追悼式のプログラムの中から、南洋群島帰還者会会長・沖縄テニアン会会長の宜野座朝憲氏の「追悼のことば」を紹介したい。宜野座氏はテニアンに渡ることができなかったので、南洋群島帰還者会理事の森山紹一氏が代読した。
弔辞。本日、テニアン島カロリナス台地の「沖縄の塔」並びに専習健児の塔の前において、第32回戦没者慰霊祭を行うにあたり、当地よりテニアン市長ほか市民の方々。沖縄から県福祉保健部の上与那原美 . . . 本文を読む
夏の甲子園の沖縄県予選は、興南高校が中部商業高校を4対2で下し、甲子園出場を決めた。テレビで観戦していたのだが、3連続完封していた島袋投手も疲れが溜まり、昨日の準決勝、今日の決勝と本調子ではなかったのだろう、厳しい試合だった。
決勝戦は第1シードと第2シードの対戦だったのだが、準決勝で敗れた沖縄水産高校や八重山商工高校を含めて、どこが甲子園に出てもおかしくないほど、沖縄の高校球界は層が厚くなっ . . . 本文を読む
写真は追悼式でシッド・オグモロ神父が祈祷を行っているところ。参考までに、追悼式のプログラムを紹介しておきたい。
第32回 2009年(平成21年)
テニアン島沖縄県人戦没者追悼式
日時 2009年5月28日(木)午前11時より
場所 テニアン島カロリナス台地「沖縄の塔」において
司会 南洋群島帰還者会副会長 平良善一
1.北マリアナ諸島自治領国旗・沖縄県旗掲揚 テニアンパブリックセ . . . 本文を読む
「テニアン島沖縄県人戦没者追悼式」はテニアン島の南端、カロリナス台地にある「沖縄の塔」の前で行われた。隆起した石灰岩の台地に南洋松、メリケン松と呼ばれた木麻黄、ギンネムの林など沖縄とよく似た風景で、参加者は強い日差しを避けてテントの下で式の様子を見守った。
サイパン島とは逆に、テニアン島では米軍は島の北西部海岸に上陸し、日本軍と住民は島の南端に追い詰められていく。写真で「沖縄の塔」の背後にある . . . 本文を読む
テニアン島に着き、船から下りるとテニアンの高校生たちが歓迎してくれた。南洋群島帰還者会はこれまで、サイパン・テニアンの学生を毎年沖縄に招待し、交流を深めてきたとのこと。
その日の夜に開かれた「親善交流の夕べ」にも、高校生たちは家族と一緒に参加していた。こうして世代を超えて交流が生み出されているのは、素晴らしいことだと思う。
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『SAPIO』09年7月22日号掲載の「ゴーマニズム宣言」で小林よしのりが、6月22日に放映されたNHKの番組「〃集団自決〃戦後64年の告白~沖縄 渡嘉敷島~」について描いている。『SAPIO』7月8日号以上に酷い内容で、番組に出た金城重栄・重明兄弟に対して、小林は自らが聞いたという伊江島の「集団自決」の話と強引に結びつけて次のように描いている。
〈NHKに出た金城兄弟も、
「軍命」や「戦陣 . . . 本文を読む
写真は嘉手納基地で開かれたアメリカンフェスト2009で一般公開された自衛隊のF15戦闘機。アメリカンフェストで自衛隊機を見せるのは、日米の軍事的一体化を印象づけようとするものだろう。航空自衛隊那覇基地は今年3月12日にF4戦闘機からF15戦闘機への配備替えが完了し、任務交代式が行われた。対中国の基地機能強化が進められている。
自民党の混乱と自壊ぶりを見ていると、まさに末期症状としか言いようが . . . 本文を読む
那覇市の桜坂劇場でちょうど今、映画『カメジロー 沖縄の青春』を上映している。明日7月17日(金)までとのことだ。スクリーンで見られる機会は少ないと思うので、まだ見ていない人におすすめする。ただ、上映時間が平日の昼間というのは、勤め人には厳しいが。
『SAPIO』09年7月8日号に載った小林よしのり「ゴーマニズム宣言」について、もう少し書きたい。
小林はこの間、慶良間諸島の「集団自決」をめぐ . . . 本文を読む
小林よしのりが『SAPIO』09年7月8日号の「ゴーマニズム宣言」でとりあげている古木杜恵〈「敵」を捏造する言説、差別を流通させるメディア〉は、『世界』09年6月号に掲載されていて、次の六つの章から成り立っている。
①「マンガ右翼」の論理破綻
②版元の見識と常識は問われないのか
③小林的言説を看過するメディア
④右派勢力の「敵」としての沖縄
⑤「全体主義の島」という印象操作
⑥ウソも一〇〇回つけ . . . 本文を読む
『SAPIO』09年7月8日号の「ゴーマニズム宣言」で小林よしのりは、沖縄は〈サヨク〉の〈全体主義の島〉というデマキャンペーンの材料として、もう一人お仲間の例を挙げている。
〈沖縄大学の宮城能彦教授は
わしの『沖縄論』の案内役を
務めたために、
それまでかかわってきた
調査研究プロジェクトに
いられなくなってしまった。〉
〈「沖縄タイムス」「琉球新報」の
二紙が作り出す論調に
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小学館発行の『SAPIO』09年7月8日号に載っている「ゴーマニズム宣言」で、小林よしのりが〈「世界」に暗躍する全体主義者〉という漫画を書いている。何ともおどろおどろしい題名だが、岩波書店発行の『世界』6月号に掲載された古木杜恵(ノンフィクションライター)の〈「敵」を捏造する言説、差別を流通させるメディア〉に反論したものだ。例によって沖縄は〈サヨク〉の〈全体主義の島〉であるというおバカな主張をや . . . 本文を読む
昨日(10日)は午後から那覇の県庁に行き、反住基ネット沖縄による教育長への要請行動に参加した。内容は下記の要請文に記されているものだが、これまで那覇市や浦添市など県内の自治体に要請行動を行った際には、応接室や会議室に通され、要請文を渡した職員と話し合いを持った。宜野湾市や沖縄市では市長が自ら出てきて応対した。
ところが県教育庁の義務教育課では、部屋の入口で要請文を受け取って、すぐに返れといわん . . . 本文を読む
写真は嘉手納基地で開かれた「アメリカンフェスト2009」の一コマ。F16戦闘機の主翼につけられたサイドワインダーミサイルと会場の様子。
去る6月26日に宜野座村の松田区で、辺野古新基地建設に向けた環境アセスメント調査準備書の説明会が開かれた。同区の説明会は4月23日にも開かれていて、二度も開かれるというのは異例のことだ。この説明会を翌日の琉球新報と沖縄タイムスが記事にしているが、同じことを取 . . . 本文を読む
翌日はテニアンに移動。
ホテルの朝食はバイキング形式で、和食が用意されていて、前の夜、アバシになるか飲み食いしたというのに、朝っぱらから腹が減って飯をお代わりしてしまった。ちなみに、アバシになるか、というのはハリセンボンのようになるまで、という意味。子どもの頃、食べ過ぎて腹がぱんぱんになると、祖父や祖母が、アバシになるかかーてーさや(ハリセンボンみたいにお腹が膨らむまで食べたね)と言って笑って . . . 本文を読む
バンザイクリフからホテルに戻ったあと、6時からホテルのプールサイドで開かれた「サイパンと沖縄親善交流の夕べ」に参加した。これも参考までにプログラムを紹介しておきたい。
司会 宜野座朝美
1.あいさつ
①北マリアナ諸島自治領観光局長 ペリー・ジョン・P・テノリオ
②サイパン市長 ファン・B・トゥデラ
③沖縄県社会福祉部・福祉企画統括官 上与那原美和子
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