海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海保のGB16による危険かつ悪質な嫌がらせ

2022-08-12 13:31:48 | 米軍・自衛隊・基地問題

 写真と動画は8月8日の午後1時26分頃、大浦湾のK9護岸近くで撮影したものだ。

 当時、K9護岸にはランプウェイ台船が1隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 カヌーに乗ってフロートのそばに行き、K9護岸や周辺の様子を見ていると、海保のGB(ゴムボート)16がフロートを内側から押し、私が乗っているカヌーを後ろに押しやった。

 カヌーの後方には海面から突き出た岩があるので、そのままだと岩にぶつかってしまう。

 危険だから押すな、と何度もGb16に注意したが、無視して数回同じ行為をくりかえした。

 カヌーが抗議行動を行うのは、ランプウェイ台船の入れ替え時で、その時はまったくそのような動きはなかった。

 にもかかわらず、海保のGB16はフロートの外側にいるカヌーに対して、わざと岩の方に押しやる行為をくり返したのだ。

 実に危険かつ悪質な嫌がらせである。

 こういう行為はGB16が単独でやっているのではなく、現場の指揮官からカヌーに圧力をかけるよう指示されてやっていると思われる。

 2014年の夏から辺野古の海・大浦湾でカヌーを漕ぎ、抗議行動を行っているが、その間、何度も海保のメンバーは入れ替わった。

 その時々の海保のメンバーや現場指揮官の質、あるいはその上の方針によってカヌーや抗議船への対応も変わってきた。

 自信や余裕がない海保ほどカヌーに対する圧力が強い。事前に押さえ込んでおかないと、もし失敗したら……、という意識がはたらくのだろう。

 手漕ぎのカヌーがどんなに頑張ったところで、GBとの力の差は歴然としている。にもかかわらず、カヌーに対しこんな嫌がらせをして、海保は恥ずかしくないのだろうか。

 


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