海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

霧のため久しぶりのカヌーは遅く始まり早く終わる。

2016-04-06 23:54:08 | 米軍・自衛隊・基地問題

 6日は朝、濃霧のため海に出ることができず、テント2で1時間半ほど待機した。長島や平島はおろか通称・シュワーブ岩も見えない状態で、テントでゆんたくしながら霧が晴れるのを待った。

 どうにか海に出られる状態になったので、10時20分頃、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。キャンプ・シュワーブの映画館で作業を行っていたので、浜の近くに寄って抗議した。作業員だけでなく、軍の警備員も出てきたので不当逮捕の件もあわせて抗議した。

 防水工事を行っているとのことだが、屋上から廃棄物が次々と下に落とされていた。旧暦の2月29日で今週の土曜日・9日は浜下り。潮が大きく引いて岩が干上がり、カヌーの底を傷めないように注意しながら抗議を続けた。

 抗議中に再び霧が出始めたので、この日はここで引き返すことにし、午前11時前に現場を後にして松田ぬ浜に戻った。

 一昨年10月の台風でフロートが浜に打ち上げられ、大量のアンカーが流されて行方不明になった。その時の一つと思われるアンカーが岩場に引っかかっていた。沖縄防衛局による杜撰(ずさん)な作業を示すものだ。

 映画館前の浅瀬にはスヌイ(モズク)があちこちに生えている。手に取って食べると、塩辛いがうまい。ただ、米軍基地のそばではどのような化学物質がたれ流され、汚染されているか分からない。残念ながら少し味見しただけで、採ることはしない。

 カヌーを片付けて昼食をとったあと、いったんアパートに戻ってから、午後はキャンプ・フォスターのゲート前で開かれた集会に参加した。帰る途中に第3ゲートからクレーン付き台船の様子を見たが、前日を変わらず大浦湾に停泊を続けている。

 在沖米軍司令部ゲート前のことは別に報告したい。

 


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