うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

錯覚:2

2012年01月23日 | 忘れかけていたこと

仕事場の広さは、多少は余裕のあるほうがよい。
ワン・ルームでも間に合うような仕事場に、スイートを二つつなげたような大きな部屋をあてるゆったり好みの人もいる。

パソコンのディスク容量も、いくらかは余裕があったほうがよい。
業務用ではなく自分ひとりだけのデータしか保存しないパソコン用に、近頃は超大容量のディスクを売りつけるお商売がはやっている。
かさばるデータの横綱である動画がたくさん保存できるのは確かで、ネットにつなげばいつでも見られる動画を、自分のパソコンに集めるのが趣味という人もいるから、それはそれで需要に応えていることになっているのだろう。
だが、広々したディスクも、使わないデータが溜まっていけばいつかは満杯になる。

ディスククリーンアップの「古いファイルの圧縮」の数値を見ると、回を重ねるごとにどんどん溜まっていく。
なぜこんなに溜めておくのでしょうと聞いたら「時間がかかるから、クリーンアップの対象からはずしておこうということになっていた」という説明をもらった。

「時間がかかる」そのときは、溜まってしまっているので削除に時間がかかると聞こえた。それなら、あるときに思い切って一度に処置してしまえば、そのあとはさっぱりするではないかと思った。
だが「時間がかかる」のは、削除する時間のことではなかった。
この項目にチェックを入れ、削除対象にするつもりでクリーンアップを実行すると、削除はせずに圧縮だけするという奇妙な扱いになるので、古いファイルを呼び出すとき解凍に「時間がかかる」のだった。

思い違いは、人が望むこととは逆のことをさせる。
聞いた話は、耳に入ったことだけでは逆の場合がある。
遠くなりかけた耳から入って、それがまた逆になるのでは、よほど気をつけなければならない。