海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

強風のため土砂の陸揚げ、投入が進まず。

2019-11-28 23:53:01 | 米軍・自衛隊・基地問題

 28日(木)は時折小雨が降る天気で、強風のため海が時化ていた。カヌーによる行動は不可能だったので、抗議船・不屈に乗って辺野古崎まで行き、船上から工事の様子を監視した。

 午前9時18分頃、K8護岸の上にはランプウェイ台船から土砂を陸揚げするためのバックホーが待機していた。しかし、大浦湾を吹き抜ける強風のためランプウェイ台船を接岸するのは困難と判断したらしく、バックホーは陸に引き揚げていった。

 この日、午前・午後とK8護岸では埋め立て用土砂の陸揚げは行われなかった。K9護岸では午前中、土砂の陸揚げが行われていたとのこと。

 

 k8護岸の先端部に置かれたクレーン車も、この日は稼働していなかった。

 午前9時半頃、清掃車らしきものがK8護岸上を行き来していた。車体の下に回転式のブラシがついているので、ダンプカーが通る鉄板の上の砂利や石などを片づけていたようだ。

 この日は午前8時40分頃、ガット船3隻が大浦湾に入った。長島の近くではガット船・公安丸が積んできた土砂をランプウェイ台船・屋部5号に移し替えていた。ほかのガット船も同様の作業を行ったと思われる。

 午前9時55分頃、雨が近づいたので海上監視活動を切り上げて辺野古漁港に戻った。そのあとは12月3日に安和の琉球セメント桟橋で行われる海上大行動の準備作業や草刈りなどを行った。

 午後2時半頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。土砂を運ぶダンプカーの姿はなく、埋め立て工事は行われていなかった。

 午後2時43分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見ると、K9護岸には空の台船が接岸していて、土砂の陸揚げは終了していた。そのあと台船は離岸したが入れ替えは行われず、土砂の陸揚げは行われなかった。

 ランプウェイ台船は3隻が土砂を満載していた。1隻にガット船2隻分、10トンダンプカーで300台分ほどの土砂が積み込まれている。2隻なら600台分だ。これが毎日キャンプ・シュワブのゲートから入るのを想像してほしい。海から運ばれているから目立たないだけで、毎日大量の土砂が運ばれ、海に投入されているのだ。

 ガット船は第六十二さだ丸、第八そうほう丸、航安丸、神峰の4隻が大浦湾に停泊していた。

 この日はお昼にカレーライスの差し入れがあった。暖かい心遣いに感謝したい。にふぇーでーびる。

 


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