うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

おもてなしのシステム

2012年05月30日 | 忘れかけていたこと

次の操作はこうしたいのか、と問いかけてくるソフトがある。
それが思っていることに合っていれば、なかなかよく気がつくとほめてやりたい気になるが、見当違いのことをされると、余計なことをするなと言いたくなる。
ユーザーは勝手気ままだから、合わせるほうも大変だ。

何かをしたいときに、その方法を見つけるのに右往左往しなければならないのでは、動作がいくら速くても何もならない。

ユーザーがすぐ見つけられることと、見つけなくてもよいことを巧く峻別できているのがよいソフトと言えるだろう。

ソフトを作っている人の工夫や苦労などは、ユーザーにとっては聞いても仕方のないことで、そんなところが見えみえのソフトは、自慢たらしくて嫌気が差す。
調理場を見せたがる、レシピの説明をたらたらしたがる調理人に似ている。

ファミレス方式で消え去ってしまったもてなしの心、それをもったソフトこそ、長く愛用されるに違いないだろう。