海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

案内:学習会「マイナンバー法の現段階と問題点」

2014-08-25 23:53:01 | 住基ネット・監視社会

 25日は朝からカヌー隊の一員として海上抗議行動に参加した。あいにくカメラを忘れてしまい、写真はなし。いつも通りフロート沿いにカヌーを漕いで平島まで行ったあと、少し休憩をとってから、辺野古崎の北側に移動したスパット台船の所まで行った。フロートやオイルフェンスの近くに設置されているため、かなり近い距離で作業の様子を見ることができる。オイルフェンス沿いに並んで抗議行動を行ってから平島に戻った。

 昼食後、二手に分かれて行動することになり、大浦湾の方に向かったのだが、もう一つのグループが辺野古崎東側のオイルフェンスを越えて中に入り、3名が拘束されたため途中で引き返した。越えたのはフロートではなくオイルフェンスであり、カヌー隊の数名が午前中も越えていたのだが、海上保安庁は特に注意をしていなかった。午後は姿勢を変えたようだが、3名を「確保」して巡視船まで連れて行ったものの、それ以上のことはできず、不当拘束に対する強い抗議にあって戻している。

 辺野古に通う日が多く、それ以外のことがなかなかできないのだが、反住基ネット沖縄による共通番号制(マイナンバー制)についての学習会が開かれる。市民の個人情報を政府が一元的に管理できるようになれば、政府の意に添わない思想の持ち主を洗い出し、弾圧を加える道具として利用されかねない。特定秘密保護法とセットで使われればどうなるか。これにさらに共謀罪が加われば……。沖縄の反戦・反基地運動を潰すために、これらの法律・制度が猛威をふるうときが遠くない未来に訪れる危険性は高い。都合のつく方はぜひご参加を。

                     あなたに「背番号」が付けられます

監視社会を狙う諸法律の廃止を!

学習会「マイナンバー法の現段階と問題点」

 今、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では、県警機動隊、防衛局職員、米軍、民間警備員(ALSOK)が辺野古新基地建設に反対する住民を排除。海上では、全国の海上保安庁から巡視艇十数隻を動員して反対する住民を追跡・監視しています。アメリカとともに戦争できる体制づくりのため辺野古への巨大な軍事基地建設を急ぐ安倍政権は、あらゆる国家権力を使って住民を弾圧しています。基地周辺には監視カメラが増設され、反対する住民は、警察によって監視・追尾されていることが明らかになっています。

 来年10月、いよいよ国民一人一人にマイナンバー(背番号)が付けらようとしています。政府は、「社会保障・税番号制度」と言っていますが、社会保障、税に止まらず、治安管理、警察にも番号利用を広げ、図書館や医療関係、銀行や企業の給与支払いにも拡大されます。マイナンバーで国民の個人情報は国によって一元的に管理され、「秘密保護法」と両輪となって、国民の監視・管理体制が一挙にすすみます。「盗聴法」の改定、「共謀罪」の新設も準備されています。

 ところで、マイナンバー制度は、利用範囲が際限なく拡大されるため、今なお制度の詳細が決まっていません。そのため、自治体ではシステム改修の仕様の確定、経費の算出もできない有様です。韓国の社会保障番号の大量流出事件、日本でもベネッセ個人情報流出事件など漏洩事件が後を絶ちません。マイナンバーが施行されると私たちのプライバシーはどうなるのでしょうか? 反住基ネット沖縄は、白石孝さん(プライバシーアクション代表)を講師に、学習会を開きます。多くの方々の参加を呼びかけます。

《入場無料》              

日時 9月1日(月)午後6時30分~8時30

場 浦添市てだこホール「多目的室1」(浦添市仲間1-9-3 ℡098-942-4360)

講師 白石孝さん(プライバシーアクション代表)

演題 「マイナンバー法の現段階と問題点」

主催:住基ネットに反対する市民ネットワーク沖縄(反住基ネット沖縄)

<連絡先>〒901-2112 浦添市沢岻1-7-22 島袋方  ℡&FAX098-875-6721

 

 


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