんなは「あ~ぁ、行っちゃった~!」って感じで。
結局「ブルーインパルス」に終始してしまった一日でした。

坊ちゃんは大満足だったでしょうけど…
ショーを見るのにいいポジション取りをしていたトォサンは、お昼食べてないし…
ホントは交代してもらうはずだったのに、お弁当食べた坊ちゃんが先にトォサンのところに来てしまったからねぇ。

 

どちらかと言うと「飛行機」見たかったトォサンは帰る前に少しでも見たくて。
急いで「F-15」と「T-4」や「C-1」の展示している場所に移動したけどもうすでに片付け体制で。
ゆっくり見るどころじゃなさそうなので、何枚か写真撮って…諦めました。

さぁ、オバァチャンがお土産話を楽しみに待ってるだろうから。
楽しいうちに帰ろうね!
ということで3週連続の「空」系イベントはこれで終了です。



『今日の山猿君』

今日は「おでん」だった我が家。

しっかりオバァチャンに「餅巾着」をリクエストしていた猿君です。

でも、1個しか食べてないんだよねぇ。

なぜか「コンニャク」と「昆布」をたくさん食べる猿君でした。

??



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