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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

梅雨入りとは思えぬ暑さの中、K4護岸工事に抗議を続ける。

2018-05-14 23:49:22 | 米軍・自衛隊・基地問題

 週明けの5月14日(月)は午前中、カヌー11艇と抗議船2隻、午後はカヌー13艇と抗議船1隻でK4護岸工事に対し、抗議を行った。同護岸ではK3護岸から折れ曲がった側と、辺野古岬側から南に伸びてくる側の2か所で捨て石の投下が行われていた。

 離れた場所からK4護岸の様子を見ると、写真の左右から護岸が近づいているのが分かる。クレーン車が置かれた先端部の工事場所との間は、すでに200メートルを切っているだろう。この間が護岸で封じられれば、潮の流れは遮断されて内部の海は死んでいく。

 K1護岸に向かって伸びている仮設道路では。根固め用袋材の設置が行われていた。こちらも残りは200メートル余になっている。青いクレーン車が置かれた先端部の背後にあるモクマオウの根本付近に、昨年は海亀が産卵を行っていた。今年は写真の通りだ。仮に産卵に上がっても、2ヶ月後には仮設道路で塞がれているだろう。

 K4護岸の工事が行われている一帯の海底には、以前モズク養殖を行っていた際に設置された鉄筋が残っている。網を張るための支柱だが、危険なので除去作業が行われていた。海保が怪我をしたようだが、本来は工事が行われる前に除去しておくべきものだ。今頃こういう作業をしていること自体、沖縄防衛局の怠慢である。

 梅雨入りしたとは思えない好天で、暑さが厳しかった。熱中症に気をつけながら、カヌーチームはK4護岸工事に対し、オイルフェンスを越えて抗議をくり返した。

 5・15平和行進と県民集会に参加した労働組合や学生団体などが松田ぬ浜を訪れ、護岸の様子を眺めたり、抗議行動に応援のシュプレヒコールを送っていた。どこも状況は厳しいだろうが、共に頑張りましょう。

 


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