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jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

今年のジャズ聴き始めは・・・・何と!アービー・グリーンから

2012-01-13 | ジャズ・tb

Ug

 

 

今年の年始は雑用、野暮用に追われ、ジャズをじっくりと聴く時間がなかった。

そこで、昨日、時間をひねり出し、夕方から‘Days’へ。

今回の目的は、ブログ仲間のお二人が年末と年始にupされた同じトロンボーンのフランク・ロソリーノの‘FREE FOR ALL’とアービー・グリーンのABC盤を聴くためでした。

 

 

残念ながら二枚とも揃っていませんでしたが、マスターが、まず、取り出した一枚は、ドイツ人のtb奏者がカルテットで演奏した作品。80年代半ばの録音で、伸び伸びした大らかな吹き方とスタンダードがメインなので好感が持てましたが、如何せん、まったく知らないミュージシャンでした。

 

 

で、グリーンのABC盤(ビッグバンドもの)の代わりにマスターが回したお皿が、ABCのもう一枚‘Blues And Other Shades Of Green’、メンツがマッケンナ(p)、レイニー(g)、ヒース(b)、クラーク(ds)というコンボものです。

 

マスターの話では、カヴァ違いが有ると言うので、調べてみると、コレでした(↓)。上のカヴァは見た事がありませんが、コレはあります。そして驚いた事に、これは、あのBurt Goldblattが手掛けたカヴァでした。

 

 

Ug1

 

 

初めて聴いたこのアルバム、良いですよ!まず、アービーのtbの音色が素晴らしい!マスター曰く、「これが本当のtbの音だね」と。うぅ~ん、納得しますね。白人らしく、知的で優雅さえ感じさせる好内容ですね!チョット、狙ってみますか?相場はHow Much?

 

 

 

その後、回ったお皿は、

 

まず、CLIFFORD SCOTTの‘OUT FRONT’(PACIFIC JAZZ)

TOPのサンバ・デ・サンバのかっこ良さ、抜群!

 

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続いて、BREW MOOREの‘DANISH BREW’(JAZZ MARK)

コレ、めちゃくちゃイイです!ホント! 1959年録音。

 

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そして、BUD SHANKの‘& his Brazilian Friends’(PACIFIC JAZZ)

こりゃ、本場のミュージシャンでしか出せない味ですね。

シャンクが実におしゃれに聴こえます。とってもGooです!

 

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今年のジャズ聴き始めは、

「いや~、参った!!!」

 

 

 


SLIDING EASY / CURTIS FULLER

2011-01-04 | ジャズ・tb

 

 

 

 

                                       boston acousticsで聴いた今日の一枚

 

 

 

 

 

 

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          Sliding Easy / Curtis Fuller   (UNITED ARTISTS) * 1959. 3. 9

 

 

 

 

カミさんとデパートの新春クリアランス・セールに出掛け、ついでにCDショップを覘いてみたところ、おぉ~、やっと‘SLIDING EASY’がCD化されていた。しかも、なんと!昨年末の22日に発売されたばかり。やはり、たまには、立ち寄らないとマズイですね。

オビに「国内初CD化」と書かれているように、本作は他のUA原盤が次々にCD化される中、何故か見送られていたアルバム。

 

見送られていた理由は、3曲目の‘I Wonder Where Our Love Has Gone’でフラーのソロが始まる部分で、マスター・テープ(STEREO)の劣化?により、「音」が揺れているからではないか、と勝手に推測している。所有しているオリジナル・MONO盤は「揺れ」はありません。なお、STEREO盤は未聴です。

 

 

で、このCD(ステレオ・ヴァージョン)は、どうなっている?か大いに興味がありました。「揺れ」は解消されていますが、補正された跡(ほんの一瞬、音が途切れる)が判ります。だだし、知らなければ、気が付かない程度なので、ノー・プロブレムですね。

それとは別に、LPでもそうなんですが、モーガンのtpがやや歪みぽく聴こえるのが、気になりますね。

 

 

 

personnelは、LEE MORGAN(tp), HANK MOBLEY(ts), CURTIS FULLER(tb),  TOMMY FLANAGAN(p),  PAUL CHAMBERS(b), ELVIN JONES (ds)

 

 

 

目も眩む様な豪華陣でよね。何故かあまり陽の当らない作品ですが内容は一級品です。

ゴルソンが4曲、グライスが2曲、アレンジを担当していますが、バディ・ジョンソン作‘I Wonder Where Our Love Has Gone’(ゴルソン担当)のバラード演奏はどうでしょう!!!

曲自体も素晴らしいけれど、FULLERのソロはそれ以上の解釈で、「虚しさ」、「やるせなさ」を切々と訴えかけ、こんなtb、そうザラにあるわけではありません。FULLER、畢生の名ソロの一つと言っていいでしょう。でも、ほとんど知られていません。自分だけの名曲、名演、名ソロですね。

 

 

この曲を、車の中でも聴けるようになり、今年は春から縁起が良さそうです!

 

 

* 蛇足ですが、オリジナルLPのセンター・ラベルはこのサックス奏者ではなく、赤(MONO)、青(STEREO)ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっと、遅ればせながら、「今年もよろしく、お願い申しあげます」