6月3日は午後12時33分頃、辺野古弾薬庫そばの歩道から大浦湾の様子を見た。
長島近くにサンドコンパクションパイル船(SCP船)が3隻並んでいる。
C1護岸付近の軟弱地盤の改良工事を行っていると思われるが、SCP船3隻とも海砂を積んだ船が接舷していた。
向かって左が砂利採取運搬船・第十八太海丸、真ん中がガット船・第二十藤進丸、右側がガット船・第二東新丸だった。
これらは海砂を運んできてSCPの間の台船に移し、台船からSCP船に海砂を移して砂杭の打設を行っている。
こちらのSCP船はクレーン付台船2隻を接舷して海砂を移していた。
杭を打ち込んでいるあたりから向かって右に白い濁りが広がっているように見える。
沖縄防衛局は2月から4月にかけて、軟弱地盤改良工事で基準をこえる濁りが発生し、杭打ちの数を減らして調整した、ことを明らかにしている。
濁りが発生するには理由がある。沖縄防衛局は海底に砂を敷き、濁りを防ぐとしていたが、所定の厚さでまんべんなく砂が敷かれているのか。
作業が遅れている焦りから杭打ちを急ぎ、十分に砂を敷かないまま工事を進めているのではないか。
濁りが発生したならその原因を明らかにすべきだし、「調整」でごまかすべきではない。
上の写真を見ても、今でも濁りが発生しているのではないか、と疑われる。
午後1時36分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
砂利採取運搬船・第十八太海丸がSCP船に砂を移す作業を終え、大浦湾から出ていくところだった。
新工事用ゲートとK8護岸から運ばれてきた土砂が下ろされ、仮置きされていた。
午後2時7分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
A護岸では鋼管矢板の打ち込み作業が行われていた。
SCP船に海砂を移す作業を終え、第二東新丸がデッキバージに横付けされていた。
第二東新丸とデッキバージの間には砂利採取運搬船のmarumasa2号も横付けされていた。
長島側の3隻のSCP船から青い船体のガット船・第二十藤進丸が後進して離れ、航路を抜けて大浦湾を出ていった。
手前の海上ヤード建設現場では、砕石の投下は行われていなかった。
大浦湾内には砂利採取運搬船・しょうえいも停泊していた。
新工事用ゲートから入った汚濁防止膜の設置準備がなされていた。
K8護岸にはランプウェイ台船が2隻接岸し、仮置き用土砂の陸揚げを行っていた。
N2護岸の先端部で砕石を投下する作業が行われていた。
N2護岸にはX字型の被覆ブロックが設置され、その上に砕石を敷く作業が行われている。
N2護岸の先端から向かって右側にN8護岸が伸ばされている。こちらは四角い被覆ブロックが設置され、その上に根固め用袋材が積み重ねられている。
いつもは手前に工事船が複数あって見えなかったが、この日はN8護岸の状況がよく確認できた。
写真の奥の方にはK6・7護岸で建設中のL字型擁壁も確認できる。
連日、新工事用ゲートから入る大量の砕石はここに投下されている。
埋め立て土砂が投入される前に、護岸建設で海の破壊が進む。
日本の人口は急速に減少していく。無用な基地建設で浪費した予算のつけと基地被害はあとの世代が負わされる。
そんなこと私は知らない、という逃げは許されない。私たちは次世代への責任を負っている。