海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

『沖縄県史 第10巻』より3

2008-03-07 16:10:20 | 日本軍の住民虐殺
 ④「友軍に虐殺された父」は、これまで繰り返し出てくる謝花喜睦氏の子息、謝花恒義氏の証言である。十・十空襲時の村内の被災状況や日本軍部隊の配置、同世代の少年たちの状況、戦時下の生活、米軍が羽地内海から湧川に上陸してくるときの状況、泣きやまない子どもが壕の中で殺されかけたことなど、幅広い内容の証言がなされている。その中では、殺された父親の敵を討とうと手榴弾を持ち歩いたことなど、日本軍への激しい怒りが . . . 本文を読む