海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

キャンプ・シュワーブ陸上部の様子を見ながら瀬嵩の浜まで往復。

2016-06-09 19:00:35 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日は朝、カヌー6艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古側の陸上部ではクレーン車のブームが動き、オイルフェンスを吊り下げているのが見えた。浜に陸揚げしたフロートやオイルフェンスの移動作業がまだ続けられている。

 キャンプ・シュワーブの映画館では、1階の屋上に作業員の姿が見えたので抗議した。ユニック車がきてフレコンパックを吊り下げ載せていた。作業で出たゴミなどが入っていたのではないかと思う。片付け作業を行っているようだった。

 フロートが撤去されたので辺野古岬と長島の間も普通に通れる。キャンプ・シュワーブの陸上部で変化がないか、様子を見ながら、会場に残されたフロートを越え、瀬嵩方向へ移動した。

 陸、海ともに目立った変化はなかったが、この日は軍警備員がほとんど姿を見せなかった。海保の浮桟橋が片付けられている海岸付近に来た二人の軍警備員も、木陰にいて海岸までは降りてこなかった。理由ははっきりしない。

 午前中は風がやんでべた凪となり、弾薬庫下から瀬嵩の浜に向かう途中は暑さでパドルも重くなった。熱中症にならないようにこまめに水を飲み、体に海水をかけて冷やしているのだが、海上行動に参加する皆さんは熱中症対策をしっかりとやってほしい。

 帰りは軽い向かい風だった。波は逆でも風で涼しくなった分助かった。長島の近くまで来て少し休憩をとった。ある程度漕ぎなれたメンバーなら、松田ぬ浜から瀬嵩の浜まで、午前中で往復するのはそれほど苦労なくできるようになった。一昨年の7月、8月のことを考えると、これはかなりの進歩なのだ。

 現在、海上行動は月、水、木、土の週4回行われている。中断期間中も体力と技術、精神面をどう維持していくかが課題だ。仕事やバイトを優先してなかなか来られないメンバーもいれば、休みにはゲート前や高江、嘉手納に行って活動するメンバーもいる。みな苦労と工夫を重ねて行動をつづけている。

 


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