海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

②工区への土砂投入と海上監視、有志によるゲート前抗議行動

2021-02-01 23:59:09 | 米軍・自衛隊・基地問題

 2月1日(月)は朝8時半頃、辺野古漁港と汀間漁港から抗議船2隻を出し、海上から工事の様子を監視した。

 午前8時40分頃、ガット船6隻(第百三十六伊勢丸、かいおう丸、鶴美丸、marumasa2号、進朋、清明)が大浦湾に入った。前週から残っている第八高砂丸、栄雄丸とともにランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。

 進朋と第百三十六伊勢丸はデッキバージの両側に接舷し、土砂を移し替えていた。

 K8護岸では午前8時50分頃から土砂の陸揚げが始まった。接岸している明神3号に載っている土砂はわずかで、先週の残りを片付けたようだった。午前9時50分頃には土砂がなくなってショベルカーが下り、次の屋部7号と入れ替えが行われた。

 午前9時19分頃、K9護岸に移動するとランプウェイ台船1隻が着岸したばかりで、ショベルカーが作業をしやすいように土砂を均していた。9時26分頃からダンプカーがバックで台船に入り、土砂の積み込みを開始した。この後、ガット船から空の台船に土砂の積み替えが終わると、K9護岸は2隻同時に陸揚げが行われた。

 K4護岸では嵩上げ工事が行われ、ミキサー車が並んで生コンを打設していた。並行して、完成した壁の前に消波ブロックを設置する作業も行われていた。

 辺野古崎の映画館近くに建設されている倉庫は、アーチ形屋根の鉄骨が海側に伸ばされていた。高さ、床面積ともにかなりの大きさなのが遠目にも分かる。

 下の写真で右奥に見える緑の圧送ボンプ車は、消波ブロックの制作に使用されているようだ。

 K4護岸側の掘削場所に防砂シートを二重に敷き、砕石を敷き詰める作業が行われている。現場を海側から見ると、ショベルカーのまわりに砕石の粉塵が上がっていた。砕石を積んだ青いダンプカーは、いつもこの場所で使われている。

 

 午前11時半頃、辺野古漁港に戻った。すぐにゲート前に向かい、この日2回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。

 県独自の緊急事態宣言が発せられ、オール沖縄会議の組織的行動は中止しているが、市民有志による行動が粘り強く続けられている。

 午後1時17分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ガット船4隻(進朋、第百三十六伊勢丸、鶴美丸、栄雄丸)が大浦湾を出て行った。

 K4護岸側の掘削された場所は、二重に敷かれた防砂シートの上にショベルカーで砕石を敷き詰める作業が行われていた。白い防砂シートの見える部分は残りわずかとなっていた。

 K8・K9護岸から運ばれてきた土砂は、②工区のN5護岸側、中央部のK4護岸側とつながる道付近、K2護岸側のブルーシートが敷かれた付近の3か所に投入されていた。

 ブルーシートが敷かれた付近に作業員や沖縄防衛局員らしき者たちが20人以上集まっていた。現場の確認や作業の打ち合わせでもやっていたのか。

 K4護岸では午後も引き続き生コンの打設が行われていた。 


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