明日になれば

料理の苦手な主婦です。『簡単でも美味しい物』を見つけて紹介していたら、いつの間にかサイクリングブログになってます(^^)

ありがとう、さようなら

2016-09-19 09:53:14 | 日々の出来事
いつかは来るとは思っていたが・・・・ついに。
しかも、その日は突然にやってきた。
 
9月12日、月曜日のこと
この洗濯物を干したら水元公園までサイクリングに行ってみようと思っていた時、実家の近くに住んで居る妹から連絡が入った。
「母親の様態がおかしいから救急車で病院に行くところ!」と。

昨年母は、玄関先で転んで圧迫骨折となり、寝たきりになるのか?と私たちを冷や冷やさせたけど、思いの外元気に立ち直ってくれて、見舞いに行くと口ばっかりは達者で・・・・
最近では、シルバーカーを押して近所を散歩するようになっていた。
そんな元気な母が今度は何だろう?
 
私は動揺した。
正直なところ、サイクリングできる久々のチャンスの日だったから。でもサイクリングはまた出来るから、やっぱり実家へ行った方が良いよね。
とりあえず様子を見て来ようと支度をして電車の時刻を調べた。
特急の本数が少ないので各駅停車で行くしかないね。
乗り換えは2回で2時間40分か。仕方ない!
 
西船橋を過ぎ、千葉を過ぎた頃また妹から連絡が来た。
『緊急に手術が必要で松戸の「○○総合病院」へ搬送することになったから。』
 
えっ?松戸?松戸ってどこだっけ?もしかして通り過ぎたんじゃない?頭が混乱した。どうしよう。このまま行ってもすれ違いになるかな?下車した方が良いかな?
 
迷ったけれどとりあえず下車して反対方向に向かう電車に乗った。
松戸の「○○総合病院」て何処だろう?どう行ったらいいのか調べつつ、病院に着いたらそこで待とうと気持を整理していた。
 
するとまた連絡が入って、泣き声の妹の声が「死んじゃった」と。短い一言だった。
あまりにも唐突な出来事に私も次の言葉が出て来なかった。
 
こんなに早く死ぬなんて、あのまま電車から降りなければ今頃向こうの駅に着いていたのに。千葉から向こうは単線で極端に本数が少ない。
1分でも早く行ける電車を探すが、そんな都合の良い電車はある訳がない。
もう腹をくくるしかない。
おそらく妹はショックを受けているだろうから、その分私は落ち着かないと。
 
やっとの事で実家に着くと、もう母は紫色の布団に寝かされ、顔には布が。その横では葬儀屋さんと妹と弟が葬儀の段取りを話し合っていた。
そっと母の顔を見ると、、、、声を掛けたら目を開けそうだった。
 
何と急ぎ足で、亡き夫の側へ。イメージ 1
動脈解離と心不全でした。
 
長女の私も数年前からお婆ちゃんと言われるようになった。
私たち3人兄弟を、こんなに長い間見守ってくれてありがとう。