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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

無駄な公共工事の典型~延々と続くフロートの補修作業。

2017-02-15 00:18:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 14日は朝、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。この季節、日差しがあるのとないのとでは大きな違いがある。この日はクレーン付き台船がコンクリートブロックの載せ替え作業をおこない、投下数が少なかったのでフロート周辺での抗議行動が中心となった。

 長島と辺野古岬の間や大浦湾のフロートでは、先週の時化で壊れたフロートの補修作業が行われていた。作業和船にダイバーが乗ってあちこち移動しながら作業をしているのだが、いくら修理・補強しても次に海が荒れるとすぐに壊れる。

 フロートに鉄棒やネット、ロープなど余計な物を取り付けているのだから、壊れるのは分かりきったことだ。こうやって延々と補修作業がくり返され、市民の血税が浪費されていく。無駄な公共工事の典型であり、辺野古新基地建設工事とは、大手ゼネコンとその下請け、孫請け企業をもうけさせるための基地利権そのものであることがよく分かる。

 国の安全保障がどうのこうのと偉そうなことを口にする政治家や官僚も、基地利権のうまい汁を吸っている。キャンプ・シュワーブの陸上部では、今週から作業ヤードでバックホーが作業を行っているが、14日はクレーン車も動いていた。

 浦添市長選挙は現職が大勝したが、軍港建設問題に賛成か反対か、態度を曖昧にして乗り切れるほど有権者は甘くはないということだ。反対なら明確に主張し、行動しなければならない。日々工事は進んでいる。国は沖縄の反戦・反基地運動を圧殺することを狙って攻勢をかけている。自分が何をするか、問われている。

 


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